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(短編集)
人質カノン
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人質カノンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 21~33 2/2ページ
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私は大人になってから小説をあまり読まなくなってしまったのですが、宮部さんの小説は楽しめます。7篇とも面白いのですが、私のお薦めは「生者の特権」です。特に、深夜の小学校にもぐりこんだ主人公二人が流しの鏡の前を通り過ぎるときに「相手の顔が映っていなかったら…」といった場面は笑えました。 | ||||
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短編集はすべて50P前後で読みやすいものばかりなのでちょっとした時間に読むのにいいと思います。さすがに本格的とまではいかないけど軽~くハラハラを味わえます。個人的には人質カノンは最後あっけないかも。 | ||||
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宮部さんの短編集ですっこの作品一つ一つ、ハラハラさせてくるものばかり!是非この機会に読んでみては?必ず宮部みゆきさんの他の作品が読みたくなるはずです | ||||
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宮部みゆきと言えば、「超」がつくほど有名な作家です。彼女の作品を多く読んだわけではありませんが、どうも状況の説明が多く、少しくどいような印象を持っていました。駅の書店で見かけ、短編集ならと思い購入したのですが、思いがけず面白い本に出会ったという感じです。長編だとくどいと思った描写も、短編なので簡潔にまとめられていて、読みやすく面白い本だと思います。 | ||||
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短編小説にこそ小説の醍醐味というか面白みがあると思っている。だから未熟な作家による短編は全く印象に残らないうすっぺらいものになってしまう。この7編はどれもひとつひとつが濃い。形の違いこそあれ、人の「生きる力」を感じられる。他の人もあげているが、やっぱり『八月の雪』がベストだと思う。いじめが発端で足を失った少年。彼の、この人生に「立ち直る価値があるのか教えてほしい」という心の叫びが痛いほど伝わってくる。同じ問いかけをされたら、なんと答えたらいいのだろうか。亡くなった祖父の過去を追いかけるうちに、どんなに辛いことに出会おうともそこで負けなければまた生きていく意味をどこかで見つけられるのだということに彼は気付く。心にしみる短くも深い物語である。 | ||||
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宮部みゆきの短編集。この人の話はどれもこれもできがいいと思うが、自分は短編が好きです。このまま一時間ドラマにするとちょうどいい感じなのはやはりシナリオスクールに通っていた頃の癖なのかなと思います。どの話も起承転結や、序破急が美しいのです。 と、書くと結構そういう観点で見ていると思われるでしょうが、『8月の雪』は電車の中で泣き出しそうにいい話だと思いましたが、自分限定かも。 | ||||
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宮部みゆきさんの本は好きで読みますが、これは読みやすい部類に入り、導入としてはいいかと思います。コンビニという身近な場所での事件、意外性のあるおもちゃのガラガラなどスパイスが効いていると思います | ||||
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「八月の雪」。読んだ後しばらくしたら小説を見たのか、ドラマを見たのか解らなくなってしまいました。そのくらいしっかりとイメージできる作品です。読んで良かったな。と思いました。 | ||||
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短編小説ではありますが、一つ一つに大きな読み応えがあります。現代社会の問題をモチーフにしたノンフィクションとも読み違える作品の数々に一気に引き込まれて読破してしまいました。中でも「八月の雪」は、戦争が人々に残す物とは何か?考えさせられました。そして戦争経験をもつ亡くなった祖父を思い起こさせる作品でした。感動しました。 | ||||
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はじめて宮部みゆきさんの作品を読みました。短編のミステリーどれもすごく読みやすくて解りやすくてそしてどこかせつないのでした。本を読むのが好きになるのはいろんなきっかけがあると思いますけど、なにげなくこの本を手にしたひとは気まぐれで手にしたとしても、きっと本を読むのがすきになると思います。本を読もうと思うきっかけってそういうもんだと思います。 | ||||
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傑作は「八月の雪」である。日本SF大賞受賞作「蒲生邸事件」の準備過程でふと生まれた短編ではあろうが、あの長編に引けを取らない読後感が残る。「過ぎたこと」この短編を途中まで読んでいて、ブルース・ウィルスとオスメント君が出演した映画「シックス・センス」を思いだした。「幽霊」「体にあるあざ」「誰も分かってくれない」そういうキーワードがこの映画に酷似しいているのだ。もちろん、この作品は映画に先立つこと5年前に発表されている。ラストもぜんぜん違う。しかしその底に流れている思いは同じなのだ。 | ||||
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なにげない日常生活が繰り広げられる街にも そこに住むそれぞれの人の胸には さまざまな悩み さまざまな秘密がある。それを拾い上げて著者は 気の利いた短篇集に仕上げている。七つの短篇のうち三つまでが 社会問題にもなっているいじめに関するものというのも 宮部ならではの題材だと思う。救いのある結末が爽やか一冊だった。 | ||||
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いつも短編集を読み終えるたびに、何だか損をしたような気がしていた。長編物を読み終えた後の、快い疲労感というか、読破した達成感というか、果ては充実感というか、が、どうしても短編集では味わえないように感じていたのだ。だが。 この「人質カノン」はどうか。背筋がちょっとぞくっとする、どの作品も上質なミステリーに仕上がっている。1作品読み終えるごとに、何とも言えない満足感に包まれる。もっと続きを読みたいと思わせる。まさに、ミステリーらしいミステリーが粒ぞろいで、とても得をした気分になった。さすが、「宮部」作品である。短編集にも手抜きがない。 | ||||
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