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東京會舘とわたし



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【この小説が収録されている参考書籍】
東京會舘とわたし(上)旧館
東京會舘とわたし(下)新館

東京會舘とわたしの評価: 4.13/5点 レビュー 47件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.13pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全47件 1~20 1/3ページ
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No.47:
(4pt)

静かな感動。

実在する「東京會舘」をテーマにしたフィクション。小説でありながら、時代背景、登場人物などがかなりリアルに感じられる。辻村さんらしい「毒」の要素はなく、淡々とした物語だが、良かった。
東京會舘とわたし(上)旧館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(上)旧館より
4620108219
No.46:
(5pt)

感動で胸が一杯

連作短編という形で東京會舘の歴史を辿り、エンタメとしても昇華させた類まれな大河小説。上巻も面白かったが、下巻の物語も胸を打つものばかり。読み終えるのが惜しくて、意図的に一度中断。休日を利用して、実際に現地を訪れてみた。ロビーを観ただけでもう胸が一杯。レストランやお菓子売り場を見てさらにグッと来た。そして最後まで読み終える。さらに胸が一杯。
東京會舘とわたし(下)新館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(下)新館より
4620108227
No.45:
(5pt)

今すぐガトーが食べたい

もう面白過ぎる! 実在する組織の、実際の歴史に基づいて書かれた小説だから、リアリティが半端じゃない。エンタメとしても十分に成立している。

 特に気に入ったのは第五章のお菓子の開発秘話。読み終えるなり、もう実際に食べてみたくて仕方なくなった。明日は絶対行く。東京會舘。
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4620108219
No.44:
(5pt)

有難うございました

とても丁寧に梱包されていて、商品も綺麗です。
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4620108227
No.43:
(4pt)

絶対に行ってみたくなります。

東京會舘実は結婚式場の候補でした。
いろいろな所に見学に行って私の中ではとっても好印象な場所でした。
それは式場の紹介をしてくださった人が素敵な人だったから。
ただ…この本を読むまで東京會舘に対しての知識があまり無くて東京會舘凄く良かったです。
と言ったけれども主人の母親は多分息子の結婚式場はここで…と決めていたようでそちらになってしまいました。
私が好きな話しは越路吹雪さんの話しです。
この本を読んで改めてもっと良く知って自己主張するべきだったと反省しつつ絶対に料理を食べに行きたいと思いました。
東京會舘とわたし(下)新館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(下)新館より
4620108227
No.42:
(4pt)

東京會舘に携わった人々の心温まる「プロジェクトX」

東京會舘に携わったお一人お一人の『プロジェクトX』のような心温まるストーリー。戦前、戦中、戦後、震災‥2度の建て替えと、今回3度目の建て替えを前にして物語は回想に入っていく。作中に出てくる“小椋”という小説家は辻村深月さんだろう。ここで行われた直木賞授賞式‥それにこんな秘話があったとは。作中に登場するそれぞれの時代の東京會舘の内装などをネットでググりながら画像を見るとさらに印象がわかる。そんな楽しみを兼ねて読んでいける。

『いつかきっと今日のことを、また思い出す。この灯りや、建物の姿とともに。思い出の余韻は、そうやって、ずっと、誰のもとでも平等に続いていく。建物の時間は流れていく』‥ずっと存在する建物とはそういうものだ。
『きっと、この建物にやってきた人の数だけ、それぞれ、どんな思いでどういう時に来たのかという物語があると思うんです。それはきっと、お客さんの側にも、もちろん従業員の側にも』‥その思い出を温かく描写する辻村深月さんの、ミステリとは違う一面を心地良く読ませてもらった。
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No.41:
(5pt)

昭和好きにおすすめ

今の建物の前の前の、むかーしの東京會舘の歴史を学びながらパーソナルな物語が読める。
どの物語もスポットライトの当たる主人公のお話し以外も心に響く。
登場人物たちの東京會舘への愛を感じて、建物は違うけれど訪れてみたくなる。
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4620108219
No.40:
(2pt)

