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クローバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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大学生の恋愛群像劇です。私は好きです。こう言う物語。 | ||||
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男性視点でも女性視点でも、キャラクタが全体的に好きになれなかった 双子の姉を上げようとしてるのは感じた。暴れ回るが決断力が高く、双子の弟思いと言うのを表したかったのか。かたや弟がよく分かんなかった。女性が理想とする、保護したくなる系の男という印象だった テーマがモラトリアムと言うのはよく分かった。私には合わないなと感じたが、テーマは伝わった | ||||
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この作者にしては男女ともに病んでないし家庭に問題がない、珍しい作品 主人公は男性で彼の視点で物語は進むのですが、いやぁ面白いです 珍しく前向きな作品なんじゃないかな、と(失礼ですが) 出てくる登場キャラクターも張りがあるというか元気があるというか行動的でいいですね | ||||
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「そんな不確かなものに期待したり、慣れたり、安心したりしたくない。私は他人に面倒を見てもらおうなんて思わない。 恋愛は一期一会だけど、少なくとも弟は一生、弟なんだから」 島本さんの小説は文庫化しても、表紙のイメージがそんなに変わらないことが多かったので、今回はびっくりです。 真ん中に大きく描かれているのが華子なんでしょうが、なんかやたら可愛い…。 単行本を持っていても欲しくなります。 物語は、島本さんにしては珍しく男性の一人称で進みます。 臆病で見栄っ張りな華子と、その双子の弟で優しいが優柔不断気味な冬冶。 華子を熱烈に愛する熊野(本当は細野)と、野暮ったいが作中で変化していく雪村さん。 私はどちらかというと雪村さんや冬冶サイドの人間ですが、現実で出会えば思わず避けてしまいそうな華子のほうが好きだし、共感もできました。 “青春恋愛小説”と言えば、軽やかで楽しそうに感じます。 しかし、“モラトリアムの終焉か、継続か”が、結構リアルに描かれているので、登場人物と同い年の身としてはかなり身につまされます。 最後をハッピーエンドに感じるかどうかは、読んだ人の価値観によってだいぶ変わると思います。 ちなみに私はあんまり好きじゃない終わり方でした。 雪村さんがどうしても好きになれなくて…。 | ||||
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私自身は青春時代はとうの昔に過ぎたおっさっんですが 冬治のなんだか煮え切らないんだか 奥手なのだか もどかしい女々しい状態に もの凄く共感出来て 途中のたうち回りながらも 読み終わりました。 ちょっとだけ若返った気もします。 恋愛に関しても進路に関しても 将来の行き先は 誰もが悩みうるジレンマですが 冬治と雪村さん 男女でそれぞれ選択にあたっての優先事項が 微妙にずれているところなんか 絶妙だと思います。 | ||||
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島本理生3冊目。 著者初のエンタメ小説だとか。 これまでは頭で考え出した架空のものを、こねくり回した表現で書こうとしてるって感じが拭えなかったから、心も動かされなかったのだが、これは実人生で感じたことを素直に登場人物に語らせてる感じがして、好感が持てる。 エンタメ小説として特別面白い訳ではないが、この著者の観察力には確かに非凡なものがあるので、それがうまくセリフになったところは笑える。 「結婚もしていないうちから心底リラックスできたら、それはむしろ恋愛じゃないと思う」 「都合の悪い部分は知られたくないのに、弱さを出せないのは相手が自分を理解してくれていないからだと感じたことは?」 …これらの文章を面白いと感じたなら、読んでみてもいいかと思う。 | ||||
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いかにも少女漫画とか月9にありそうなコテコテで軽いラブコメ。 新鮮さはない。 けど、だからこそ普段本を読まない人などにも気軽に楽しめそう。 (ありきたりすぎて印象には残らないだろうけど) 島本さんって同年代の女性作家に比べると、 地味だけど生真面目なものを書くイメージがあって、 こういう漫画チックなものは なにもあえて彼女が書くべき素材ではないようにも思える。 でも、どのキャラクターにも芯の部分にひたむきさとマジメさが見え、 このへんはやっぱり間違いなく島本理生なんだよなぁ。 雪村さんのまっすぐさなんてほんとにそう 「大きな熊が〜」あたりから“らしくない”テーマに挑んでるような気はしてた。 今回のも方向転換して幅を広げるべく頑張ってる。 若い作家だし、その姿勢は応援しましょう。 ・・・でも、冬治の最後の選択は好きじゃない。 こんなことされても女は嬉しくないでしょー。 うーん、どうなんだろ。スッキリしない。 | ||||
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恋愛小説も様々なものがあるが、 本書はその中でも「清く正しい」といった部類に入るのではないだろうか。 主人公たちの何気ない生活を切り取りながら、心情を描き出す。 時に青々しい印象も受けるが、その姿がまた眩しくもある。 | ||||
