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書店ガール2 最強のふたり
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書店ガール2 最強のふたりの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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前作『書店ガール』を読んだ人ならば、シリーズ第二弾の副題「最強のふたり」が当然気になるだろうし、新たな書店で「ふたり」がどのように「最強」なのかを知りたくもなるはずだ。そんな第二弾は、前作にあったよう比較的退屈な、個々のキャラクターに関する諸事情などの内容はすべて省略され、書店と、それを取り巻く商店街をいかに盛り上げてゆくか、という主題に焦点が絞られている。それゆえに本書でも前作同様「イベントの実施」が山場となるし、その過程において前作以上に多様な「面白い本」の紹介もなされる。それは書店を舞台とした物語の楽しみの一つであるのだが、それは一方で読まなければならない本が増えるということでもある。しかしそのことも含めて「歓び」ではあるに違いない。 | ||||
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中身は好きで面白いのですが、155ページ、伸光の名前が、信光になってて残念です。 図書館の本なので、いろんな人がずーっと見るので。 文庫本なんですが、単行本は大丈夫なのか? ちなみに、第一版の第二刷です…。 誰ももう言ってあげないんですね。 | ||||
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新規の大型書店へ転職し、店長として店を切り盛りするようになった理子。 環境や人間関係が変わっても、書店での仕事はあれこれ盛りだくさんで、時にトラブルもあったりするが、理子はこれまでの経験とファイトで乗り切り、そして他の書店を巻き込んだ大型フェアを展開していくことになる・・・ 副店長として理子を補佐する田代の人柄が印象的だった。 理子の歯切れのいい、竹を割ったようなところもとても良い。書店員としての仕事の裏側が垣間見えてこのシリーズがとても気に入ってしまった。 | ||||
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書店員の矜持や本に対する愛情がたくさん詰め込まれている良書。比較的女性が多い職場ならではのストーリーを織り交ぜ、ノンフィクションなのでは?と思うほどリアリティーがある作品である。 普段接している素晴らしい書店員の皆さんを、この作品のようなストーリーを抱えているんだろうなぁという視点で見てしまいそうだ。 キャラクターショップの店長のセリフとなっている次の箇所が、実は作者が一番言いたかったことではないだろうか。 「音楽の場合は、レコードが古いといってもせいぜい150年。CDで30年。いまはデータ配信が主流になっているけど、これも最後の形態がどうか。これは僕なりの解釈なんですけど、音楽は本来はナマで演奏されるのが最高の形だと思うんです。レコードにしろ、データ配信にしろ、それを再生する手段でしかない。だけど、本の場合は本に書かれることが目的だし、それを保存することが目的でもあるんです。そういう意味でもやはり本は完成形だと思うんです。」 | ||||
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面白かった!一気に読めた!気になるのは盛り上がりが後半すぎて尻切れトンボ感がします。うまくまとまった後、もう少し余韻が欲しいなー | ||||
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40代未婚女性理子と20代新婚亜紀の書店員の日常を描いた作品。 前作「書店ガール」の続き物となっている。 前作では勤めていた書店が閉店になるなど、結構あわただしい作品であったが、今回は大型書店で働く様子が描かれている。 もちろんそこでもトラブルが起きるのだが、前作に比べると少しほっとするような内容である。 何より前作のような人間関係のぎくしゃくが今作ではほとんど描かれていない。 それはそれで面白かったが、やはりそのあたりは落ち着いているに限る。読んでいる側も安心する。 それぞれのキャラクターの書き分けも見事である。まるで実話を基にした作品のような感じがする。 キャラクターの性格をしっかり描いてくれているため、こちらもストレスなく読むことが出来る。筆者の文才であろう。 「本と本屋を愛するすべての人に。」と最初のページに書かれているが、まさしくその通りだと思う。 本屋に行ったらぜひ読んでもらいたい一冊である。 | ||||
