月夜に墓地でベルが鳴る
- 人質 (101)
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月夜に墓地でベルが鳴るの総合評価:
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安心して読めるのが、メアリヒギンズクラーク氏のミステリーかもしれません。 | ||||
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若手写真家のマギーは、友人に招待された親族のパーティーで、5歳から10歳までを過ごした継母のヌアラと偶然の再会を果たす。再会を喜ぶ間もなく、惨殺されてしまうヌアラ。ヌアラの死の謎を追うマギーは、ヌアラが入居しようとしていた高級施設(つまるところ、老人ホーム)での、入居者の死亡に疑問を抱く。 物語は、墓地に生き埋めにされてしまったマギーの生々しい描写、という衝撃的なシーンから始まる。読み手は、登場人物の中の誰がマギーを生き埋めにしたのだろうか、という謎解きをしながら物語を読み進めることになる。ヌアラの死だけでなく、いくつもの犯罪が同時進行しているので、大団円ではそれまでの伏線が一気に明らかになるのだが、結末を見てみると、どれだけ複雑な伏線を張っていたのかがわかって、いつものことながら感心してしまう。 メアリ・ヒギンズ・クラークの作品にはある一定の主人公像のようなものがあって、若く魅力的な女性主人公(おおよそ、30代前半くらいまで)と、その主人公を支えるこれも魅力的な青年、が必ず登場するのだが、著者の年齢(現在70歳を越えているらしい)を反映したのか、今作では、老人ホームに入居している老婦人達も、充分魅力的に描かれている。それにしても、何十年もの間、毎年1作のペースを崩さずに発表しているのには驚かされる。次作が楽しみだ。 | ||||
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写真家のマギーは、とあるパーティで幼少の頃マギーを育ててくれた義母のヌアラと偶然再会した。ヌアラと過ごした日々がマギーにとって最も幸せな子供時代だった。二人は再会を喜び、マギーが今度取る長期休暇を、今は気楽な一人暮らしのヌアラの家で過ごすことにする。その最初の晩、遅れてニューヨークを発ったマギーがようやくニューポートのヌアラの家に着いた時、待っていたのは撲殺されたヌアラの死体だった。 ヌアラが何かを懸念していたと考えるマギーはそのままヌアラの家にしばらく滞在することにした。ヌアラが入居を検討していた高級老人ホーム、レイサム・マナーの入居者達とも交際を始めた矢先、ヌアラの親友だった入居者のグレタが亡くなる。レイサム・マナーでは、最近入居者が相次いで亡くなっているらしい。レイサム・マナーには何か秘密はあるのか?そして、一見物取りの犯行に見えたヌアラの事件も、それと関係があるのか? プロローグではもうヒロインが棺で生き埋めにされているという怪奇趣味のテイストで、最後はお得意のヒロイン危機一髪のクライマックスに持っていく。葬礼マニアの学者だの入居希望者を食い物にする投資アドバイザーだのヌアラの家が規制緩和で価値が上がることを見越して買おうとしていた弁護士だの色々怪しげな人物が出てくるが、その割には伏線の凝り方は今一歩。とはいえ、リーダブルなのは相変わらず。 | ||||
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Maggiが暗闇で意識を取り戻すと、狭い空間に横たえられ、手には鈴が。ここは棺なの?私は生きたまま埋葬されてしまったの?助けを求めても答える者はなく、ただ鈴の音が響くばかり。 えー、謎解き自体はいつもながらのクラーク節ですが、お金持ちの老人が集まるNewportの町の描写、様々な人々の思惑がからみあって一つの事件を構成するさまなど、なかなか読ませます。 | ||||
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