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本バスめぐりん。
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本バスめぐりん。の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.73pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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本書は所謂コージーミステリーで移動図書館を介して日常生活のちょっとした事が題材になっています。が故に自分の現実に近い物があるからか登場人物に感情移入して読むことが出来ました。特に最後の章で主人公のテルさんに言われのないクレーム葉書がくるエピソードがあるですが、「テルさんになんて事しやがんだこのヤロー」と年甲斐もなく憤慨してしまいました 笑 これは殺人などが起こる非日常的なミステリーではなかなか味わえない感情だと思います。 後読感も爽やかで心温まる良書でした。 | ||||
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大崎梢さんの本を題材にしている小説が好きです。この本は移動図書館本バスが舞台で、今までの書店ものとは趣が違います。が、一つのタイトルが終わる事に心が温かくなります。本を介して繋がる絆に共感できるところがたくさんありました。 | ||||
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超高齢化社会、地方創生、限界集落。本書のテーマは、我が国の社会課題に対する解決策の一つだと思う。もっとも、肩肘はらずに読めるお仕事小説に仕上がっている。 | ||||
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移動図書館の巡回する先々で起こる日常のささいなミステリー。 みんなであーでもないこーでもないと語ることから解決に導かれる様子は、自分もその場にいる気分で楽しかったです。 『新刊をいち早く購入することで、誰でも出版界に貢献できる。誰かが支えなくては、新しい本は作れなくなる。図書館の棚も痩せてしまう。』 図書館司書うめちゃんの言葉です。図書館があると本が売れなくなる問題はなんとなく知っていましたが、こういう繋がりがあるとは知りませんでした。 特性を活かして書店も図書館も利用する。そんなことを教えてもらいました。 | ||||
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公営の移動図書館を舞台にしたコージーミステリである。 大崎ミステリは、これまで書店員が主人公であったり、出版社の営業マンがそうであったりと、本がらみが舞台であることが多い。そこへ来てのこの新シリーズである。楽しみである。 メインキャラクタは、移動図書館担当の若手の司書「ウメちゃん」と、同シニアスタッフで運転手でもある「テルさん」。さすがの大崎の筆で2人ともいい味を出しているのだが、やる気まんまん空回りもある案外有能司書のウメちゃんよりも、前職はSEを何十年もやっていたバリバリの会社人間から転身したテルさんに興味津々。機械相手がメインの技術職という設定なのか、接客(というより一般人との人付き合い?)がいまいちのテルさん。いやーSEの人って仕事の半分は営業だからそんなことないよねーと頭の隅で思いつつも、元SEのシニアな人が全くの別分野で活躍する話という設定自体が珍しい気がする。それでいてテルさん、このお話の最後まで、技術ネタを語るとか昔取った杵柄的な活躍を一切しないのだ。 世の中そんないい人ばかりでもないよとか、そういう突っ込みもあるかもしれない(エンデの本の話は読んでて泣けてきました)。でも、こんなあったかい話も、たまにはみんなで読みたいものですよね。 | ||||
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こんな本が欲しかった! 日常の生活の中を本が巡って行く。その本を通して、人との関わり合いの擦れ違いやあれっ?と感じたりする事から、小さな謎を知恵の輪を解くように解して、最後に一周丸く収める。 暖かで、愉しくて、建設的で、とっても良かった。大好きてす! | ||||
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コージーミステリを何度か読ませて頂きましたが、図書館関係のは初めて。でもサクサク読めました。定年後に仕事に就いたテルさんが段々成長(?)していく姿にハラハラドキドキしました。装丁もとても可愛かったです。図書館で借りて読んだ後に中古で購入しました。 | ||||
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【書評要旨】 図書館バス(自動車文庫)を題材としたライトノヴェル。 図書館ファンにも、マイクロバスファンにも、求職中(予定)の退職(予定)サラリーマンにも推奨。 マイクロバス愛好者にとっては、ハードウェアと運転技術に全く言及されていないのが、とても残念。 【私の読み方】 ライトノヴェルの体裁で、流して読むだけでも図書館愛用者には業務の裏事情が面白いが、「働くクルマ」と「図書館」両方が好きな高年サラリーマンで、定年後の再就職をそろそろ考え始めた人には絶好の再就職体験本になる。 マイクロバスの運転手という立場も、小説の主人公では見たことがない設定であり興味深かった。 サラリーマンから転職した深夜長距離バスの運転手が主人公の小説なら最近、登場したので、これも「働くクルマ」好きにはお薦めの一冊として紹介させていただく:伊吹 有喜 (著) ミッドナイト・バス (文藝春秋 2014/1/24)。 