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(短編集)
チルドレン
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チルドレンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.37pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全205件 141~160 8/11ページ
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「バンク」閉店間際の銀行で、強盗に人質に採られる大学生の武藤と陣内。同じく人質となってしまった盲目の学生 永瀬。はたして、人質は無事に解放されるのかといった、手に汗握る展開にはなりません。 「チルドレン」家裁調査官になった武藤が、半年前に担当していた万引きで捕まった少年が、誘拐されていた。当時、面接に付き添った父親は、飲食チェーンの社長にもかかわらずジャージ姿で現れて・・・。 「レトリーバー」仙台駅前の時間が止まっている不可解な現象 他2編 時代は前後し、脈略はなさそうなのに、ちゃんとシンクロさせる手法は、お手の物といった感じですね。 それにしても、陣内は面白い!近くに居たら友達にはならないだろうけど! | ||||
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5編の短編からなる物語ですが、各章に陣内という主人公が出てきます。 一見ハチャメチャで破天荒な男ですが、逆を言えば、どんな人間にでも、分け隔てなく相手をすることが出来るとても魅力的な男だと思いました。 自分も陣内のようにどんな向かい風にもぶれない精神を身につけたいと思いました。 みなさんもぜひご一読を! | ||||
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とにかくキャラクターの魅力で読ませてしまう話。矛盾してる様でたまに核心をついてたり、自己中な様で実は一番平等に物事を考えられる男・陣内という愛すべき捻くれ者にまつわる短篇をあらゆる時系列に散りばめて繋がりを持たせる、伊坂氏お得意の手法を用いた作品。書いてある話はなんてことないのに、この陣内のお陰でなかなか楽しい読み心地。軽く笑えて、元気になれる、まさにビタミンの様な小作品。肩の力を抜きたいとき、疲れた時は迷わずコレだね!!なーんも深く考えずにスラスラ読めるし、なんだかコチコチの純文学やら壮大な思想を掲げた名作やら毒だらけの刺激的な読書の合間にこういうの読むと物凄く癒される。このシンプルさがいいね。あと、個人的にスゴク好きなカポーティの「夢を売る女」(原題:Master Misery)という短篇からの引用があって、それを読んだ時はかなり嬉しかった。いいセンスしてるやん!さすが陣内!と思わずツッコミました。笑。 | ||||
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と、思った。 陣内の存在が。 若気の至りとはいえ、周囲の見えないやつめ! 空気を読め! と。 しかし、2本目の作品に出てくる陣内は、 同一人物でありながら、印象が違う。 いや、中身が変わっているわけではなく、 むしろ何にも変わってなかったんだろうな〜と思う。 1本目の作品では、陣内よりも鴨居や永瀬の存在を際立たせておいて、 実は全編の軸になっているのは陣内!という手法に やられた!!!!!と思った。 そして最後は何故か陣内を人間的に好きになっていて、 またしてもやられた!!!!という感じがする。 | ||||
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いたら面白いだろうなと思う主人公「陣内」と彼に振り回される人たちを描いた連作短編集.各短編ともちょっとしたミステリーが散りばめられていて(というよりは陣内が必要以上に日常を非日常に変えてしまっているのかもしれないが)内容は極めて面白いものとなっている. 楽しんではいおしまい、と言うような時間つぶしの本というレベルの作品ではない.そんなレベルは遥かに凌駕している.続編を期待したい. | ||||
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日々成長がある、そんな生活はみな違っていて 同類的友達とがひきあいながら進んでゆく。 ちょっとしたきっかけが、ちいさな謎をつくり またちょっとしたことが物語をおおきくしてゆくきひきつけられる。 大人が読むとなーんだのようだが、少年の心の動き 周りの状況がつぎの短編へとみちびく。 たいへんにシンプルであり読みやすいが、なかに ある主のジグソーパズルのようでもあり 読後はさわやかだ。 一読推薦します。 | ||||
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同じ世界の短編集 伊坂幸太郎の場合、小説を越えて同じ世界観なのだけれど。 面白い。 この著者の描く変人はいつも魅力的。 武藤さんの裏拳はツボだった。 頭の中で、スローで綺麗に再生された(笑) | ||||
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『日常の謎』的な作品5本が収められた連作短編集です. 中心となる人物の言動や性格,やや気取った雰囲気など, 登場人物や世界観がほかのそれらより丁寧に描かれていて, ただの『日常の謎』でおわっていないのが楽しいところです. また,連作なのですが順に繋がっているのではなく, それぞれの作品の時間が前後しているのが特徴的です. とはいうものの,繋がりをややこしく感じることはなく, 読んでいるうちに自然と気づき「ニヤリ」とさせられます. ほかにも,全編をとおして絡んでくる父と子の関係や, 盲目の成年をめぐる少しチクリとさせられるやり取りと, 楽しいだけではない物語としての読みごたえもじゅうぶん. 短編ということもあって読みやすく,おすすめの1冊です. | ||||