面白い試みだと思いますが・・・

1つの建物の100年間を追った作品です。
とても面白い試みだと思うのですが、ストーリーが弱いと思いました。

大正時代に西洋の音楽家の演奏を見て感動した話しだとか、
太平洋戦争のときに結婚式を挙げた話しだとか、そういう短編集なのですが、
どの話しも内容が浅くてインパクトに欠けた話しばかりです。

話しの内容は大半が時代背景や登場人物の生い立ちの説明ばかりで、
肝心なストーリー的な部分が少ないです。

最初の章では日本初の民間人の社交場として建てられた経緯とか、
中盤では戦後にGHQに接収されてアメリカンクラブオブトウキョーに名前を変更した経緯とかの説明が長く続きます。
本の最初に数ページだけあるのではなく、各章ごとに時代が変わるので、その度に時代背景の説明が長々と書いてあります。

僕はこの作品に限らず他の作者の小説でもそういう説明の部分が苦手なので、
その苦手な部分がずーっと続いてる作品です。
東野圭吾さんの作品で湯川さんが科学の話しを長々としてるあの感覚に似てます。
内海さんが「もういい、もういいです」って話しを遮るやつです。

時代背景の部分はノンフィクションなので東京會舘に興味のある人には歴史を知る勉強になると思いますが、
肝心なストーリーの部分は不思議な事件が起こった創作話でもないしドキュメンタリーでもなく、
無難で中途半端になっていると思います。
僕は田舎者で東京會舘という建物の存在すら知らない人間で何も思い入れが無いので興味が沸きませんでした。

僕は他の辻村深月さんの作品を読んでファンになったのですが、
この作品は上下2巻の大作なのに残念ながら・・・という感想です。
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4620108219
No.39:
(5pt)

親子の葛藤

上巻に引き続き面白いの一言。

特に、直木賞を受賞した作家の話が面白かった。

親の望む道を歩むことが正しいと思えない少年と、自分の思い描く人生を歩ませたい親とのわだかまりが直木賞を受賞することで溶けていく。

直木賞の受賞式を東京會舘で行うことから、その仲人のような役割を東京會舘の従業員が行うという流れに感動します。

こんな感動をもらえるレストランなら是非とも一度で良いから行ってみたいです。
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4620108227
No.38:
(1pt)

新書で購入したのに返品します

新書で購入したのにこれはなんでしょうか。。
検品の丸だったのかショックで返品します
東京會舘とわたし(上)旧館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(上)旧館より
4620108219
No.37:
(5pt)

フィクションt歩は言いながらも、ほとんどノンフィクション

東京會舘という名を聞いたのは、立教大学観光学科の実習先の一つだった時です。九州出身の私にとって、東京會舘の位置づけなど全く知りませんでした。この本を読んで、歴史ある会館で、様々な演奏会などが開催される由緒ある会館であることを知りました。地下通路で帝国ホテルとつながっているなど、なかなかできなかったことだろうと思います。この本に出合えてよかったと思っています。
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4620108219
No.36:
(5pt)

伝統を守りつつ、変化し続ける東京會舘に期待します

1974年に立教大学観光学科を卒業した私にとって、東京會舘は実習先の一つでした。田舎者の私にとって、東京會舘の知識はありませんでしたが、そうそうたる実習先の一つになっていることに、それなりの格式のあるレストラン・宴会場であることは分かりました。上京した時には、必ず立ち寄りたい場所となりました。
東京會舘とわたし(下)新館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(下)新館より
4620108227
No.35:
(5pt)

本当のお話を小説に

本当にあった出来事を小説仕立てにされた作品のようですね。
東京會舘のサイトにも体験談として書かれていました。

東京會舘の上品さ、素晴らしさが目に浮かんできました。
また、上巻の戦前の頃に祖父がこの辺りに住んでいましたので、祖父はこのような所で過ごしたのだなあ…と感じながら読みました。
いつか行ってみたいです。

この本に出会えて良かったです。
ありがとう。
東京會舘とわたし(上)旧館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(上)旧館より
4620108219
No.34:
(5pt)

