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鹿の王
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【この小説が収録されている参考書籍】
鹿の王の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.01pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全245件 61~80 4/13ページ
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普段手に取らないファンタジー作品で、かつ文庫本で4冊。最後まで読み切れるか不安でしたが。。。 1巻目を読み終えると、結局一気に読み切ってしまいました。 驚いたのは、タイトルからは想像つかない医療の話がとても深く描かれていることでした。 この作品の良い点は、いろんなものを背負っている登場人物達がとても魅力的なところです。 ヴァン、ホッサルの二人はもちろんですが、他のメンバー達にも共感してしまいます。 文句なくオススメできる作品です。 ただ、出てくる名詞を覚えるのに大変だったので星4つとさせていただきました。 | ||||
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ファンタジーと聞いて、どうかななどと思いながら読み始めたがる、一気に物語の世界に引き込まれた。 架空の世界という意味ではファンタジーだが、そこに描かれるのは謎の奇病である〈黒狼病〉を軸とした政治・文化・疫学・病理学、そして共同体論と視点が幅広いがすべてしっかり軸に沿って展開しており、まったく違和感なく一つの全体世界を描き出している。 実は村上春樹ファンで、『騎士団長殺し』のAmazon書評を読んでいたとき、「『鹿の王』は最後ページが惜しくなる思いで読んでいたが、『騎士団長殺し』は読めば読むほど飛ばし読みになった」といった書評があり、「そんなに面白いのか?」と手に取ったのが本書だが、ジャンルは違うので一概に比較できるものではないが、言っていることは当たっていると思わざるを得なかった…。 物語的な物語。ひさしぶりに小説の面白さとその可能性についても考えさせられ、有意義な時間を過ごさせてもらった。 | ||||
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ずいぶん前に尊敬する書評家が激賞していたので気にはなっていたのだが、そのうち本屋大賞などももらって天邪鬼の私は余計にスルーしていた作品。 最近体調も良くなく読書スランプぎみだったので助走つけるために1~2巻をお試し購入。 1巻を読み終えたところで慌てて3~4巻を寝床からamazonに注文! 素晴らしかった。 予備知識なしに読んだのだが、想像とはまったく違い良かった。 登場人物の粒立ちの良さ。 ストーリー。 喜び、哀しみ、時には可笑しさを登場人物とともに体験させてもらう。 ラストには涙し、希望も与えてくれる。 そして読み終えてタイトル『鹿の王』の良さが沁みてくる(最近酷いタイトルの本が多すぎて・・・)。 歳にはきついが、なんとかインフルも峠を越えたみたいだ。 著者の作品は初めてだが、体調が良くなり、また細部を忘れたころに読みたいオールタイムベストに入る作品。 届かないだろうけど、著者に「書いてくれてありがとう!」の作品。 P.S 文庫には珍しく各巻についている解説、それも素晴らしい。また装丁、カヴァー絵がいい(よくぞマンガにしなかった!!!)。ファンになりました。ちなみに単行本のカヴァーだとまだスルーしてたかも・・・ | ||||
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来し方行く末、清濁併せ持つ、この年代になったからこそ味わえる「たっぷり」感 | ||||
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まだ1巻までしか読めていないが続きを読むのが楽しみです、世界観にとっても魅了された。 | ||||
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面白かったです。 3回読みました。 続編編があるならまた読みたいです。 | ||||
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一つ一つの会話に重みがある。 ようやくそんな感じになって来た。 あと、一冊で物語が終わってしまうのがもったいない気持ち | ||||
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新たな登場人物がでてきて関係性が複雑になり、理解に苦しむところも 今後の展開の布石なのかもしれないが | ||||