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ペガサス書房を、やめ大型ショッピングモールの書店店長になった理子、亜子、三田とともに活躍。 今回は、部下の亜子のイベントから急展開。またまた、働く女性の職場待遇の問題点山積。 地域の個人商店と、駅前大型店それぞれ抱える、販売減少を他店を巻き込んだイベントを開催、後半力強い展開。 よく取材してあり、「壁野 圭」の構成力が冴える、自分のとらえた出版業界の闇、作家との距離感、書店経営のむつかしさ 後半イベントの一つ棚店舗で見せる、作家と作品の多彩さが、著者の知識や造詣の深さを垣間見せる。 作品1冊描くのは簡単、続編にテーマがぶれないで書き続けるのはかなりの力量、次も読みたい。 | ||||
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1と3を読んで、とばした2が読みたくなり購入しました。 とても良かったです。 本大好きなので、本屋さんの裏側を垣間見つつ、一生懸命頑張ってる書店員さんたちが、とても輝いてて、楽しく読めました。 | ||||
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左翼の方なのか、単に歴史に疎い方なのか、南京大虐殺の件には辟易しました。犠牲者の数についてはさまざまな説があるとしながらも、極東軍事裁判でも日本軍の行った罪状のひとつとされているから、やはりあったと考えるのが一般的だろうと、信じられないことを主人公たちは述べています。極東軍事裁判とは何なのかをそもそも分かっていないみたいです。広島、長崎への原爆投下、東京大空襲、そうした民間人への大虐殺を正当化させるために行った一方的な裁判であり、敵国を裁くための結論ありきのものであった事実を知らないようです。 また、ナチス、カンボジア、ルワンダの大虐殺も書いていながら、なぜか、中国共産党による粛清、大虐殺が出てこない点に不自然さというか、意図的なものも感じました。 書店ガール1を面白く読み上げ、2を読んでいた矢先の不快な記述だけに残念でした。 | ||||
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私は本屋さんが好きで、週に何回か行きます。本屋さんは、本屋さんごとに陳列の仕方を工夫したり、ポップをつけたりして、いろいろと工夫しているのを感じさせます。書店ガールのシリーズでは、そんな本屋さんの裏側では、こんなことが、実際に起こっているのかと思わせるような感じで、楽しく読めました。この本を読んだ後は、本屋さんの棚の様子など、今までよりもじっくりと見るようになってしまいました。 | ||||
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書店員として人として二人が成長しているのが読んでいて嬉しかった。作者は本当に本が好きなんだと言うのが伝わってくるし、今回は理子の淡い恋の話もあってよかった。続編が楽しみです。 | ||||
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早く続編が読みたかったので素早い対応に満足している 機会があれば又購入したい | ||||
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前作以上にリアル書店の魅力が描かれております!確かに本とは内容データだけでなく(表紙)(挿絵)(校正)などを総合して・・初めて完成品ですね!表紙が変わっただけで、内容さえもイメージが変わってしまう事もありますから。 ところでこの作品のもう1つ魅力は・・この作品自体が他の他作品のPOP の役割を果たしている事です。小説中の(五十年後に残したい本)の中で好きな作品が上がっていたら、同系統の未読作品も読みたくなりますよね!「次に何を読もうか?」のアドバイスももらえる作品です。 | ||||
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1に続いて読みましたが、とても面白かった。 新しい展開もありそうで、この後も続くのか? ドラマ化、映画化、されそうですね。 | ||||
