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東京會舘とわたし
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東京會舘とわたしの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.13pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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※ 上下巻あわせての感想となります。 ☆は3つにしてありますが、これがあくまで上巻の評価。 下巻になると物語がより現代に近づき、読みやすくなるので、下巻だけの評価ならが☆は4つです。 今作の主人公は「建物」。 東京・丸の内に実在する東京會舘という宴会場・結婚式場・レストランの長い歴史を描いた連作短編集です。 (しかし私がこれを書いてる2017年9月現在は本館は建て替え工事のため、お休み中。) 読者好きな方には「直木賞・芥川賞の記者会見と贈呈式をするところ」と言った方がわかりやすいでしょうか。 描かれるのは大正12年から平成27年まで。 いろんなエピソードがあったけど、登場する有名人はマッカーサーから角田光代までいろんな時代のいろんな方が! それだけでもう東京會舘の歴史の重みを感じます。 長い時間の中で毎日毎日新しい物語が紡がれていく。 どんな建物にもこんな風に一人一人の思い出が詰まっていると思うと感慨深いです。 実際に東京會舘へ行って、食事をしてみたくなることは間違いありませんよ。 (なお、作品に登場するお土産用のお菓子は通販でも購入可能です) | ||||
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ただ1点、「作者」が強く意識される9章は余り好みじゃないかも。 細かい部分で、氏がエッセイで書いていた「その時の心情」が出てくるのが「公の時に私を出してる」みたいに感じてしまい、「お話」に没入するのを妨げられた気がした。多分9章が「メイン」なんだろうが、9章が異質に思えた。 全体としてはとても上質なんだが↑は違和感があった。 これを期に「東京會舘モノ」が流行って、色んな作家さんが書いてくれないかな。と、思う位に「東京會舘」が魅力的だった。 楽しみました。 | ||||
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健全に前向きで明るく清潔な本だ。という印象。 真摯に勤勉な人が、ちゃんと報われる感じが読んでてとても心地よい。 (辻村氏の本は「ヘンに捻り」を入れた話より、ストレートの方が好み派です。本書は好みの方) ノスタルジーに浸るには、むしろプロローグが邪魔に感じた。 気持ち良く読めた。楽しみました。 | ||||
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