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物語を追って、登場人物をIdentifyしているうちに、とりあえず、第一巻は終了、っていうところ。 月並みなエンディングにならなければいいけれど。 | ||||
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1~4巻まで読んだ感想です。 異世界や転生などのファンタジー作品とはまた違ったファンタジー作品です。 何ファンタジーかと問われてもカテゴライズすることが難しい。。。 この物語の核となるのは”謎の感染症”であり、その”謎の感染症”を巡って2人の主人公の視点で物語が進んでいきます。 したがって医療の話が多く出てきますが、だからと言って医療ファンタジーと一括りにはできない様に感じました。 この物語では「アカファ」や「オタワル」「東乎瑠」といった複数の架空の国が登場します。 その国々の政治情勢、宗教・思想、住んでいる部族の風習などが複雑に絡み合うことで物語の世界観をとてつもなくリアリティあるものにしています。 ただ単に”謎の感染症”の謎を解き明かす物語ではなく、生死を見つめる者、国の為に策略を練る者、変わらぬ暮らしを求める者など、登場人物それぞれにしっかりとした個人の物語があり、そこに哲学があることで、この物語をとても身近なものに感じることができるのだと思います。 ぜひこの壮大な世界観を体感してみてください。 | ||||
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1~4巻まで読んだ感想です。 異世界や転生などのファンタジー作品とはまた違ったファンタジー作品です。 何ファンタジーかと問われてもカテゴライズすることが難しい。。。 この物語の核となるのは”謎の感染症”であり、その”謎の感染症”を巡って2人の主人公の視点で物語が進んでいきます。 したがって医療の話が多く出てきますが、だからと言って医療ファンタジーと一括りにはできない様に感じました。 この物語では「アカファ」や「オタワル」「東乎瑠」といった複数の架空の国が登場します。 その国々の政治情勢、宗教・思想、住んでいる部族の風習などが複雑に絡み合うことで物語の世界観をとてつもなくリアリティあるものにしています。 ただ単に”謎の感染症”の謎を解き明かす物語ではなく、生死を見つめる者、国の為に策略を練る者、変わらぬ暮らしを求める者など、登場人物それぞれにしっかりとした個人の物語があり、そこに哲学があることで、この物語をとても身近なものに感じることができるのだと思います。 ぜひこの壮大な世界観を体感してみてください。 | ||||
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未だ販売されていなくて、慌てて注文して直ぐに読めました。良かった。 | ||||
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読みたいときに読むことが出来て、満足しました。面白いものは一気に読みたいですよね | ||||
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モデルは中央アジアが舞台?のファンタジー&医療小説第3巻。 ついに黒幕が登場、最初の岩塩鉱の大殺戮がなんだったのか、 その後の黒狼熱事件はどのように行われたのか、 話が一気に進みます。 ここまでくればクライマックスまでもう一息ですね! | ||||
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ヨーロッパ社会がキリスト教の呪縛から 解放されるきっかけを作ったのは、 黒死病だっと言われる。 ルネサンスが興り、近代が始まった。 伝染病によって、権力者が替わり、 新しい価値観が生まれた。 そして、伝染病は科学を進化させる。 いつもながらの独特の世界 ---それは、古代でも近未来でも、 東洋でも西洋でも無い、の中で、 RPGのような冒険物語が進んでいく。 権力と医療(或いは新薬開発)がテーマなのだろう、 と思う。 SARSや鳥インフルエンザが、 権力構造を変えたか、と言うと、 たぶんそうじゃないかもしれない。 だけど、エボラ出血熱のアフリカはどうだったのだろう。 いまでは、新薬開発は壮大なマネーゲーム。 ファンタジーな要素など少しも無さそうだけど、 間接的に権力構造や価値観に影響しているはずだ。 | ||||
