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サーベル警視庁



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【この小説が収録されている参考書籍】
サーベル警視庁
サーベル警視庁 (ハルキ文庫 こ 3-43)

サーベル警視庁の評価: 3.94/5点 レビュー 16件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.94pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全16件 1~16 1/1ページ
No.16:
(5pt)

斎藤 一につきる!

実は、この小説、歴史に意外と従っている。明治時代の警察官達を描いてある。まず鳥居耀蔵の親戚が主役だ。鳥居のべらんめ調の江戸言葉が爽やかだ。藤田五郎と改名した斎藤 一がなんと登場してくる。まさに歴史道理である。藤田は、東京女子高等師範学校のおじさん・用務員として働いているが、事件後に、鳥居たちと一緒に活躍する。その剣術も衰えていない。鳥居達が先輩である、斎藤一を尊敬する姿が素晴らしい!!
今野敏の警察小説は多いが、これは素晴らしい!!
サーベル警視庁Amazon書評・レビュー:サーベル警視庁より
4758412987
No.15:
(4pt)

大変面白かったです。

明治時代に起きた殺人事件に関し、設立当時の警視庁の捜査が展開する。時代背景に基づいた事件の真相が明らかになるにつれて、藩閥政治に翻弄される当時の世相と、その中で理不尽な権力に対する若手巡査達の葛藤が描かれている。現代の事件捜査を舞台とした警察小説で常々著者が描いてきた権力組織の横暴に対する素直で自由な姿勢の重要さを時代を超えて描いている。史実や過去に実在の人物を絡めて物語を構想する著者の創作力には脱帽です。
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No.14:
(1pt)

自動車は、無い……

フィクションだから時代考証はどうでもいい、のかもしれないけれど。1905年7月に、警視庁に自動車が存在した、は無い(自動車自体は存在しましたが)。舞台はぎりぎり明治時代に設定したい、警察官たちを颯爽と現場に急行させたい。だから、史実じゃないけど、自動車を登場させちゃえ? なまじ、歴史上の実在の人物が多数登場するので、何も知らない読者は、デタラメを事実と思いこむでしょう。ファンタジーと銘打っておいてほしかったところ。
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No.13:
(1pt)

毒にも薬にもならない

明治時代の参考として買ったが、全く役に立たなかった。
斎藤一や山縣有朋の評価なんて、今までのまま。
買うだけ無駄。
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4758412987
No.12:
(5pt)

国を思うきもち。

内容は深いが、さくさくと読みやすい。
時は徳川幕府瓦解から38年経た日露戦争中の世の中。
明治時代の著名人が登場する。
夏目漱石、小泉八雲、山縣有朋。
そして、あの新撰組三番隊組長の斎藤一(藤田五郎)が登場し活躍する。
現在の国政を語っているように思える。
忖度に派閥争い。
藤田五郎が山縣有朋に語る。
「この国がご自分のものだとお思いでしたら、大間違いです」
「この国で生まれ、暮らし、死んでいくすべての者たちのものです」
夏目漱石が語る。
「西洋の真似をしたからといって西洋人になれるわけではない」
「日本人としての背骨を忘れたら、何者でもないのっぺらぼうになっちまう」
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No.11:
(3pt)

読みやすくはある

読みやすい文章ですが、誰が何を言ったか一目ではわかりづらいところがあります。
例えば、「○○だ。」××は言った。 と書いたかとおもえば、××は言った。「○○だ。」と言った具合。
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No.10:
(5pt)

読みやすい!!

斎藤一登場ということで読んでみました。
難しい文章なのかな?〜と思いきや、スラスラ読めました!

斎藤一だけでなく、夏目漱石、小泉八雲、山縣有朋という人物達も登場で一層ワクワクしました(^ ^)

硬派な小説を期待して読むには物足りないでしょうが、私には楽しかったです(^∇^)
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No.9:
(5pt)

頼むから早くKindle電子版を出してくれ

海外在住のため電子書籍でしか購読できません。1月の出版以来ずっと待っています。今野敏の作品は電子書籍で読めるものはギガース以来ほぼ全て読んでいます。電子化よろしくお願いします。
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No.8:
(4pt)

豪華な登場人物!