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なんか他のレビュー見てると評価いまいちな感じですけど、自分的にはおもしろかったと思う。島本さんのナラタージュみたいな感動とか涙とかは一切なかったけど、だからスラスラ読みやすくて、これといって大きなどんでん返し的な盛り上がりもないけどこーゆう作品もたまにはいいなーって。コテコテの長編恋愛小説ばっか読んでるとこうゆう感じのノリのはスーっと心にはいってくるっていうのかな。 男子から見た女子像がすごいわかってる〜っていうか、男目線で話が進んでるからなんか男子になった気分だったなー。 でも、冬治が華子の事をほんとに理解してるって部分で関心しちゃったし、華子もまたサバサバしててキツイ一言が気持ちよかった。 普段小説あんま読まない人でも案外読みやすいかもね。 | ||||
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注目の島本さんの作品だし、装丁もかわいいので 読んでみたけど、、、コテコテすぎて驚いた。 もっと文学的なのかなと期待していたけど 他の人も書いているように往年の少女マンガの パターンがてんこ盛りで、先が読めてしまい 独創性が全く無かった。 題名の由来もささっと簡単に説明されて終わりだし、 せっかく男女の双子って設定なのに双子の特別性も 文章には生かされていなくて、別に双子でなくて 姉と弟とかの設定でも関係ないように思えた。 主人公の双子弟の彼女なんて垢抜けない→ きれいに変身→色々な不幸→彼女をほっとけない みたいなもう本当にありきたりで背中がむずむずした。 暇つぶしにはなるけど、薄っぺらい本だった。 このコテコテをわざとやっているならまた違った 感想があるけど、そうとはあまり思えなかったな。 | ||||
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「ナラタージュ」を読んだとき、おおっ、この人はすごい。よくぞここまで書いてくれたって思いましたが、この作品もそう。うんうん、そうそう、と大学生の主人公たちの気持ちにうなづく中年女(つまりわたくし)、どうかと思いますが…、でもとにかく面白かったです。純粋さが心地よく、すがすがしい気分になりました。 | ||||
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姉弟愛・家族愛・青春小説・恋愛小説 なのかと思っていたら最後にどんでん返し? なんだかよく分からない結末(読後感)だったな〜と思い、巻末の作者あとがきを 読んだところ「モラトリアムとその終わりの物語」とありました。 モラトリアムの意味がいまひとつ正確に把握できない私には??? それ以外は、すいすい読めて面白い内容でした。私は「水面下」から「淡い決意」 あたりの話が好きです。一番 恋愛小説に近い内容かな。 | ||||
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「あとがき」に「この小説は、青春小説でも恋愛小説でもなく、モラトリアムとその終わりの物語」ってあるんだけど、青春小説、恋愛小説=(イコール)“モラトリアムとその終わりの物語”なんじゃねえの?この主人公男子の、一見優しくて、その実、優柔不断で、「相手から求められないと好きになれないけど、自分が相手に応えられないと逃げる人」っていうキャラって、「赤いスイートピー」のそのまたはるか昔からある訳だけど、今時、「モラトリアム」とか「やさしさ」みたいなことが主題になるってのが逆に新鮮っていうか。これって普遍的な主題なのか?ちょっと、あまりに古典的過ぎる感じがするけど。みんながモラトリアムっていうか、モラトリアムってこと自体に悩んでないし。一方の「やさしさ」に関しては、俺もこの主人公に近い偽善者タイプなので、共感する部分、逆に自己嫌悪、近親憎悪する部分はある。 島本理生って人は、素でこんな古臭いストーリーを描いているのか、何かしら深読みすべき引っ掛け問題なのかがわからないところがあってさ。今回の作品って、登場人物のキャラ設定とかも通俗的で、スルスルと読み心地はいいんだけど、まるで大昔の少女まんがライクである(男女の双子なんて、里中満知子先生かよ?)。うーん、鈴木成一デザイン室の表紙カバーはいいけどねぇ。なんか、深読みすべき引っ掛け問題の雰囲気作りはしっかり出来てる。俺の読みが浅いのかもしれない。 あと島本理生の、ファッションとか料理の表現は、いかにも「雑誌で勉強しました」って感じの優等生ぶりがちょっとイタイ。 でも、これからもきっと島本理生の新作は読み続けるだろうな。なんか、引っかかるんだよ、この人は。 | ||||
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素材は微妙だけど、モテメイクとモテファッションでせいいっぱい 恋に生きる姉・華子と、理系の大学に通い「大学院か就職か」悩む弟・冬冶。 この双子を中心に、 華子にベタぼれで、振り回されて喜んでるおかしな公務員の熊野さんや、 冬治に接近してくるコミュニュケーションが無茶苦茶へたくそな雪村さん、 華子に八つ当たりする生意気な年下のいとこの男の子など、個性豊かなキャラクターが 現れて、ちょっとした騒動があったり、飲み会があったり、皆で焼肉囲んだり お弁当を持って遊びに行ったり…ひとつひとつのエピソードははじけてたり おちゃらけてるけど、実は結構深刻で青春もそろそろ終わり?みたいな モラトリアムの終焉を意識した冬治の心理描写が絶妙な陰影を物語に与えている。 なので「あーおもしろかった」だけではない深みがある気がする。 華子のわがままの裏側の自信のなさ、優しいだけに見える冬治のエゴ、 鈍感そうに見える熊野の繊細さ、弱弱しい雪村さんの底力、など、 人間、色々な面があって、それを色々なタイミングで見せ合うことに よって、物語のように関係や人生って変わっていくなーと、いい意味で思える、 読んだあとちょっとだけなんとなくいい気分で元気になってるような1冊。 | ||||
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