鉄道ファンの数十分の一くらいはバスのファンもいるが、殆どが大型観光バス・都市間高速バス・路線バスの愛好家であって、マイクロバスを自家所有するほどのコアなファン(私と同行の士)には、残念ながらお目にかかったことがない。 北海道の中都市に住む私は、中学1年から嘱託サラリーマンを卒業した今春まで半世紀少々(他県・他市に住んだときも)、月15~20回の頻度で地元の公立図書館を利用し続けている。 サラリーマン時代、出張先での図書館めぐりも趣味であった。 生憎、図書館車の巡回経路には住んだことがないので、車内を見学させてもらったのは近年のことである。 サラリーマンの嘱託雇用期間が半ばになったある日、立ち寄った図書館で図書館文庫の嘱託運転手募集(任用期間10ヵ月 年俸約100万円)チラシを見て、学生時代、将来就きたかった職業の一つが図書館員(司書)だったことを思い出し、見学を申し出たら、運転主任格の方が親切に車内に案内して業務概要を説明していただいた。 私は大型免許は持たないが、知人から譲り受けたマイクロバスを10人乗りに改造(中型免許で乗るため)して長らく愛用しているし、より大きな4tトラック(中型バスサイズ)を数年間、運転した経験もあるので、私の個人所有車と同型の図書館バスは当然ながら運転に支障がない。 係の職員さんにも「同型車に乗っているなら運転は全く問題ないですね。 でも、運転だけでなく貸出業務など司書の補助者として利用者対応もしていただかなくてはならないのですが、できますか?」と問われ、元々、図書館のコアな利用者であることと、司書の勉強もしたことがある(途中で投げ出してしまったので、資格はとっていないが)ことを告げたら、却って熱心に応募を勧められた。 ところが、人事担当の幹部職員さんに面接した時点で、応募資格に「大型2種免許を所有し、なおかつバスまたはトラックの職業運転手として実務経験を有すること。」の要件があるので応募資格がない、と告げられてしまった。 大型2種免許は自動車学校に行けば取得できるが、「職業運転手として実務経験」は(当時)事務系サラリーマンの私には無理である。 帰宅して『土日に、運送会社で4t車運転手のアルバイトでもするか。』と呟いた私に家人曰く:「会社の兼業禁止規定に触れるし、サラリーマンだけでヘロヘロなのに土日に肉体労働なんて無理。」「今の仕事が好きで嘱託定年まで2年も間があるのに、敢えて年俸1/3以下で10ヵ月雇止めの不安定な臨職に転職することはない。」「運転が上手いと自慢しているが、実際は還暦を過ぎて運転が急に下手になってきたから、図書館車だろうとなんだろうとプロの運転手になるのは無理。 雪道で図書館バスを転覆させたら洒落にならないから、収入面は別としても応募は止めてほしい。」「無理に図書館の仕事に携わるより、一利用者でいたほうが、この先、図書館と良い関係が保てる可能性が高い。」と諭され、冷静に考えるとこの4つの理由は一々、もっともなので諦めた(往々にして、このように妻のほうが現実的判断力があるものだ。 しかしその分、思いがけない人生の転機はない。)。 もし、この時点で図書館側から是非にと勧められていれば、今頃、私は当市の「めぐりん号」を運転していた筈である。 【蛇足:ハードウェアと運転技術】 めぐりん号の車種は、コースターかシビリアンかローザか(それぞれ型の新旧と、エンジンの相違がある)、マニュアル車かATか、ショート(標準車)かロングか、マイクロバス愛好者にとってハードウェアと運転技術に全く言及されていないのが、とても残念だ。 働くクルマ:軽トラック(代表的車種:スズキキャリイ、ダイハツハイゼット、ホンダアクティ)や営業バン(トヨタプロボックス/サクシード、日産AD)、マイクロバス(トヨタコースター、日産シビリアン、三菱ローザ)は素人目には殆ど区別がつかないが、個性はある。同じ車種でも年式により、また、4気筒か6気筒かでエンジン音もパワーも全然違う。 だから、車種とエンジン(4気筒か6気筒か)にも言及して欲しかった。 多分、著者は図書館バスというクルマ自体には関心がないのだろう。 運転技術についていうと、乗用車の経験しかない人が、全長6~7mもあるマイクロバス(2tロング以上のトラックでも同じ)に乗ると、真っすぐ走る分には2人のうち1人はすぐできるが、大抵の人が(私も含め)何ヵ月かは内輪差の感覚が掴めず、交差点を左折するとき後輪が角の縁石に乗り上げてしまうことが多い。 マイクロバスと軽トラは、狭い日本の市街地で取り回せるよう、全長に対してホイールベースが相対的に短く、回転半径が極端に小さい共通の美点がある。 運転席が前端にあるキャブオーバー車形で視界がいいことも相まって、慣れれば大柄なマイクロバスも、狭い道路や駐車場で、乗用車以上の軽快さで操ることができるのだ(もっとも、バックするのは大変なのでリヤカメラ必須)。 著者がマイクロバスを実際に運転体験して、描写を書き込んでくれれば、一層リアリティが出たであろう。 この点は惜しかった。 【推薦書その1:バス運転手に転職した中高年サラリーマンを題材とした小説】 伊吹 有喜 (著) ミッドナイト・バス (文藝春秋 2014/1/24) 【推薦書その2:元・公立図書館長 内野安彦氏の著作】 だから図書館めぐりはやめられない―元塩尻市立図書館長のアンソロジー ほおずき書籍 (2012/6/1) 図書館はラビリンス―だから図書館めぐりはやめられないPart2 樹村房 (2012/12) クルマの図書館コレクション-カールチュア世界への誘い 郵研社 (2016/9/10) 注:「自動車に関する書籍」を中心とした評論 | ||||
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読みたい欲はあるのですが、なかなか手に取ったことのない作家さんの本には手が出ないのですが、今回はタイトルに惹かれて図書館で借りて読みました。 サラッとというかどんどん読める、そしてすこし推理小説っぽくもあり、ドキドキもしながらあっという間に読みました。 まだ続きがあったらぜひ読みたいです。 | ||||
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