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20年目のクラスメート



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【この小説が収録されている参考書籍】
20年目のクラスメート (新潮文庫)

20年目のクラスメートの評価: 4.20/5点 レビュー 5件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.20pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

そこそこ読ませますが...

サスペンスの女王M.H.クラークが、20年振りのクラス会のため故郷を訪れたベストセラー作家ジーニーを襲う恐怖を描く。そこでジーニーは、ある写真に一緒に写っていた7人のクラスメートのうち既に5人(全員女性)が死んでいることを知る。やがて、その5人に殺人の被害者疑惑が。ジーニーの学生時代の恋人に纏わる謎も加わり、更に唯一人残っていた女性も魔の手に。犯人の狙いは何なのか...。

人物描写の精密さと場面転換の多用は作者の特徴なのだが、本作ではそれがくどすぎて却ってスムーズなストーリー進行の邪魔になっている。また、上記のようにサスペンスのネタとなる素材は揃っているのに、それが充分活かされていないように感じた。サスペンスが盛り上がらないのである。

元々、犯人当てを主眼に書かれたものではないので無理な注文かもしれないが、途中で真犯人を示すデータを挿入するチャンスは幾らでもあったような気がする。最後に犯人が示される場面では、誰が犯人でも良いような感じになっていて、作者にとって損をしている気がする。それでも最後まで読ませるのは百戦錬磨の作者の手腕か。
20年目のクラスメート (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:20年目のクラスメート (新潮文庫)より
410216622X

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