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ラストナイト
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ラストナイトの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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主人公のキャラクターがいい。目的は、復讐と、作品途中から、感じていたが、結末まで、面白く、いっき読み。 | ||||
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薬丸岳作品は全部、読破しているし、胸を揺さぶる、もしくは考えさせられるテーマが多い。ただ、ネタバレしてはいけないので詳細は記載しませんが、ラストがだんだん近づくにつれ嫌な予感しかしない。しかも、顔に刺青、義手、この段階でリアリティが思いっきり欠如している。そんなこの世に存在しないであろう人物を主人公に設定しているためか、何だか浮世離れしてしまっている。ただ、何故?どうなる?と展開が読めないだけに最後まで読んでしまえるし、時間もかからない。ラストも途中から分かり始めてしまうし、うーん、自己犠牲の愛情。涙する作品に仕上げようとしているのだろうけど、主人公がこんな顔面刺青、義手でってなってくると、正直、リアリティの欠如で良い作品が駄作に思えてしまう。ただ、何で何でと思わされてるので、頁をめくる手はノンストップ。これは、映像化されたら面白いし、心揺さぶる作品になるのかな。本来なら☆1つ。でも、面白くノンストップだから☆2つ! | ||||
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登場人物5人の5章構成で全てが繋がってます。4人くらいでまとめてればスッキリして良かったかなと思います。 前日に似たような構成(ジャンルは全然違います)の夜行という本を読んでしまったためラストナイトの印象はほとんど無かったです。 | ||||
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薬丸さんの作品は後味の悪さがクセになりますよね(^^; これもまさにそんな感じ。 うーん、まわりくどいやり方で仇討ちといったところかな。 | ||||
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顔に刺青を入れ、犯罪と出所を繰り返す男を、他者の視線で語っていく。同じセリフがあるのはページの無駄使いのように感じたし、全体的に物足りなさがあるものの、人生を懸けた復讐は物哀しくやりきれない思いが残る。いつものように読みやすく、一気に読めた。 | ||||
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章ごとに語り手が変わりながら、32年の間、次々と刑務所暮らしをしてきた男の目的に迫っていくミステリ小説。 著者の作品にしては珍しく登場人物の心理描写がいまひとつで、感情移入できなかった。語り手ごとに同じやりとりが繰り返される場面についても、隠された伏線があるのかと思いきや特別なことは特になく、くどく感じた。 第五章の荒木誠二の章で全てが明らかになるのだが、引っ張ったわりにはあっけない終わり方だったのが残念だった。また、荒木誠二がコソコソしている理由も納得できないし、彼が真相にたどり着く流れも不自然だった。 著者の小説は全て読んでおり大好きな作家だが、今回は物足りなかった。 次回作に期待したい。 | ||||
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顔に豹柄の入れ墨、義手の累犯者を主人公に、関係者5人の視点によってじわじわと 真相に近づいていくプロットが読む手を止められなくする至高作品。 伏線の散りばめ方も、回収へ向かう展開も、なぜに対する答えにも唸らされる。 物語は32年間の積年の想いを5日間に凝縮、この5日間の濃密度が、原題の 「檻から出た蝉」のほうがしっくりくるような気がした。 別な意味での、どうにもならない現実からくるこの「檻」感が、関係者とも重なるから。 それよりも、なぜ、顔に入れ墨、義手、罪を重ねるのか…。 主人公の行動動機を類推しながらも、悲しく重すぎる真実と負の執念が心にずっしりと居座った。 正義のための一瞬の過ちで人生が狂わされる主人公が見つけた生きがい。 正しいか、間違ってるかはどうでもいい。突き進むことで生を感じてるのか…? また、関係者5人とのかかわりの中で、心のわだかまりを消化する微妙な良薬を投下できたことも 主人公の本懐の一部ではなかったのだろうか? 逆に、ある関係者の一言で、最後の本懐の形で迷いが生じ、罪より罰、ある種の救いを選んだというところから、 主人公もかかわる人間から影響を受け、もともとは善人である不器用な人間らしい一面が見られた…。 とにもかくにも、ありきたりな凡人の思い込みを揺さぶられる真相、同じ場面を繰り返し描写したからこそわかる 立場によって変わる話者の心情、終盤に向かう場面での緊張感、そして、語られることのない主人公の深く悲しく 孤独な心根を、夫婦や親子の絆を、読者に訴えかけてくる点で、プロフェッショナルな作品であることは間違いない。 そこには、エンターテイメントとして、偶然性や、何もそこまでという無粋で現実主義的な観点が入り込む余地はないのではないだろうか? 今作を読んで思ったこと…我々ミステリー愛好家は、伏線の張り方と回収、動機の強弱などで、どうしても作品の評価を してしまうことが多いが、今作の主人公や「白夜行」しかり、はっきりとわからない人間心理の謎こそが、小説の醍醐味ではないの ではないだろうかと。 言い方を変えれば、主人公片桐の深闇の中の心情は、著者の手をも離れていたのではないかとも…。 以下、勝手な拙私のエピローグ補完。 「そうだったんですか…でも許すことはできません…だけど、確かに私たちは3人で家族だったんですね…。」 | ||||
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著者の作品はすべて読んでいますが、今回はちょっとガッカリしました。特に衝撃的とも思えませんし。いつものような巧みな心理描写が描かれておらず、おおざっぱな気がしました。 同じ内容を何度も読まされるので、少しストレスを感じました。 次作に期待します。 | ||||
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登場人物ごとに章を作って物語が進んでいきます。 5人とも関連しているので、話がダブる部分もありますが、新たに説明を補足しているので、確認ができ、ストーリーがよりリアルさを増していきます。 第5章から、急展開を見せます。そのラストが圧巻です。 読み終えて本書がハードボイルだと気づきました。 なかなかここまで背負い込むことは普通はできないと思います。 | ||||
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KindleをDRしてから、10册近く薬丸氏の作品を読んでいますが、 私にとっては1,2を争うすごさです。 途中で動機が何となく分かりましたが、 最後の展開は見えなかった。 寂しさとやるせなさに泣きました。 主人公は普通の人だった。 | ||||
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章ごとに語り手が変わる構成 このような小説の醍醐味は、ある事件なり人物に対する評価や印象が変化していくことにあると思う。 最近では「〇の〇ア〇ックス」が衝撃的であった。 本作では、中心的な、ある人物の印象が最初から最後まで全く変わらない。 同じ場面を違う角度から描写するというよりも、同じ会話を何回も読まされていると感じる。 さらに、ある人物のなそうとしていることの是非はともかく、 その手段があまりにも馬鹿馬鹿しくとてもついていけない。 こんなことを実行する人間は絶対にいないと断言できる。 これを、商売とはいえ「魂を震わせる衝撃のミステリー」というのはあんまりである。 | ||||
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ロビン・ウィリアムス主演「アンドリューNDR114」の木彫りの馬、本木雅弘主演「おくりびと」の小石、この小説では1枚の写真。モノに込められた人の想いで涙腺崩壊。 | ||||
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真っ直ぐに生きるせつなさや悲しさを感じた。主人公は目的を達成するためだけの人生だったと思うとやり切れない。ひとつひとつのセリフが読了してから重く感じた。さすが薬丸岳さん。 | ||||
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【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[?] ネタバレを表示する | ||||
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