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(アンソロジー)

悪意の迷路: 最新ベスト・ミステリー



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【この小説が収録されている参考書籍】
悪意の迷路 最新ベスト・ミステリー

悪意の迷路: 最新ベスト・ミステリーの評価: 3.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

2013~2015年に発表された短編ミステリーの厳選アンソロジー

短編集の題名は「悪意・・・」ですが、「悪意」がテーマということではありません。事情はまえがきにあたる西上心太氏による「物語る迷路への誘い」に書かれています。またその中で各掲載作品の簡単な紹介もされています。
 
 いくつかの作品を好きな順に感想等をご紹介します。
 単にミステリーといえどその占める分野は幅広く様々で、それによる好き嫌いもあろうかと思います。まえがきに目を通してから購入するかどうかを決めても宜しいかと。

「優しい人」(湊かなえ)
  どこにでもいそうな若い男がどこにでもいそうな若い女に殺される。母親や友人の証言が淡々と語られていき、しだいに最後の証言に凝縮されていく。
「背負う者」(柚月裕子)
  人に頼って生きても良いのに、それが出来ないやるせないある母子家庭の事情が解き明かされていく。ミステリーというより貧困の告発書。せつないです。
「願わない少女」(芦沢央)
  漫画家志望の女子高生同士の葛藤。母親と娘の関係も気になる。
「屋根裏の同居者」(三津田信三)
  乱歩の『屋根裏の散歩者』のオーマージュ。結末が今一つ?
「不適切な排除」(大沢在昌)
  ある日アメリカのジャーナリストが、主人公の友人の父親は実は殺されたらしいと伝えてくる・・・。その裏にはCIAやらナチスやら。

 その他、掲載順に
   「ドレスと留袖」(歌野晶午)、「うれひは青し 空よりも」(大山誠一郎)、「憂慮する令嬢の事件」(北原尚彦)、「シャルロットの友達」(近藤史恵)、「水戸黄門謎の乙姫御殿」(月村了衛)、「パズル韜晦(とうかい)」(西澤保彦)、「魔法使いと死者からの伝言」(東川篤哉)、「潜入捜査」(藤田宜永)、「永遠のマフラー」森村誠一、「綱渡りの成功例」米澤穂信
悪意の迷路 最新ベスト・ミステリーAmazon書評・レビュー:悪意の迷路 最新ベスト・ミステリーより
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