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(短編集)
鳩笛草
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鳩笛草の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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千里眼というかはたまた超能力者というべきかかは別にしてそんな作品。 それほど違和感はないが普通社会に溶け込んでいるのが何となく怖い。 一般文学通算2366作品目の感想。2019/12/25 09:10 | ||||
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想像した通りとてもよかった。また次の商品も購入したいと考えている。 | ||||
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超能力者が主人公の3つの小説集。 このうち燔祭は、後日クロスファイアという続編になる。 青木淳子の初登場する小説だ。 燔祭では、青木淳子は地味な女の人だが、クロスファイアになると地味な印象だが、きれいな顔立ちになっている。 キャラクターの洗練があったのだろうが、「地味な存在」を徹底した方がいい気もするが、クロスファイアにおける青木淳子の心の変化を考えると、きれいな顔立ちは欠かせないわけで、それなら燔祭でも「よく見ると整った顔立ちだが、それを拒むかのような地味な服装や化粧だった」ということにしておけばよかったような。 燔祭に限らず、鳩笛草も朽ちていくまでも、終わり方がちょっと唐突というか、宮部みゆきは、長編が得意なのではないかと思う。 いいたいことはもっともっとあるのに、原稿用紙がつきてしまった、そんな作品集だ。 その「いいたいこと」を探すのも、楽しいことでもあるのだけれど。 | ||||
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超能力者が主人公の3つの小説集。 このうち燔祭は、後日クロスファイアという続編になる。 青木淳子の初登場する小説だ。 燔祭では、青木淳子は地味な女の人だが、クロスファイアになると地味な印象だが、きれいな顔立ちになっている。 キャラクターの洗練があったのだろうが、「地味な存在」を徹底した方がいい気もするが、クロスファイアにおける青木淳子の心の変化を考えると、きれいな顔立ちは欠かせないわけで、それなら燔祭でも「よく見ると整った顔立ちだが、それを拒むかのような地味な服装や化粧だった」ということにしておけばよかったような。 燔祭に限らず、鳩笛草も朽ちていくまでも、終わり方がちょっと唐突というか、宮部みゆきは、長編が得意なのではないかと思う。 いいたいことはもっともっとあるのに、原稿用紙がつきてしまった、そんな作品集だ。 その「いいたいこと」を探すのも、楽しいことでもあるのだけれど。 | ||||
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超能力を持つ女性が登場する3つの中編SFミステリー小説を収録。 「朽ちてゆくまで」は両親を幼くして亡くしていた主人公が、 祖母の死に伴う相続税の支払いのために、 自宅の荷物を整理しているときに、 両親が幼い自分を撮ったビデオを見つけ、 以前は予知能力を持っていたことに気づく話。 「燔祭」は『クロスファイア』の番外編。 青田淳子の元職場の同僚であり、 女子高生殺人に会った妹を持つ一樹を主人公とする話。 クロスファイアを別の角度から読め、 本編にはない一樹の心理描写が貴重。 「鳩笛草」は触れた人の気持ちを読む透視能力を持つ貴子が主人公。 透視能力を刑事として活かすが、 能力を失うにつれ、 その能力に頼っていた刑事としての自分に自信を失って行く話。 透視能力が失われていく過程においても、 刑事としての能力を発揮していることから、 これまでの刑事としての自分が、 何もかも透視能力に頼っていたわけではないと考えられるにもかかわらず、 自分に自信が持てないという葛藤の描写が興味深かった。 | ||||
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超能力を持つ女性が登場する3つの中編SFミステリー小説を収録。 「朽ちてゆくまで」は両親を幼くして亡くしていた主人公が、 祖母の死に伴う相続税の支払いのために、 自宅の荷物を整理しているときに、 両親が幼い自分を撮ったビデオを見つけ、 以前は予知能力を持っていたことに気づく話。 「燔祭」は『クロスファイア』の番外編。 青田淳子の元職場の同僚であり、 女子高生殺人に会った妹を持つ一樹を主人公とする話。 クロスファイアを別の角度から読め、 本編にはない一樹の心理描写が貴重。 「鳩笛草」は触れた人の気持ちを読む透視能力を持つ貴子が主人公。 透視能力を刑事として活かすが、 能力を失うにつれ、 その能力に頼っていた刑事としての自分に自信を失って行く話。 透視能力が失われていく過程においても、 刑事としての能力を発揮していることから、 これまでの刑事としての自分が、 何もかも透視能力に頼っていたわけではないと考えられるにもかかわらず、 自分に自信が持てないという葛藤の描写が興味深かった。 | ||||
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SF 少年もの 短編オムニバス形式の長編 時代物 著者の得意技はいくつもあるけれど、そのうちの一つ超能力ものを3篇集めた作品集。普通超能力ものというとその能力をつかえることからくる爽快感が前面に出ているものが多いんだけど宮部作品はちがうんだよね。いつもそれをもってしまっていることのかなしさが描かれている。人にはない力を持ってしまったことで異端者として扱われることへの怖れ。自分自身の本能や欲望のため能力を使ってしまわぬようにする制御。こういう視点があるから深い。大ヒット作『クロスファイア』のプロローグ的な作品「燔祭」が話題の中心とならざるを得ないだろうけど、個人的には表題作の「鳩笛草」がいい。力を持つものがそれを失っていくときのせつなさ。見事に描かれている。 | ||||
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SF 少年もの 短編オムニバス形式の長編 時代物 著者の得意技はいくつもあるけれど、そのうちの一つ超能力ものを3篇集めた作品集。普通超能力ものというとその能力をつかえることからくる爽快感が前面に出ているものが多いんだけど宮部作品はちがうんだよね。いつもそれをもってしまっていることのかなしさが描かれている。人にはない力を持ってしまったことで異端者として扱われることへの怖れ。自分自身の本能や欲望のため能力を使ってしまわぬようにする制御。こういう視点があるから深い。大ヒット作『クロスファイア』のプロローグ的な作品「燔祭」が話題の中心とならざるを得ないだろうけど、個人的には表題作の「鳩笛草」がいい。力を持つものがそれを失っていくときのせつなさ。見事に描かれている。 | ||||
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