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(短編集)
チヨ子
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チヨ子の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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幽霊などの超常現象を扱った短編4編を集めた短編集。宮部みゆきというだけで、ある程度質は保証されているので、安心して読める。どれもさらっと読めるので時間つぶしにはいいが、宮部みゆきの短編集ならば、他にもっといいものもあるので、特別おすすめとはいう訳でもない。 それでも、この短編集の中で気に入ったのは、本のタイトルにもなっている、「チヨ子」だろうか。アルバイトの女の子が着ぐるみの中に入って見れば、周りの人はみな、その人が子供の頃大切にしていたおもちゃのように見えてしまう―。これは、この本の中で唯一殺人事件が出てこない話だった。後味が一番いいのもこの作品だろう。最後の「聖痕」は、異色の作品だった。短編、というには多少長いし、不気味ではあったが、なかなか考えさせられた。神とは、正義とは。この作品に描かれている狂気にぞっとした読者も少なくないだろう。 しかし、ちょっとした話の中に人間の怖さ、面白さ、悲しさを盛り込まれていて、ひとつひとつ、味のある作品だった。 | ||||
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みゆきワールドです。それに異論がなければお勧めです。 中古本でも良いかな | ||||
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よんでみようと思いネットで購入しました。何の話だったかな。。。 | ||||
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「雪娘」は、窓の外雪が深々と降る中、読んでいたのもあり妙な臨場感が生まれ、ちょっとだけゾクッとしました。 「チヨ子」は、面白い発想だなと思ったので、もう少しじっくり一つの事件ものとして読みたかったです。 思わず自分が子供の頃抱いて寝ていたクマのぬいぐるみ(コアラと呼んでいた)のことを思い出し、 今はどこかに放置してあることに切なくなりました。 「聖痕」は、一番本腰の入った一篇だったかと思います。 現代社会、ネット社会で充分起こりえる(起こっている?)恐怖なのかなと。 それだけに、もっと深く堀り下げて広げて長編小説として読んでみたくなりました。 あとがきを読むと、どの作品も意外にあっさり短期間に出来あがったようで、どれもそれほど深い 味わいも余韻も感じられなかったのが残念でした。 | ||||
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それぞれかなり性格が違うのに全体としては「ホラー&ファンタジー」というカテゴリに入るといえば入るという、不思議な5つの短編集。 精巧に作られた推理小説や江戸物の方が好きなので、他のそういう作品と比べると、このふわっとした短編集はどうしても評価が低くなってしまうのだが、この作者にかかると例えふわっとしたものでも、とても上手いと思う。 「雪娘」ー この話は結構ぎくり、ぞくり、とした。 素直じゃない子供だった私は、かなりのリアリティを感じた。 天真爛漫じゃない子供時代を過ごした天真爛漫じゃない大人…展開は読めてしまうし読後感はよろしくないのだが、それでも一番印象に残る内容だった。 「オモチャ」「チヨ子」ー 大人のファンタジー。 「チヨ子」は割と明るい話なので、楽しく読めた。 「いしまくら」ー 推理小説が好きな私にはこれが一番おもしろかった。 もうちょっと内容を増やせば、中編推理小説になったと思う。 「聖痕」ー この終わりかたは私の趣味ではなかった。 趣味ではないけど、でもこれはこれでアリだと思う。 | ||||
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