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日本核武装
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日本核武装の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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高嶋哲夫さんの本です。この人の本ははじめてですね。 尖閣諸島をめぐって、中国がガンガンくる。アメリカは頼りにならず、むしろ中国との間に、尖閣は目をつむる、という「密約」があるっぽい。 そんな状況のなか、ある交通事故により、「日本製核爆弾ヤマト」の存在が明らかに。 といっても、マスコミに漏れることはなく、首相周辺のみが知るところとなる。総理はヤマトの存在も知らない状態。 防衛省のエリート官僚の真名瀬は、ヤマトの調査を依頼される。 できたら、「すべてをなかったことにしたい」というのが首相のご意向。 真名瀬の調査により、核爆弾製造計画が明らかになってくる…。 ぜんぜん面白くなかったんですよね。 というのも、真名瀬の人間関係だけで事件が発生&展開している、というか、半径5メートルのなかでおこなわれていることばかりだからです。 こういうのって、群集劇っぽくなるというか、そういう描き方をするべきなのでしょうが、この作家さんはそのウデがないのでしょうね、真名瀬だけで話をすすめていきます。 また、ジャーナリストなんかもでてきたりするのですが、真名瀬が真実をうちあけても、報道したりすることはない「緩い」ジャーナリストで、なんじゃそりゃ、です。 つーか、真名瀬のセフレ由香里は、新聞記者で、父親は防衛大臣だったりしますからね。 あと、真名瀬はエリートで、ハーバードに留学して、そこで友人だったデビッドはアメリカの官僚、シューリンは中国人でやはり中国の官僚で、どちらもトップを動かせたりして、 困った時には電話して「なんとかしてや」「どうなっとんねん」と気軽に情報交換ですからね。 ほか、真名瀬の高校の時の同級生が自衛官で、そいつが尖閣諸島で中国海軍とドンパチになりそうな時に、敵の中国海軍で溺れた軍人を助けて、自分は死ぬという、無駄な自己犠牲をみせつけたり、やはり同級生が東大で物理学を勉強していて、IAEAの目をかすめてプルトニウムをゲットする手助けをしてくれたりします。 とりあえず、ネタバレすると、ヤマトを利用しよう、ということで、 プルトニウムをIAEAの目をかすめてゲットし、ヤマトを完成させ、 その完成版ヤマトを、東京サミットの場を利用し、中国国家主席&アメリカ大統領にご披露、「日本は核保有国になりうる」という事実を示し、 その直後にヤマトは解体、というか、プルトニウムを戻さないとIAEAに怒られちゃうよ、ということで、 「日本、一瞬だけ核保有国になる」 という作戦を決行、うまく成功するのですが、ヤマトがマッドサイエンティストに奪われて銃撃戦になったりしますが、なんとか鎮圧。 かくして、尖閣に対して中国も態度を改めるのであった…。 また、真名瀬もどうやら出世しそうなのでした…。 もうね、とにかく、ダラダラ話がすすんでいって、冗長で退屈ですね。 リアリティも皆無ですし。 | ||||
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低評価となったのは著者の経歴や軍事評論家である解説者に惹かれて、期待が大変高かったからである。 友情が危機を救うという”お花畑”で、タイトルから硬い内容を期待して読者は肩透かしを食らう羽目になる。 タイトルのつけ方が悪い。「友情」を全面に出したタイトルならば、そこそこの評価を得られるのかも知れない。 失礼ではあるが、著者および解説者の希薄な人生観や核政治の知見の貧弱さが目立つ。 | ||||
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国内で日本の核武装に向けた計画書が見つかった。官邸から秘密裏に全容解明するよう指示を受けた防衛省の真名瀬は、まさかの事実を摑む。核爆弾製造に元自衛隊幹部や大手企業が関わり、完成が近いのだ。そんな中、日本上空を北朝鮮の弾道ミサイルが通過、尖閣では海上自衛隊と中国軍の小競り合いが起き、日本の自衛官一人が亡くなってしまう。 | ||||
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中国軍とのトラブルで死亡した自衛官は、戦争阻止を誰よりも望んだ真名瀬の親友だった。彼の死を防衛省は日中関係を考慮して警備中の事故死とするが、中国は海洋進出を緩めず、軍事衝突は時間の問題に――。真名瀬は完成間近の核爆弾を、親友の遺志を果たすためにも有事回避の交渉に使えないか模索した。だがその時、核爆弾を何者かに奪われる。 | ||||
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この作家の小説を読んだのは2度目だが、最初に読んだ「首都壊滅」も駄作だった。「日本核武装」も同じ作者だとは知らずに読み始めてしまった。 正直に言って、他の人の評価で複数の星がついているのが信じられない。 読み始めたら最後まで読まなければ気が済まない性格なので、最後まで読んだだけ。本当に時間の無駄だった。 | ||||
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本来、身内の防衛省の職員が調査するのではなく首相直属の内閣情報調査室が調査する案件だと思うけど、ストーリーの中に一回も出てこないのは、あり得ないだろう! | ||||
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昨今、北朝鮮の核ミサイル問題が騒がれている中、タイムリーだと思い読み始めました。序盤から中盤までは、グイグイと引き込まれ読み進めましたが、中盤から終盤がやっつけ仕事感が否めなく、小説とは言えリアルさを求める人には、ツッコミどころ満載で、「この状況でどうやってエンディングを迎えるのか?!」という気持ちでした。中盤から終盤は、ご都合主義のハリウッド映画仕立てで残念。一方、この本のテーマでの抑止力について、確かに「沈黙の艦隊」でも海江田館長が指摘しているように、核ミサイルは抑止力の面でのみ効果を発揮する兵器だと思います。沈黙の艦隊でも、核ミサイルを持っているかもしれない、発射するかもしれないという心理面をついて、戦争に至らない状況を維持するというテーマでした。日米同盟があるため、日本もアメリカの核の傘下にあります。ただ、自国の国防を他国に依存する状況や自国に他国の軍隊の基地があるという状態は、確かにおかしいとは思います(同じ敗戦国のドイツにはあるのだろうか?)。また、自衛隊の憲法違反問題も未だに未解決のままです。過去の歴史の経緯もあり、すぐに解決できる問題ではないですが、オープンに議論できるような国民の意識・知識向上や時期が来るのかと考えさせられる本でした。 | ||||
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残念ながら作品にリアリティを感じられなかった。中国、アメリカのトップが日本が開発した核兵器を目の前にして果たして作中のようなリアクションをするだろうか。法律的な問題だけでなく政治の現実としてもどこか納得が出来なかった。時勢を反映した作品であることは間違いないが、主人公の造形なとエンタメ作品としても今ひとつ楽しめなかった。 | ||||
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