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君の膵臓をたべたい



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【この小説が収録されている参考書籍】
君の膵臓をたべたい
君の膵臓をたべたい (双葉文庫)

君の膵臓をたべたいの評価: 3.61/5点 レビュー 1104件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.61pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全690件 241~260 13/35ページ
No.450:
(5pt)

大切な日常に気付かせてくれる

映画を観た後に小説を読ませていただきました。大体のストーリーは知っていたのですが、涙する場面もありました。高校生の設定のストーリーですが、ベタなストーリーではなく、大切な日常を気付かせてくれる作品だと思いました。純粋に何かを楽しんだり、人との関わりで自分の価値観が変化していったりと、読んでいて自分の心も変われるような気がしました。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
4575239054
No.449:
(4pt)

この小説のタイトルは「君の膵臓を食べたい」しかあり得ない

正直、読み始めた当初は「文が拙いな」と感じました。新人ということを加味しても、なんだか高校生が書いたような幼い文章だと、正直思いました。でも、この小説は後半から怒涛の展開を見せ、最後の数行を読んだあとしばらく放心状態になってしまう……そう、この小説は良い小説の条件(小説に限らず全ての音楽やアニメなどの作品に共通するかもしれません)「人の心・記憶に残る」にぴったりと当てはまっているのです。ボーイミーツガールでありながら少年個人の成長ストーリーであり、素晴らしい小説です。恋人がいる人間は今のパートナーといますぐに会いたくなるような、いない人間は今すぐ恋がしたくなること請け合いです。(ちなみに私は後者……笑)。
気になっている人は是非読んでみてください。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
4575239054
No.448:
(4pt)

★5か★4かとても迷う

端的に感想を述べると、非常に読みやすく、良い作品でした。

ただ、★5をつけるかどうか迷った挙句、★4が適当だと判断してそうしました。

なぜかというと話は簡単で、より心に残るであろう作品がおそらくほかにあるから。この作品が良くなかったわけではありません。ただ読んだあと、よくある話だなあと思ってしまったんです。内向的な主人公と外交的なヒロイン。ヒロインは病に侵され、作品の中で命とは何かを考える。そこに、この手の作品の作者の力が要求されます。作者はおそらく、その命の哲学について思案を巡らし、この形に落ち着いたのだと思います。その答えは、ちゃんと収まるべきところに収まり、読み手を納得させるだけのものにはなっていました。

しかし、命の哲学について書いた本の中で、特出してこの本がずば抜けているかと聞かれれば返答に迷います。そこが基準となって、★5か★4かの判断を下すことになると思うのですが……どちらによるかと言えば、★4が妥当かなと言うところです。

長々と述べましたが、はじめに言ったとおり面白い作品には仕上がっています。作中で述べられている「選択」の考え方は興味深いものでした。

上から目線かもしれませんが、あと一歩という感じです。今後もこの作者の作品は読んでいこうと思います。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
4575239054
No.447:
(5pt)

凄く良い

泣けた。油断せずに一気読みして欲しい作品。
今更ながら読んで良かったって思った。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
4575239054
No.446:
(4pt)

いーちゃん×みーくん×セカチュー?

コミカライズもされてたし、コミック版でもいいかと思っていたのだけど、読書熱高いタイミングだったので読んでみようと購入。夏はエアコン効いた部屋から出たくないから読書が捗る。
主人公の男の子がいーちゃん風というのが読書中通した感覚。名無し感と戯言みと鈍感みゆえか?そうは言っても西尾的な感覚ってある世代以降共感できる普遍性がなくもないんだよな、とは思うけれども。
共病文庫を受け取った辺りの熱量は良かった。タイトルに関する帯などの煽りが鼻につくのだけど、そのマイナスを払拭できるタイトルのワードの使われ方だったから満足。ショッキングな言葉ゆえ、どういう小道具になるのかが最大の楽しみだったからね。
作中、膵臓の病気なのにドカ食い等するのは理屈としてどうかとも思った、それが後に響いたって描写もないし。QOL優先っていう彼女の選択なら文句ないのだけど。
積極的に映像化されてる作品だし、頻繁に改行あるタイプで口語の一人称だから読みやすいし、作中の時間感覚的にもだし、読書感想文に喘ぐ中高生は活字への入り口として手にとってみてはどうかな?
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
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No.445:
(5pt)

読み手の感性によりけり

自分は面白かったし感動しましたが人によっては全然、受けつけないんだろうなあとも思いました。主人公が内向的な性格なのでそういった性格に近い人なら共感できるし楽しめるんじゃないだろうか。実際に病弱な方がレビューで☆1つをあげていたがあくまでフィクションなので医学的なリアルは考えて読まない方がいいと思います。
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4575239054
No.444:
(4pt)

感動

映画を見てから読んだのですが、映画を見る前に読めば良かったと後悔しました。
内容は最初は少し飽きました。
最終的には感動です
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
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No.443:
(5pt)

あなたは生きていますか?