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ヴァンは、ホッサルとの長い対話の中で、「生まれながらの貴人はいない」理由として、以下のことを話し始める。 「飛鹿の群れの中には、群れが危機に陥ったとき、己の命を張って群れを逃がす鹿が現れるのです。長でもなく、仔も持たぬ鹿であっても、危機に逸早く気づき我が身を賭して群れを助ける鹿が。たいていは、かつて頑健であった牡で、いまはもう盛りを過ぎ、しかし、なお敵と戦う力を充分に残しているようなものが、そういうことをします。私たちは、こういう鹿を尊び〈鹿の王〉と呼んでいます。群れを支配する者、という意味ではなく、本当の意味で群れの存続を支える尊むべき者として。貴方がたは、そういう者を〈王〉とは呼ばないかもしれませんが」(19p) ここに至って、初めて作品の表題の意味が姿を現す。表題が〈犬の王〉とならなかった理由が、ここでやっとわかり始める。もっとも、ラストにならないと真の意味はわからないのではあるが。私は一方の主人公ヴァンをめぐる物語の輪郭をここで掴んだ。 こういう〈王〉の在り方は、もしかしたら珍しくはないかもしれない。日本でも身分制が確立しなかった縄文時代や弥生時代後期ぐらいまでは、このような〈王の伝説〉はあったかもしれない。上橋菜穂子は長いことオーストラリアのアボリジニの調査研究をした。いままでは、不思議なほどにその調査研究の影響が作品上にみられなかったが、今回は濃ゆく出た気がする。アボリジニは、英国人の実質上侵略を受けた。長い迫害をどのように耐えて来たのか。現在は、どのように英国人と共存しているのか。それを観て来たのが上橋菜穂子である。ヴァンはラストはどうなったのか、誰もが想像できる。その寸止めの描き方が素晴らしい。 もう一人の主人公ホッサルからは、人の身体を国に譬えた話が飛び出した。医療をテーマにして、やはり大きな物語が動いていた。しかしそれは多くの人が解説しているので、ここでは述べない。ただ、文庫版あとがきでは、著者はこの2年間の御母堂の癌との戦いの日々を告白している。さぞかし、決断と忍耐と癒しと悲しみの日々だったろうと推測する。「守り人シリーズ」の文庫本化の時にはまるで最終章に合わすかのように大津波が起きた(最終巻が2011年夏の発行)。「獣の奏者」の時にはISの台頭、そして本作ではこのようなことが起きる。決して時代に合わせて書いているとも思えないが、やはり「何か」あるのかもしれない。 2017年9月読了 | ||||
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あぁ、夢中で読んでいたけど遂に終わってしまった。思っていたより尻切れトンボな終わりで、初めはもう2、3話読みたかったー!結末をハッキリ知りたかった!と思いましたが、しばらく話の全体を思い返していたら、含みをもたせたというより、これ以上書かないことが、あの場所での終わりの理由かなと思えてきました。 皆のその後は凄く気になります。誰かと家庭を持つのかな、とか、子を持つのかな、血の繋がりだけの家族ではなく、物語で言うところの「身内」で!緩やかな時を共に過ごして行くのかなとか… 上橋先生の世界観は本当に大好きです。ぜひまたシリーズものも書いて欲しいです。長い期間その世界に浸かっていたいです。 さて、また始めから読もうっと。 | ||||
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巻を追うごとに面白さが増すー!!あぁ、ついに、見守って来た皆が揃った…どうなるの…。 思想や宗教、人種などが違っても、一人一人の大切な命。軽んじていい命なんてないと思う。あぁ、皆が幸せに生きることの難しさよ… | ||||
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上橋さんが大好きで、毎回取り憑かれたように徹夜だろうと読んでしまうので、子育て中の今は細々と読もうと心に決め、文庫で1巻だけを購入。 一度に読めるページが少ないからか、世界観が頭に入って来ず、国の名前も人の名前も全然覚えられない…あれ?面白くない…かも…? ただただ黙々と読み続けて半分ほど読んで行ったら、やっと「あぁーこれこれ!この世界観!やはり上橋さん好きだなぁ!」と思えました(汗 1巻を読み終えた今、凄く先が気になって、心がザワザワ…ウキウキしています。正直、まだ国の名前がかなりふんわり…していますが、人の名前と特徴はクッキリしてきました。 どうなって行くのだろうか。2巻を早く買いに行かなきゃー! | ||||
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架空の世界の話であるがとてもリアリティがあって、政治的背景や民族的対立などがきちんと描かれている。最後も余韻を残す様な終わり方でとても良かった。 | ||||
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