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アヒルと鴨のコインロッカー
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アヒルと鴨のコインロッカーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全256件 81~100 5/13ページ
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スピード感を持って読めます。 2年前と現在を意識して読まないと、こんがらがっちゃいますので注意してください。 動物園を襲撃する物語は「熊を放つ」ですね。 こちらはもっと読みにくいですが、面白いと思います。 上級者の方どうでしょうか。 アヒルと鴨の違いは、正確には答えられませんでした。 調べてみたら、へー、ですよ。 | ||||
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村上春樹っぽい文体や世界観で奇妙なミステリーが展開される、一方で現在と過去が交錯しながら ラストに向けて謎が解き明かされていく収束感がある。ギミックに凝った作りとどこか日常を逸脱したキャラクター おおよそ大学生あたりを主役に据えたストーリーラインは作者の十八番ですが 主人公が1つの物語に後から参加したというスタンスが面白くも切ない。 ミステリーとしても青春ものとしても嫌みなく完成度が高く、地味ながら伊坂作品ではいまのところ一番好きな作品かもしれません。 | ||||
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鼻歌を歌うときは、周囲に気をつけな。特にディランは。 人間は必死になれば、たいていのことはできるものだ。 外国人が、日本語でシャローンの猫の話をそらんじれるくらい。 復讐のためには。 動物虐待、HIV、外国人差別。 現代日本の抱える暗い問題に、現在と2年前が交錯する物語。 アヒルも鴨も、外見が違うだけ。 正しい気持ちは変わらない。 国際化しながらも、言葉のささない違いだけで差別する、現代日本の島国の狭きひずんだ心。 因果応報、遠い異国ブーダンに学ぶべきだ。 軽快な河崎言葉に、まんまとやられたよ、ドルジ。 「なぁ、椎名」 | ||||
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タイトルとあらすじを見ても、展開が何も予想できない作品でした。 実際読み始めても、何気なく物語が進むだけ。 ところが、最後がやはり素晴らしかった。 何気ないところも複線になっていて、また過去と現在の構成もいい。 悲しい話だけど、軽く読める。しかし、軽過ぎず、読んだ後にジーンときた。 伊坂さんの作品は、始めの8割が”起承”になっていて、最後の2割でいきなり”転”と”結”が来るものが多い気がするが、これはその典型な気がした。 そして、その”転結”が素晴らしく面白い。 PS この作品がきっかけで、ボブディランを聞き始めました。 | ||||
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伊坂さん最高ですね。 あとから思えばそこは無理があるだろうってのものめりこんで読んでるから気づかない(笑) | ||||
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ちょっと暗い話ですけど、 こちら、俳優の瑛太sanが出演してる 映画になってますよね!! あとhamada 岳君!! 2人とも演技上手ですよね!! ますますファンになりました!! 伊坂さんと瑛太kunとか岳kunとか雰囲気が良くて 大好きです!! | ||||
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伊坂さんの作品には残虐などうしようもないクソッタレが出てくることもしばしばあるけど、読み終わる頃にはスカッとさせてくれる。 今回も最後の最後まで期待したけど、胸がムカムカしたままだ。 読み進めて行くうちに期待が膨らみ、不安が募るなかで見えてきた答えには納得いかなかったわけじゃない。 因果応報、輪廻、でも少し悲しかった。 タイトルの意味はやっと最後に分かったけど。 よくそんなタイトルが思い浮かぶものだなぁ | ||||
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これはなかなか面白い青春小説だと思いました。 現在と過去、日本人とブータン人、都会と田舎を一生懸命生きる若者たち。 とても"空気"を感じる一冊です。 | ||||
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映画版は観ていなく、伊坂幸太郎さんの作品を読むのはこの作品が初の状態で読んだ。 「すごく良く出来てる!」読んでいる途中で感動した。この作品を書くのにどのくらいの時間をかけたのだろう?と、とにかく作者の構成力と労力に感動していた。 読み始めるまでは本の分厚さに少しひるんでいたけれど、読み始めると、全体に漂う過去に何かがあったことを思わせる不穏な空気に引き込まれ、過去と現在が近付くにつれ先が気になって仕方がなく、気がつくと少し夜更かしまでしながら一気に読破していた。 長編であることが効果的で、「ああこのセリフはあの人が言っていたことだ」「あれはここに繋がっていたのか」と、読者である自分も記憶を辿って思い出すように物語を体感することが出来る。 映画版は観ていない状態だったけれど、濱田岳と瑛太が主演であることは知っていたので、完全に椎名は濱田岳、河崎は瑛太の顔を当てはめて読んでしまった。 少し気になったのは、主要の登場人物たちが妙に悟り気味で、わりと何でも受け入れられるドライな人間だというところ。 こんなにあっさりしてるもんなのかな?と少し違和感を感じてしまった。 この小説は、純文学が好きな人と大衆小説が好きな人とで好みが分かれると思う。 自分はどちらかというと純文学が好きなので、登場人物に物足りなさを感じてしまったのかもしれない。 自分にはこんなによく出来た構成は書けないし、作者の労力を考えるとこんなことを言うのはおこがましいけれど、小説を書き始めた人にとっては、構成やアイデアが参考になる作品であると思う。同時に、「つい自分も同じようにこういう描写をやっていたな」と反面教師的に学ぶ部分もある。 ちなみに読み終えた後に映画版を観ましたが、「ここ、こうやって映像化したんだ!」と、めちゃくちゃ楽しめました。 | ||||
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河崎の奇妙な言動に椎名が巻き込まれていく話 (本の中では伊坂さんらしい秀逸な表現で書かれています) 衝撃の事実・残酷な出来事・切ない思いなどが 伊坂さんらしい、ほのぼのとした・ほっこりとした 心地の良い曖昧さで書かれています 大好きな1冊です | ||||