斉藤一はもちろん、小泉八雲、夏目漱石、黒岩涙香も登場して、なんて豪華なんだと満足した。
直接物語には登場するわけではないが、夏目漱石の言葉や、斉藤一の「過去の亡霊」というセリフがこの小説の全てのような気がした。

瓦解(明治維新)の前と後の世代間ギャップは現代にも通じるようなものがあると感じた。
犯人も明治という時代ならではという感想だ。
読みごたえのある作品であった。
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No.7:
(5pt)

会話がメインの読みやすさ

シリーズ化したら人気出ると思います。新作でてほしいですね。時代考証とかはあまり考えないで読むといいです。
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No.6:
(4pt)

この作家

いい所は文章が読み易い。だから内容が頭の中に入ってくる。でも、明治時代というのが珍しい位で内容は普通でした。
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No.5:
(4pt)

この様なスタイルも有りか?

伊藤整一や船越義珍など、人物伝では明治や昭和初期などの時代を書いているが、明治や昭和初期など過去の時代を舞台にした小説は初めてではないだろうか?
なので、文体はいつもの今野節ながら、前半は多少違和感を持ちながら読んだ。しかし中盤からはそこまで時代に縛られた描写も無く、会話中心で話が進むいつもの今野節なので一気に最後まで読み進む事が出来た。
登場人物も実在の人物が何人も出てきており、今までの今野氏の警察小説とはまた違った面白みが有り、これはこれで続編や新たなシリーズを書いても面白いと思う。
自分は歴史に疎いので、斉藤一など初めて知る名前だったが、ネットで調べて写真を見ると「あっ!?(笑)」と思うぐらい作中の人相と一緒で、これも本作を楽しめた理由の一つだ。

星を一つ減らしたのは、登場人物が余りにも自身の作品に類型的過ぎる点。
自分に自信が無かったり、思い悩んだりする主人公。べらんめぇ口調の上司など、警視庁側の登場人物が、今野氏の現代警察モノに出てくる登場人物と何の変化も無い。移動手段や行き先の住所以外は、普段の警察モノと同じ流れ(似たような会話、独白)なので、安心してすらすらと読めると言えば聞こえが良いが、敢えて明治の時代背景の醍醐味が有る?と感じてしまった。
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No.4:
(4pt)

サーベル警視庁

齋藤一の挿入が、大変楽しみで、どこに出てくるか、待ちながら読んでいました。探偵ものとしてのストーリーより、実在した人とのフィクションでも、こんな設定がいろいろあっても、いいのではと純粋に楽しめました。
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No.3:
(5pt)

藤田五郎へのリスペクト

藤田五郎(斎藤一)が小石川に住んでいた頃の住居跡に行った事がありますが駐車場になっていました。著者の藤田に対するリスペクトを感じることが
できる内容です。土方、近藤、沖田のサイドストーリーとしてチョイ出が多かった藤田(斎藤一)がメインステージに露出したようでうれしい著作です。
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No.2:
(3pt)

時代背景を変えたけど、人間関係は現代

いつもの今野敏のメインキャラー独り言で状況描写しながら、飄々としている半傍観者ーで進む警察ものを明治に置いただけ。
登場人物たちの言動は、不思議に現代。殺人の原因の長州だ〜ドイツだ〜という当たりは、意味不明
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No.1:
(5pt)

新境地を評価したい.

警視庁が発足し,明治38年7月日露戦争が終わりそうな頃の東京が舞台である.明治30年,京都帝大が設置されると,名称が東京帝大と変更されたが,帝大の講師が刺殺体で見つかった.主人公は岡崎巡査であるが,その他,江戸っ子べらんめえ口調の鳥居部長,私立探偵と称する西小路などがでてきて,犯人を追及する.さらに本庄大佐,怪しいと思われていた薬屋が刺殺され,状況は混沌とする.そこに元新撰組の斎藤一,現名藤田五郎が登場し,解決に尽力する.テンポも隠蔽捜査のように進み,また,当時の警察の内情も薩長との対立も描かれ,面白い.作者は関川夏央・谷口ジローの「坊ちゃんの時代」にインスパイアされたというが,たしかにその兆候がある.私自身も五部作を読んで,作品としてしか知らなかった文壇の著名人の人間くささを知り,面白さを感じたので,文壇を警察内部に置き換えたこのような視点もありか,と思う.でも,藤田五郎を出したのは,著者が武道達人であることもあるが,浅田次郎の「一刀斎夢録」にも大分影響されていると思う.同著の時代が大正元年とこの事件の7年後であるが,Wikiには、東京女子高等師範学校に庶務掛兼会計掛として勤務したのは明治32年~42年とあるので,この時の出来事と設定してあるのだろう.夏目漱石も「黒猫先生」として登場しており,本著きっかけは漱石死去100年だったかもしれない.斎藤一の剣とフランス式のレイピア(サーベル)との対決は見物.
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