「君の膵臓をたべたい」を読了した。

【見る意味】

生きる事は人との関わりであり、自己完結ではないということが学べる所

【登場人物の魅力】

僕(志賀春樹)…

自分の世界に完全に閉じこもり、人と関わらないで生きていく事を決めた男。

持ち前の皮肉とユーモアでヒロインの桜良を翻弄する。

彼は一見地味だかスーパーマンである。

17歳にしてここまで世俗と自分を割り切り、1人で生きる事を貫けるのは悟りの境地である。

ただの引きこもりと同一視してはいけない。

全く外部の世界を感情を出さずに傍観し、水のようにしなやかに生きている。

実はこれは現実的に出来る子はいない。

どんなに孤独でも必ず感情は入ってしまうから。

彼は平成のブッダなのである。

山内桜良…

余命わずかの高校生、主人公とは真反対のコミュニケーションの化け物。

主人公とは水と油である。

彼女は逆に感情を露わにして、縦横無尽に感情のまま突き進む。

しかし、読み進めていくうちに実はとても繊細な子であることが分かる。

主人公も皮肉な言葉で翻弄しているように見えたが、手のひらの孫悟空であった事が分かってくる。

彼女もまたスーパーウーマンである。

17歳にして自分の死後の大切な人の事まで深く考えられる子はいるだろうか?

【見どころ】

皮肉ユーモアたっぷりの僕とどストレートな彼女との会話の高速キャッチボール。

【総評】

この物語は1人の少女が自分の残り少ない命を懸けて、1人の少年を蘇らせた話だと思っている。

主人公は前述の通り悟りを開ききった孤独な高校生である。

友達などいらない、本さえあればいいという子だ。

しかも感情まで冷徹なまでに0にしている。

ここまで来たら仏像だ、殴られても怒らない(笑)

こんな子は現実にはおらず、私などこの生き方も凄いなと感嘆したのだが、そこが主題では当然ない。

ヒロインの桜良に出会うことで、感情の息吹を取り戻してゆく。

彼女の善意の押し付けとも言うべき様々な行動に翻弄され、笑い怒り泣き驚きという感情が主人公の中で蘇ってくる。

変わっていく自分に驚く「僕」、そしてある意味悟りきっていた自分の哲学、生き方を根底から覆した桜良へ、尊敬を向けるようになる。

彼は初めて生きる事を実感したのだ。

少女は極力自分に付きまとう死という現実を、得意の手品のように主人公から見えなくしていた。

そして残り少ない人生を人の何十年もの濃さで生き抜いた。

そして1人の少年を蘇らせたのだ。

これだけで人生の意義、生きた証は充分ではないか?

人間は人に影響を与えて与えられて生きているのだ。

私はそんな事があと何十年生きたとしても出来るのだろうか…?

そんな事を思わせる名作に出会えた。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
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No.442:
(5pt)

楽しめました

去年くらいに話題になってたな、と思い購入。丁度今年9月にアニメ映画にもなりますしね。
山内桜良が可愛いですね。
ストーリーはまぁありがちと言えばありがち。
結末はなるほどねって感じです。
低評価つけてる人もいますが、私は楽しめました。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
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No.441:
(5pt)

珠玉のテンプレ

ネタばれ全開です。

難病モノということで、どう転んでもシナリオの結末は決まり切っています。
感情移入しまくったヒロインが最後には必ず死ぬんだから読み終えて泣くなという方が無理です(というかこの設定を使っておいて感動しないような作品だったり主人公が何にも成長しないような話だったら、間違いなく★×1でしょ。それほどのチートです、難病モノっていうのは)。・・・ええ、泣きました。思いっきり。ただその感想を差し引いて考えてもこの作品は私にとって★×5でした。最高点をつけなければいけないと思いました。

