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きみの分解パラドックス
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きみの分解パラドックスの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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ヒロインの強烈さは群を抜いているが、語り手たる主人公の感性も決してまともではない。 殺人事件をめぐる登場人物たちにもそれぞれ一癖も二癖もあり、 まともだと思ったらお前もか!というような展開の連続が面白くもあるのだが、 読み進めるうちに全員が異常すぎて、誰に感情移入したらよいのか分からなくなってくる。 味の濃いおかずばかりを沢山並べられ、白いご飯が出てこなかったような読後感だった。 作中の殺人事件やトリックよりも、青春物によくありそうな美しい少女と真面目そうな少年、その友人達が 内面にありえない狂気を孕み、異常な日常を過ごしているということ。 その展開こそがパラドックスであり、この作品の真髄だと感じた。 | ||||
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