心からお勧めしたい

著者の入念な取材を経ており、一部ほぼ実話の章もあるそう。東京會舘に行きたくなる作品。読書が苦手な人にもぜひ読んでほしいと思う。
東京會舘とわたし(下)新館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(下)新館より
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No.33:
(5pt)

ありがとうございました

大変きれいな状態の本でした。送付も早くにありがとうございました。
東京會舘とわたし(上)旧館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(上)旧館より
4620108219
No.32:
(5pt)

東京會舘の思い出がよみがえる一冊

この小説は、東京會舘を舞台にした連作短編集である。ここには、越路吹雪や岩谷時子、出久根達郎やバーテンダーの今井清といった実在の人物もいる(他にもいるのかもしれないが、確認が取れたのがこの4人)ので、小説にもかかわらず内容がすごくリアルなのである。そう思っていたら、いくつかのエピソードは利用者の体験をもとに作られていることがわかった(詳細は東京會舘のサイト内にある「わたしの東京會舘」コーナー参照)。さらに、越路吹雪が極度なあがり症だったというのも、業界では有名な話だった。そうしたエピソードをうまく換骨奪胎して、作者は美しい物語へと昇華させた。

私事で恐縮だが、東京生まれ東京育ちの私でも、東京會舘はとにかく敷居の高い場所で、現在に至るまで、訪れたのはわずか数回である。初めて訪れたのは、私の結婚が決まり、父が家族と私の婚約者(現在の妻)をプルニエに招待してくれた時なので、30はとうに過ぎていた。小説に出てくる人たちと比べると、東京會舘デビューは少々遅い方かもしれない。

当日は、東京會舘という敷居の高さに若干緊張したものの、それよりもおいしいフランス料理が食べられるということで、ワクワクする気持ちの方が強かった。しかし、東京會舘の建物に一歩入って、そんな浮ついた気分はすぐに吹っ飛んだ。建物が醸し出す重厚さに、まず圧倒されたのである。「こんな場所が日本にあるのか」というのが第一印象だったと言ってもいい。そんな風に少々気おされながらプルニエに入ったわけだが、メニューに価格が書いていないことにも驚いた。価格が書いてあるメニューは、ホスト(=カネを払う人)だけが見ればよく、おごられる人は値段のことなど気にせず好きなものをオーダーすればいいという、レストランの配慮である。言われてみれば納得だが、そういう高級レストランの在り方というものを、ここで初めて体験した。食べたのはアラカルトで、舌平目のボンファムやクレープシュゼットといったいわば鉄板だったが、当時流行りだった料理と比べるとやや重い印象はあったものの、フランス料理とはこんなにうまいものなのかと思ったものである。私の妻も大満足だったことは言うまでもない。

そして、もうひとつ強烈に印象に残ったのが、ここのフロアスタッフの人たちの親切さである。小説でもお客さんに寄り添うようなフロアスタッフの話があったが、私も親切に各料理について教えていただいた。家族と一緒とはいえ、婚約者と一緒にプルニエに行った以上、やはり恥はかきたくないということで、今にして思えばずいぶんコチコチになっていたと思う。きっと、そんな緊張ぶりは、ベテランのフロアスタッフの方々からすれば一目瞭然だっただろう。しかし、こういう高級レストランに慣れない私のような客を品定めするのではなく、緊張をほぐして料理を楽しんでもらおうという気持ちが伝わってきた。なにより、その気持ちがうれしかったことを憶えている。

デザートまでのすべて食事が終わった後、父に言われたのが「結婚が決まり、本当の大人になったお前をここに招待した」ということだった。結婚=大人という図式に若干違和感があったが、ここが東京會舘が真の大人のための場所であることには全く異論はない。その後、会社の接待に東京會舘を使ったこともあるが、ご招待した年配のお客様から東京會舘にまつわる思い出話を聞かされると、ここがいかに多くの人々にとって特別な場所なのか、再認識させられたものである。