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著者の作品を何冊か読んだが、独特の世界観と表現に毎度感心させられます。とにかく一気読み必至。 | ||||
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面白かったです。最初の軽犯罪?からは想像ができないくらいシリアスな内容になっていきます。普通、重い話の場合は、じっくりと読んでしまうのですが、軽い文体なので、すいすい読めます。どんどん重い話になっていくのですが、読むスピードは加速し、あっという間に読み終わりました。丁寧につくられている作品です。逆に丁寧過ぎて広がりがあまり感じられなかったので、星4つです。 | ||||
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伊坂幸太郎を読んだことがなかったし、kindleに多く配信されていたので購入。 小説ならではの展開でおもしろかったです。 映画が気になります。どうしたんだろうかと。 | ||||
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言葉遣いがとても上手い。 一言だけ言わせてもらおう、 井坂幸太郎は天才だ! | ||||
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引っ越し先のアパートの隣人である河崎という男に「一緒に本屋を襲わないか」と持ちかけられ、主人公の大学生が本屋裏で見張りをするシーンから物語は始まります。どんないきさつでそうなるの?と読者はそう思わずにはいられません。この序盤からの唐突な、不思議な展開で物語に一気に引き込まれます。 そして現在と過去の回想が連続して描かれるようによって、「アヒルと鴨のコインロッカー」という不思議な言葉を組み合わせたタイトルが持つ意味を含めた、今ある真実が徐々に浮き彫りになってきます。 売れっ子作家である東野圭吾や宮部みゆきなどのように、読者を作品世界に引き込む筆力、緻密に散りばめられた伏線、物語構成に圧倒されます。なんといっても伊坂作品の代名詞ともいえる、魅力的、独特な雰囲気を身にまとった登場人物たちの洒脱のきいた会話、心情描写が随所にあらわれ、プッと思わず吹いてしまうシーンもちらほらと。まるで電車や本屋で漫画を立ち読みしている人のように笑ってしまいます。 吉川英治新人賞を受賞するだけの作品でありました。伊坂幸太郎の別作品を読んだことがある人はもちろん、初めて彼の小説に触れる人でも十分に楽しめること間違いなし!! この作品が持つ、現実から少し離れているようでありえてもおかしくないような世界に触れたくて、しばらくたった後にもう一度読みたくなってしまいます。すでに4回は読んでしまいましたよ。 伊坂作品やっぱり好きだ。 | ||||
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本屋を襲い広辞苑を奪う、 死体を鳥葬にする、 神様をコインロッカーに閉じ込める、 など突拍子もないアイデアが炸裂する青春小説です。 陶器のような肌のペットショップ店長や 隣の部屋のブータン人など 興味深いキャラクターが登場して 最後まで飽きさせない展開が続きます。 | ||||
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現在の物語である椎名と河崎の事、 2年前の物語である琴美とドルジの事。 交差しそうにない2つの軸が徐々に交差され、 その2つの軸におけるある人物の秘密が判明した時、 この物語は誰の物語であったのか、 何が伝えたかったのかがわかる仕組みとなっている。 ミステリー小説における「謎」というものは必ずしも 最後のどんでん返しでなくてはならない、 といったことが必ずしもそうでないと思わせてくれる。 素晴らしい作品構成で満足しました。 | ||||
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このタイトルは、イイと思う。 一筋縄ではいかない、ちょっと退廃的なムードといい、昔のイタ・フラ映画に似た匂いを感じる。 ストーリーもキャラクターも、リアリティーという点でギリギリ「はみ出す」ところまで、デフォルメされている。 それらが、物語終盤に見事に回収され、皆さんが「伊坂ワールド」と呼ぶ世界が、くっきり浮かび上がる。「お見事」と膝を打てる人、どうにも受け入れられない人の、両極に分かれるだろう。 案外、ヌーベルバーグあたりの映画が好きな人などは、すんなり入っていけるかもしれない。 軽薄という誹りを受けるかもしれないが、例えば密教などを調べていると、突き詰めていくと何が何だかよく分からなくなり、何かこの物語と類似した、軽い心境になることがあった。「どうでもいいや」というのではなく、「そういうものかもしれない」という無責任な心境と書いて、分かってはもらえないだろうか? 作中で、ブータンの仏教(チベット仏教)に基づく死生観?が重要な意味を持つのだが。輪廻や性や、根本的な生って、考えれば考えるほど曖昧にしか捉えられなくて… その辺りも含め、人物を極度にデフォルメした上で、けっこう人間の本質を描けているのではないか? 伊坂氏の、この路線の作品を読むと、いつもタランティーノの映画『パルプ・フィクション』(こちらはハリウッド映画)が頭に浮かぶ。 『アヒルと〜』や『ラッシュライフ』などが好みであれば、これはイチオシ。ずいぶん昔の映画だが、楽しめると思う。 | ||||
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過去と現在が交錯し、伏線もいっぱい。 ミステリーというよりは推理せずに素直に読んで、キレイに驚くという感じ。 悲しいけど静かな印象で、サクッと読めました。 それに伊坂さんの文章は、一文一文が短いからか、 リズムがあり読みやすくていいですね。 会話やたとえも面白いので、「くすっ」と笑えることもしばしばです。 | ||||
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大好きな本だ。 河崎と琴美のやりとりはずーっと読んでいたいと思う位面白い。 伊坂の正義観・ヒーロー観みたいなところが 圧倒的に読めるのはこの1冊だと思う。 リンクだ複線だオチだとか必死に読まないで欲しい。 もったいない。 ただただ、気持ちを本に重ねて読んで欲しい。 愛と正義を心地良く書ける伊坂幸太郎!凄い。 | ||||
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