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前作「書店ガール」をかなり興味深く読んだので、続編である本作が出たのを書店で知って嬉しかったです。 これら2作の小説を「書店員の生態を描いた本」として読む人もいるようですが、私にとってこれらの小説は「働くこと(特に女性が)」にまつわるいろんなややこしさについて、深く想像したり、考えたりするきっかけと手がかりとなる小説です。 小説はフィクションですから、リアルな社会の人間模様からすれば、ちょっとステロタイプだったり、誇張されていたりする部分もあるのかもしれませんし、リアルに働いている女性から見るとしっくりこない部分もあるのかもしれません(分かりません)。 子どもがいる、いない、フルタイム、パートタイム、バリバリのキャリア系、そうでない人、大きな組織で働く人、中小の組織で働く人、本作にはいろんなタイプの登場人物が出てきて、その考え方も様々です。そんな架空の人間関係の中に入り込んで、女性に限らず、働くこと、恋愛、結婚、妊娠、子育て、夫婦というもの、仕事とプライベート、職場における男と女、等々を考えるのは、とても有意義なことだと私は思っています。 現実やノンフィクションを題材にそれらについて考えると、どうしても問題がvivid過ぎて冷静な思考ができなかったり、自分や親しい人に寄った感情に偏った考えを持つということもあると思うのです。 ですから私は、本作のように大事なテーマを考えさせてくれる小説が好きです。物語がきちんと語られていて、「お話」としても面白くないと嫌ですが(ワガママ)。あまり社会問題を真正面から取り上げすぎて、別に小説でなくても良かったんじゃないかという作品はちょっと、、、と思いますが。 もちろん本作は物語としても面白いですよ。若干ご都合主義的な話の流れになってしまっているなと思う部分もないではありませんが(だから星四つ)、ちゃんと「読ませる」小説です。 働くこと、仕事と男女、仕事と家庭、組織、生き方、そんなトピックが気になる方、ぜひ本書を手に取ってみてください。 | ||||
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「あの二人」のその後が気になって手に取りました。 なんかふたりとも「イイ女」になってる! 前作より「書店のこと」もたくさん書き込まれていて興味深かったです。 | ||||
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近所の書店で何を買うとも決めずに眺めていたら、本作を見つけた。 「へー、この小説続編あったんだ」と思い、つい買ってしまった。 なので、衝動買いを少し後悔しつつ読み始めたのだけど、正直良かった。 良いシーンはたくさんあったけど、中でも印象に残っているのは、伸光が亜紀と一緒に行った盛岡の古本一箱でのワンシーン。 伸光が最初に編集を担当した作品を売る少年との触れ合いは、作中のベストシーンといってもいいかもしれない。 そのシーン、そして最後の吉祥寺の書店の競作フェアをみて、思ったことがある。 それは、本が持つ力、そして書店の素晴らしさを思い出させられたことだ。 最近、ネット書店ばかりで買い物をしているという人には是非読んでほしい。 きっと、リアル書店に足を向けたくなることだろう。 | ||||
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前の巻に引き続いて、書店という業界の動きと、ふたりの書店員の女性としての生き方という二本立てのテーマがうまく絡みあっています。 問題意識をタイトに詰めてゆく手法は変わりませんが、今度の巻のほうが自然に物語が流れてゆく感じなのと、ふたりにそれぞれの癒やしや解決が訪れてうるおいがあり、読み終えてほっと肩の力が抜けました。 アラフォーで書店店長の理子は、まだ慣れない立場に緊張しつつ、福岡支部から異動してきた副店長の男性とともに、いろいろな事件をさばいていきます。本屋大賞の裏側や雑誌の急な回収事件もあり、クレーマーも現れます。 いっぽう部下で30代の亜紀は妊娠がわかり、編集者である夫に、子どもが三歳までは仕事を休んだらと言われ、仕事に脂がのってきている時期だけに悩みます。女性の子育てと仕事の両立の問題、これが今回の大きなテーマです。 典型的な周りの反応ですが、図式的な解決ではなく、夫が編集者としてもトラブルにぶつかり、悩むことで、夫婦の気持ちがいつのまにか寄り添ってゆくなど、小説として深みを増したと思います。 書店業界にまつわる問題のほうは、今回特に、紙媒体が一種の完成形であって電子書籍とは違うメリットがある、とかリアル書店はどうあるべきか、とか50年先に残る本とは何か、現場ならではの重たくずしりと手応えのある意見が提出されていて、読み応えがありました。 また書店どうしの生き残りの道の模索も、さまざまな書店主の心意気が見えて感銘を受けます。 前回以上に、「本」について深く考えさせられる一冊です。 今回は異種業種の店長会議も登場、理子は刺激を受け、ビジネス展開としての異種間コラボが視野に入ってきます。編集者と漫画家の関係なども興味深く、満足度の高い一冊でした。 理詰めで神経質だった理子の成長というか、女性としてのやわらかさ、優しさにも共感しました。 ほろ苦い恋の行方も気になるラストです。 | ||||
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