シナリオ進行が決まっているのでヒロインの魅力、小道具の使い方(共病文庫)、サブキャラの魅力、文章力、展開力、主人公の成長の仕方などで他と差別化を図るしかないのですが、この作品は全項目で相当高い水準をたたき出しているのです。この点、例えば類似した小説である『君は月夜に光り輝く』とは相当大きな差がありました。特に、ヒロインの心情をその仕草だけで極めて精緻に表現している文章力には舌を巻きました。主人公とヒロインのかけあいも、「狙っているのに滑っていない」という奇跡のバランスを保っています。あとヒロインが魅力的すぎる。こんな子を描かれたら読者は勝ち目がないでしょう。

ちなみに、タイトルの意味については読み始める前に想像がつきました。「僕は君になりたかった」という主人公の思いは、シチュエーションは違うにしろ私自身が大学生時代に当時の彼女に対して抱いた気持ちと全く同じもので、自分と正反対の人間に対して誰しも感じる可能性のある想いなのではないでしょうか。私も、本当に彼女になりたかった・・・。

この物語は決してハッピーエンドではありません。しかし、僕のなりたかった君が心の中では僕にあこがれていた――その事実を(彼女がこの世から消えた後とはいえ)知ることのできた僕はきっと、短い数カ月間に一生分の幸せを抱き、そして今後の人生を彼女の記憶と共に生きていくのでしょう。身も蓋もない言い方をすれば、結局は破壊と再生の物語に過ぎません。主人公だって正直、小説界ではテンプレですよこんな奴。ですが、すべての要素がこんなに高い水準で揃っているテンプレは、それはもはや「王道」。完璧な王道に邪道は勝てません。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
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No.440:
(4pt)

良いのだが設定と唐突感で躓く人も多そう

――彼女の余命が膵臓の病気により、もういくばくもない……
というスタートの時点で???となってしまった。膵臓で不治の病となると一つくらいしか浮かばないのだが、とても作中のような生活は厳しいよねとなるので、その時点で入り込みにくかった。余命宣告出てる膵臓の病であの元気はないよ(笑)。もっともそれはタイトルインパクト重視によるものだろうし本質的な問題ではないのだろう。骨肉腫でも脳腫瘍でも何でも良かったけど「君の骨をたべたい」「君の脳をたべたい」だとイマイチ感……いうことで膵臓にしたのかなと想像。普通の人にとって膵臓って馴染みないし丁度よいインパクトになっている。
中盤までは主人公とヒロインの関係の構築に費やされていて、これは普通に普通。世界の違う二人が近付いて行く流れとしては王道だろう。不快ではなくそこそこ心地良い。最初から死ぬことがわかっているので素直には楽しめないけどね。感情の落差を大きくするための助走みたいなものなんだなと構えながら読んでしまった。もしかしたら治るかも?なんて期待をさせてくれる描写があれば違っていたかもね。いや、死ぬのはわかってるんだけどさ(笑)
後半のどこでその時が来るのかと考えながら頁をめくっていたらそれは突然訪れた。「え、ここで?」感はすごい。清々しいまでの読者の置いてきぼり。でもそれも良しとしよう。そこからがこの話のメインなのだろうということで踏みとどままったよ(笑)
ただね、主人公もヒロインの家族友人も、誰もがその死の引き金をスルーしているのが引っかかってね。そりゃあ何年も経ってからの話ならわかるけど違うでしょ。ほんとにそれってあったの?というくらいの無視っぷりが怖い。フィクションにしてもそりゃないよ感が凄まじすぎて正直言ってがっかりした。せめて違う要因ならわかるけどさ。膵臓の病状と同様、読む対象を子供に絞っているっぽいからそれで良いのかもしれないけど、きつい現実いろいろ知っちゃってるオジサンオバサンには受け入れ難い。ヒロインお母さん、そんな余裕かましている状況じゃないでしょ! いくら余命宣告受けてたとはいえ、惨殺された遺族の態度としてはあまりにも不可解。遺書を読んでいたなら尚更のこと。
それでも、そこを登場人物と同じく無視できるのであれば(自分には無理だったけど)、フィナーレは良かったと思う。
生きること、心を通わせることによって生じる想い、その素晴らしさ。それを思うための素材としては悪くない。
彼女は死んでも、その想いは彼の血肉となり生き続ける。よかったよかった。
うわっははは。
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No.439:
(5pt)

興に入って読めた。

個人的に「僕」の性格が好きでした。
感動とはなりませんでしたが、とても面白かったです。
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No.438:
(5pt)

一気に読みました

小6の息子も一気に読みました。中高生に読んでもらいたいですね。
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No.437:
(5pt)

