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アリントン邸の怪事件
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アリントン邸の怪事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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作者のマイケル・イネスは、オックスフォード出身のシェークスピアを専門とする学者という側面をもち、数多くのミステリーを書いています。日本では江戸川乱歩に見出されて以来、邦訳はデビュー作の『学長の死』、『ハムレット復讐せよ』『海から来た男』の3作のみという状態が長く続きました。高踏的で難しい作家と思われていたからです。 探偵役であるスコットランド・ヤードのアプルビイ警視が登場するシリーズの20作目"Appleby at Alligton"(1968年)の翻訳です。この作では警視総監を退職し、ロンドン近郊で悠々自適の生活を送っているという設定です。アプルビイが自宅の近くにあるオーウェン・アリントン邸に招かれ、そこから帰ろうとした時に敷地内で男の遺体を発見するところから話は始まります。この邸内では大がかりな催し物が開かれていて、翌日のパーティーは地元の警察が捜査する間も続けられています。オーウェン・アリントンは内心がわかりにくく、妹夫婦2組はまったくの俗物たちでオーウェンの後継者と目される甥マーティンに敵意を持っているようです。アプルビイは過去に瀕死の状態だったマーティンと出会っているのですが、パーティーの会場にマーティンはあらわれません…。 犯行は冒頭から仕組まれていましたが、それが判明するのは物語が後半に入ってからではないでしょうか。催しとともに物語が進行しているのも事件を解く鍵だったのです。 | ||||
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