■スポンサードリンク
ペトロバグ 禁断の石油生成菌(ペトロバクテリアを追え!)
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ペトロバグ 禁断の石油生成菌(ペトロバクテリアを追え!)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.36pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全11件 1~11 1/1ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
睡眠薬替わりに就寝時に読むのですが、寝るのを忘れて一気に読みました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
石油生成菌。 聞きなれない言葉、それが化石燃料を人工的に作るバクテリアの開発。 遺伝子組み換えによる新種のバクテリアは有機生物である人間をも石油に変えてしまう脅威のバクテリアだった。 世界のエネルギー事情を完全に塗り替える脅威の発明でもあった。 石油メジャー、産油国、各国政治家も度肝を抜かれることに驚愕する。 やがて研究者は抹殺の対象となり幾度かの危機に襲われる。 発想のすばらしさと実現可能性が十分にあり決してSF話ではないところに恐ろしささえ感じる。 一般文学通算939作品目の感想。2014/12/05 22:15 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実際に微生物は石油(みたいなもの)をCO2からつくることができます。 現実としては、実際につくれるんだけど、作る量が微々たる量で、人間が使う量にまったく追いつかない。 この本では、フィクションですが、大量に作れるようになったバクテリアを開発した人をめぐってのどたばた話。 なかなかシリアスでしたよ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
石油を生成する菌が見つかるという 視点がユニーク。 実際石油産出国ではなく、 石油輸入国で発見されると思う。 実際に、 最近、筑波大学のグループが 石油生成能力の高い藻類を発見したそうです。 研究者の視点で描かれている小説は あまりないので面白いと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
知識は豊富なんでしょうけど、人物描写があまりにも安直である気がします。 ことごとく人物が粗暴なのも気になります。アメリカ人はふた言目には「アラブのブタ」と 発言するし、イスラム圏の人が、いくら不遜な人でも、「私がアラーだ」なんて思うでしょうか。 イスラム圏の人のことを、アメリカのクリスチャンと似たような感じでとらえ過ぎです。 後半、石油生成のバクテリアが、殺人の道具としても使えてしまうことがわかるあたり、 なんか笑い話にも似た感じがしてしまい、シリアスには感じられませんでした。 子供の茶番みたい。この展開は必要だったんでしょうか。 「ペトロバグに侵食されているから残虐性が増した」人間とか出てきます。 ゲームのバイオハザードじゃないんだから。せっかく精緻に科学的な世界を構築したんだから、 そんな展開にしないでほしい。 なし崩し的にドタバタサスペンスになっていって、当初の世界経済やら資源・エネルギー問題などは とってつけたようになってしまっている。 枝葉を取り払ってしまうと、ものすごく単純なストーリーです。 文章の書き方レベルの話なのですが、無駄に長いシーンや説明が多すぎるせいで、 重要な箇所がわかりにくいです。 ものすごく編集の悪い映画を見ている感じです。 もうちょっと短くまとめて、シーンにアクセントをつけてストーリーを進めてほしいなぁ、と 思います。 銃器にしてもバイオテクノロジーにしても、抑え目の表現や説明でも、 充分に説得力を持たせることは可能だと思うんですよね。 そもそも文章の書き方にも疑問を感じます。文春文庫版で64ページのシーンに、 「このポラロイド写真は?」 という台詞がありますが、それ以前にも以後にもポラロイド写真などは一切出てこない。 要するにミグという人物が証拠写真を撮られた、ということを表現したいのでしょうが、 この箇所を象徴的に、まったく文脈が綺麗に流れていないので、すごく読みにくいです。 同じことを同筆者の「都庁爆破!」を読んだ時にも感じました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
エネルギー問題に微生物ハザードを盛り込んで、しかもテロ、国際問題を絡めた、なかなか贅沢な作品です。 研究機関としての大学のありよう、民間の研究機関のありよう、そこで活動する研究者、学者の生活と思いなど、同業者としてとてもよくわかる、違和感のない実態で、これまたよく書き込まれていると思います。 そう言った、背景の中で、テンポよく国際的なエネルギーシンジケートの強烈な主導権争いが絡み、人の欲望がうごめき、しかも材料は、エネルギーとバイオ。 これは面白いですわぁ。極めて今日的で、お薦めの一作ですね。 それにしても、楡周平の「ターゲット」といい、村上龍の「半島を出よ」といい、描かれるは日本政府、行政の危機管理のなさ。それがほんとにリアルで、そうやろなぁ、と思えるだけに、なんともお寒い現実が怖くなります。 どうか、日本を預かる賢い人たち。よろしくお願いしますよ。ほんとに。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とてもスケールが大きくスリリングな作品です。石油を生産するバクテリアを発見したことから始まり、国際問題、政治問題など大スケールに物語が発展していく。 日本の科学者が「石油生成菌」を発見したという極秘裏の情報が、瞬時に世界を駆け巡る。その時、世界各国はどのような対応をとるのか?ありえないようで、全くありえなくはないストーリーがとてもリアルに描かれます。500ページにおよぶ長編ですが、次の展開を読みたくてどんどんとページが進みました。 また、著者の科学についての造詣深さに感服しました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
面白い。「理屈抜き」という言葉があるが、この小説は科学的データに裏付けられた「理屈たっぷり」の面白さだ。映画を見るかのような鮮やかなイメージの連続。魅力的な登場人物。そしてラストの感動。文句無しの傑作です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
読み応え十分の一冊。しかし少々難解。 前半多く出てくるペトロバグ(石油生成菌)についての研究者達の会話が、中々と厄介なんです。 作者はこの本を書くのに、一体どれだけ勉強したんだ!と思ったら、作者の高嶋さん『元・日本原子力研究所員』。 1979年には日本原子力学会技術賞受賞という、どんな賞なのか正直分からないのですが、とにかくこういう経歴の持ち主だったんです。 成る程、専門知識がある方だったんですね。 化学が苦手なわたしは、100P程読んだところでパラパラと先を読み始めてしまったのですが、結末まで、パラパラとはいえ読んでしまっていたのにも関わらず「お!」という驚きの展開の連続で、気持ち良くわたしを裏切ってくれました。 所々に散りばめられた、ちょっとした記述から、推理しながら読むのも大変楽しかったです☆ 奇跡の石油生成菌・ペトロバグ。アラブ、アメリカ、そして日本が動く。 陰謀が恐怖に感染する!新世紀本格バイオ・ミステリー! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
元は石油精製に取って代わるものだが、生物化学兵器にもなりうるバクテリアをめぐる米、中東、日本間の息もつかせないミステリィーです。原油独占するアラブ諸国の思惑や自国以外の先端の研究技術を快く思わない米、危機管理能力の遅れる日本など典型的な各国の人物像も嘲笑的です。また、21世紀に起こりうる生物化学兵器とも関連してぞっとさせられます。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
スケールが大きく、ワールドワイドに展開する話と、日本の民間研究機関のギャップがなんとも言えず、逆に妙なリアリィティを持っています。 近未来に本当に起こりそうな怖さと、人間はどこまで行くのか空恐ろしい感覚に襲われる内容です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!