とても悪くて、良い日だった。

先に観た映画でもっとも印象に残った言葉。
原作だとある場面が存在せずどこに掛かるかだが、後に記される心配してくれたことが嬉しかったから思うに、ある言葉を発して本音を吐露してしまったけど、軽口を返せないほど真剣に悩んでくれたことでいいのかな。

読み易いことにケチつける残念な人たちがいるけど、共病文庫の後半から出始める(笑)が、不安な感情を吹き飛ばそうとする、桜良の気持ちの代弁になってることもわからないんだろうな。

それにラノベが薄っぺらいと言ってるのは、好んで浅いのを選んで読んでますとなる、痛い自己アピールは何がしたいんだか。
とは言え中二病を患うと、理屈では説明の付かないことをしたくなるものかもね。

そういう意味では客観的に本を読むようになってしまうより、頭を空にしたままでいられる低評価組の方が、本作をより楽しめてると言えるのだろう。
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No.436:
(4pt)

内容で敬遠していましたが、、、

本屋大賞第2位、実写映画化、アニメ映画化ということで購入してみました。

物語はテンプレ展開+αといった感じです。
どこかで読んだ物語のようですが、丁寧にテンプレ展開が描かれているため読みやすいです。
恋愛小説の要素もありしたが、陰気な主人公が病気のヒロインと触れ合うことで、自分の考え方を見直す成長物語の要素も強かったです。

今作ポイントは主人公の呼ばれ方だと思います。
物語後半まで主人公の本名が出ず、「【秘密を知ってるクラスメイト】くん」などと呼ばれています。
【~~~】の部分は相手に自分がどのように思われているかという主人公の心象が書かれており、楽しむポイントのひとつです。
実写映画やアニメ映画でどのように表現されるかわかりませんが、小説ならではの表現だと思います。
(PVだと「キミ」と呼ばれているみたいですね)

人を選ぶのは間違いないので、期待せずに読んでみるのをオススメします。
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No.435:
(4pt)

場所という観点。

この小説では場所をしっかりとは明かさない。(ラーメンが有名な県、うどんが有名な県など)

これが私は考えさせられるものであった。

というのも、私たちの日常に似ているからだ。

貴重な経験をしたと思っていても、気がつけばふわふわとした記憶になり、最悪の場合忘れている。
これは、私たちが日々を大切に生きいれていないからだと、それを筆者は表したかったのかなと思う。

どこで何をして最後になるかもしれない日を過ごしたのか。

しっかりと刻んで生きようと感じれた。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
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No.434:
(4pt)

映画を観てから買いました

人と人とのつながりの大切さを、改めて自分なりに考えさせられる本でした。

多くを語らずとも、しっとりとその美しい世界観に浸れる良書。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
4575239054
No.433:
(5pt)

泣ける

そうなっちゃうんだ…この本。
ってなりますね。すごくいい本です。
映画もこれからでも確実に観たいなぁ。
ものすごく引き寄せられる物語なので、一気に読みたくなっちゃう本ですね。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
4575239054
No.432:
(5pt)

感動した者勝ち。若い人向けとも言い切れない。

ラノベだとか、若い人向けだからと、敬遠している人もとりあえず、読んで欲しい。年齢的にもう若くはないし、恋愛小説も沢山読んだが、これは文体を含めて現代の「れんあいしょうせつ」だと思った。確かにプロットの上での不備はあるが、要は感動してしまった者勝ちだと言いたい。しかも、衝撃度は圧倒的に原作の方が映画を上回った。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
4575239054
No.431:
(4pt)

死をイキイキと描く

難病や死といった重いテーマにもかかわらず、軽やかに描かれているのは、作者の人柄だろうか。
作品の印象としては、コントラストの強さを感じる。難病に侵されている女子高生が、非常に明るく元気で社交的なのに対し、名前の無い男子高校生は、周りとの接触をさけ、自分の中で生きている。明るさのなかでは、少しの暗さが引っかかり、死が迫れば、生きていることの意味を考える。自己完結の男子高校生が、女子高生との出会いによって否応なしに世間に引っ張りだされていろいろな学びを得、自分の世界を広げていく。彼と彼女が、友だちでも恋人でもない関係で終わってしまったところも、かえって永遠性を感じた。さらっとしていながらちゃんと響くところが、作者の職人技と思った。
君の膵臓をたべたいAmazon書評・レビュー:君の膵臓をたべたいより
4575239054

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