ついつい私自身の東京會舘についての思いを語ってしまったが、もうずいぶん昔の話である。しかし、この小説を読むと、そんな古い記憶が走馬燈のようによみがえってくるから不思議だ。それにしても、驚くのはこの本の筆者が辻村深月という、まだ若い作家だということである。百年近い東京會舘の伝統と格式を作ってきたのは、場所柄権力の中枢にいる政財界や、あるいは文壇といった、日本の伝統的なエスタブリッシュメントに他ならない。往々にして反感を持たれやすい場所でもあるし、現在脚光を浴びる若いIT長者なら、古臭いと鼻でバカにしかねない場所である。しかし、北京や上海、台北やバンコクといった最近急速に発展しているアジアの都市には、豪華な高級ホテルやレストランはあっても、東京會舘のような、それに加えて伝統の重みを感じさせる場所はない。西洋と日本の文化の粋が融合した東京會舘は、世界のどこにもない、日本だけの特別な存在である。そうした東京會舘の伝統と、そこにまつわる人々の思いに敬意を表した美しい小説を、辻村さんのような若い作家が書いてくれたことがとてもうれしかった。

この本は、東京會舘を知らない人でも十分楽しく、そして気持ちよく読める本だが、私のように多少たりとも東京會舘を知っている人、あるいは何らかの特別な思い出を持つ人なら、より楽しめるだろう。そして、東京會舘をまだ訪れたことのない人は、ぜひ一度足を踏み入れてほしいと思う。わたしは昨年オープンした新しい建物には入ったことがまだないが、本書にある東京會舘の伝統が受け継がれていれば、伝統と格式に多少気圧される部分はあっても、逃げ出したくなるような場所ではないはずだ。どこか、やさしく包んでくれるようなところもある。かつて私の父がしたように、子供がもう少し大きくなったら、私も大人として東京會舘に招待したいと思っている。
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4620108227
No.31:
(5pt)

田舎者なので憧れるけど

お値段すごいんだろうなあ、って感じになる。
歴代受け続かれた気遣いみたいなのはプライスレスだけど、なかなかできない。
だからこそ一度行ってみたい。
東京會舘とわたし(下)新館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(下)新館より
4620108227
No.30:
(5pt)

感涙しながら真の心遣いを学ぶ時間を持つ贅沢

昭和の後半から現在に至るまでの東京會舘のお話です。
人生の変換期や震災のような日本の変換期もいつもと変わらず寄り添ってくれるスタッフの皆さんの心遣いに、心温めていただきました。

また、お客さん、スタッフといった多くの大人たちが時に自分たちの弱いところもみせながら、多くの若者たちを元気づけ、育てていっている姿は、私のいいお手本になりました。
えーカッコしいしないぞ。

もうはるか昔、同級生が東京會舘に就職したことを誇らしげに語っていた意味が今やっとわかりました。読んで良かったです。
東京會舘とわたし(下)新館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(下)新館より
4620108227
No.29:
(5pt)

客の目、スタッフの目。同じ出来事でも見え方が違うから面白い。

創設時の大正11年から東京オリンピックの行われた昭和39年までの東京會舘で繰り広げられる心温まるエピソードで構成されています。
書かれているのは、客として、スタッフとしての何気ない関わりですが、それぞれの人生にとってかけがえのない瞬間になっていることが十分に伝わってきて、幸せな気持ちになりました。
雑に人と接しないようにしようと思います。

寄り道して東京會舘の中を通ってみましたが、いくつかの企業などと同じ建物でも一歩入れば重厚感が半端ありませんでした。この本のおかげでまた新しい経験ができました。

次はどんなところで今までの登場人物に会えるのだろうとワクワクしてしまう本です。おすすめします。
東京會舘とわたし(上)旧館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(上)旧館より
4620108219
No.28:
(5pt)

今すぐ東京會舘に行きたくなった

震災の不安、作家になる決意。どの章を読んでも、興奮と感動が止まらない。本当の意味でプロであることとは、相手の立場に立って行動すること。今年読んだベストの本でした。
東京會舘とわたし(下)新館Amazon書評・レビュー:東京會舘とわたし(下)新館より
4620108227

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