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伊坂幸太郎さんの作品はこれが2冊目でした。 まるで映画やドラマを見ているかのようにサラリと読めてしまいますが、 かっこいい台詞が所々にちりばめられているので、 少しでも自分に染みこむようにと何度も読み返したくなります(笑)。 少年問題や家裁調査官という仕事に興味のある方にも おすすめなのではないでしょうか? | ||||
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最近活字離れをしていたのでリハビリとして手に取った一冊。 大変読みやすく、すんなりと一冊読み終えました。 何も気負う事なく楽しく時には深く、充実した時間が持てたと思います。 が、全編に共通して出てくる「陣内」君。確かに魅力的な人物ではありますが どうしても、過去に色んな作家さんが書かれた様々な作品の『珍妙な人物像』 を寄せ集めて作ったような、どこかで見た性格設定だなぁ…と言う感じが 拭い切れませんでした。 だからと言ってこの作品が気に入らなかったわけではなく、大変おもしろく 読ませて頂いたわけなんですが。 疲れている時や、ちょっと元気になりたい時さっと手に取るにはいい本だと思います。 | ||||
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伊坂幸太郎の本をはじめて読んだのですが、とても読みやすかったです。話の展開の仕方、キャラクターの存在、語り口調、設定などおもしろくひとつひとつの話がつながっているっていうのもおもしろいですね。陣内というひとりのキャラクターを中心にこの本の世界が広がっています。 是非読んでもらいたい1冊ですね。 | ||||
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心の底から楽しめます。 起こる事件。ひとすじの奇跡。 全ての作品にあることだけど、この本が一番わかりやすくて一番暖かい作品です。 今の社会、全員がコレを読んだら自殺など起こらない。 そのくらいの作品です | ||||
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笑えます。 大声で笑うとかじゃなくて、にやりと笑っちゃいます。 おもしろくて、読み始めたら止まらず読みふけてましたよ、 5つの話があって、それぞれ陣内さんの身近な人が彼のことを語ってるんです。 良かったですねー4人からみた陣内さん話、陣内さんの性質が伝わってきました。 | ||||
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物語の中心となる陣内君も良いけど、彼に振り回される人たちもじゅうぶん個性的です。陣内君への声には出さない心のツッコミは笑えました。陣内君の一見矛盾した主義主張に目を白黒させる仲間達が目に浮かんできそうで微笑ましかったです。 社会の規範に縛られない陣内君は読んでいてカッコ良かった。 こんな素晴らしい小説のなかで奇跡に出逢えたことを幸せに思う。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの作品の中で一番好きです。陣内さんに惚れました。こういう男性が近くにいたら・・・母は「うるさいだけだ」と言っていましたけど。主役(?)の陣内さんの台詞、一語一句がとても楽しく、また心に響きます。 悲しい時に是非読んでほしいです。私も、陣内さんから元気をもらいました。 陣内さん大好き!!!! | ||||
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直木賞候補作品。 ほっとする、思わずにやける、そんな作品。 主人公の行動や判断には、唖然とするばかりなのだけれど。 ミステリなのに、次の展開や謎を推理するのを忘れてしまう。 それぐらいストーリー、というよりは主人公の引力が強い。 単なるミステリ本とは一線を画す内容かと。 週末、ベッドに寝転びながらダラダラと、 時々ウタタネをしつつ読むのがなんとなく正しい読み方かも。 それぐらいリラックスして読める作品です。 | ||||
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この作家の作品を読むのは本書が4冊目。かなり期待して読み始めたものの、ん・・・?かなり雰囲気が違う。さらっとしているようで、変にひっかかるような。一話毎にちょっとした謎とき(?)はあるけれど、うーん、ちょっと期待しすぎたかなぁ・・・と油断していたら!あ〜、またやられた!やっぱり伊坂幸太郎はいいなぁ。そして、この物語を読んでちょっと幸せになれた自分が、ちょっと嬉しかった。 | ||||
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殺人などの暗く重苦しい事柄が出てこない、 極めて善良的だと思われるミステリ。 軽くすらすら読めて、胸には暖かいものが残る。 あっけらかんとしていて妙な力を持った陣内君を中心とする、 ちょっとした奇跡の物語。 | ||||
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伊坂さんの本の中で特に好きです。 主人公のような脇役のような陣内を中心に、帯に書いてあるよう短編集のような長編のような・・・ そんな作品です。 ムチャクチャな言動でどちらかといえばうっとうしいけど、なぜか無視できない存在の陣内。 その考えが有るのか無いのかわからないキャラクターに、思わずクスッとさせられちゃいました。 こんな人に出会ってみたくなります。 | ||||
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私が好きな本第1位決定! 伊坂さんデビューがこの本チルドレンだったのですが、おもしろい事に、一番好きな本になってしまいました。 また、あろうことか盲目の少年としてでてくる永瀬に恋までしました。 最高です!! 陣内のうんちくを今では真似てしゃっべている自分にもびっくり! 影響を受けまくりの小説です。 登場人物の魅力もさることながら、短編5つの物語が、繋がっていて、どれも目が離せないおもしろさです! ぜひ、最高賞をあげたい!! 何様だよ、それ。 | ||||
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