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クローバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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男性視点でも女性視点でも、キャラクタが全体的に好きになれなかった 双子の姉を上げようとしてるのは感じた。暴れ回るが決断力が高く、双子の弟思いと言うのを表したかったのか。かたや弟がよく分かんなかった。女性が理想とする、保護したくなる系の男という印象だった テーマがモラトリアムと言うのはよく分かった。私には合わないなと感じたが、テーマは伝わった | ||||
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いかにも少女漫画とか月9にありそうなコテコテで軽いラブコメ。 新鮮さはない。 けど、だからこそ普段本を読まない人などにも気軽に楽しめそう。 (ありきたりすぎて印象には残らないだろうけど) 島本さんって同年代の女性作家に比べると、 地味だけど生真面目なものを書くイメージがあって、 こういう漫画チックなものは なにもあえて彼女が書くべき素材ではないようにも思える。 でも、どのキャラクターにも芯の部分にひたむきさとマジメさが見え、 このへんはやっぱり間違いなく島本理生なんだよなぁ。 雪村さんのまっすぐさなんてほんとにそう 「大きな熊が〜」あたりから“らしくない”テーマに挑んでるような気はしてた。 今回のも方向転換して幅を広げるべく頑張ってる。 若い作家だし、その姿勢は応援しましょう。 ・・・でも、冬治の最後の選択は好きじゃない。 こんなことされても女は嬉しくないでしょー。 うーん、どうなんだろ。スッキリしない。 | ||||
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なんか他のレビュー見てると評価いまいちな感じですけど、自分的にはおもしろかったと思う。島本さんのナラタージュみたいな感動とか涙とかは一切なかったけど、だからスラスラ読みやすくて、これといって大きなどんでん返し的な盛り上がりもないけどこーゆう作品もたまにはいいなーって。コテコテの長編恋愛小説ばっか読んでるとこうゆう感じのノリのはスーっと心にはいってくるっていうのかな。 男子から見た女子像がすごいわかってる〜っていうか、男目線で話が進んでるからなんか男子になった気分だったなー。 でも、冬治が華子の事をほんとに理解してるって部分で関心しちゃったし、華子もまたサバサバしててキツイ一言が気持ちよかった。 普段小説あんま読まない人でも案外読みやすいかもね。 | ||||
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注目の島本さんの作品だし、装丁もかわいいので 読んでみたけど、、、コテコテすぎて驚いた。 もっと文学的なのかなと期待していたけど 他の人も書いているように往年の少女マンガの パターンがてんこ盛りで、先が読めてしまい 独創性が全く無かった。 題名の由来もささっと簡単に説明されて終わりだし、 せっかく男女の双子って設定なのに双子の特別性も 文章には生かされていなくて、別に双子でなくて 姉と弟とかの設定でも関係ないように思えた。 主人公の双子弟の彼女なんて垢抜けない→ きれいに変身→色々な不幸→彼女をほっとけない みたいなもう本当にありきたりで背中がむずむずした。 暇つぶしにはなるけど、薄っぺらい本だった。 このコテコテをわざとやっているならまた違った 感想があるけど、そうとはあまり思えなかったな。 | ||||
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姉弟愛・家族愛・青春小説・恋愛小説 なのかと思っていたら最後にどんでん返し? なんだかよく分からない結末(読後感)だったな〜と思い、巻末の作者あとがきを 読んだところ「モラトリアムとその終わりの物語」とありました。 モラトリアムの意味がいまひとつ正確に把握できない私には??? それ以外は、すいすい読めて面白い内容でした。私は「水面下」から「淡い決意」 あたりの話が好きです。一番 恋愛小説に近い内容かな。 | ||||
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「あとがき」に「この小説は、青春小説でも恋愛小説でもなく、モラトリアムとその終わりの物語」ってあるんだけど、青春小説、恋愛小説=(イコール)“モラトリアムとその終わりの物語”なんじゃねえの?この主人公男子の、一見優しくて、その実、優柔不断で、「相手から求められないと好きになれないけど、自分が相手に応えられないと逃げる人」っていうキャラって、「赤いスイートピー」のそのまたはるか昔からある訳だけど、今時、「モラトリアム」とか「やさしさ」みたいなことが主題になるってのが逆に新鮮っていうか。これって普遍的な主題なのか?ちょっと、あまりに古典的過ぎる感じがするけど。みんながモラトリアムっていうか、モラトリアムってこと自体に悩んでないし。一方の「やさしさ」に関しては、俺もこの主人公に近い偽善者タイプなので、共感する部分、逆に自己嫌悪、近親憎悪する部分はある。 島本理生って人は、素でこんな古臭いストーリーを描いているのか、何かしら深読みすべき引っ掛け問題なのかがわからないところがあってさ。今回の作品って、登場人物のキャラ設定とかも通俗的で、スルスルと読み心地はいいんだけど、まるで大昔の少女まんがライクである(男女の双子なんて、里中満知子先生かよ?)。うーん、鈴木成一デザイン室の表紙カバーはいいけどねぇ。なんか、深読みすべき引っ掛け問題の雰囲気作りはしっかり出来てる。俺の読みが浅いのかもしれない。 あと島本理生の、ファッションとか料理の表現は、いかにも「雑誌で勉強しました」って感じの優等生ぶりがちょっとイタイ。 でも、これからもきっと島本理生の新作は読み続けるだろうな。なんか、引っかかるんだよ、この人は。 | ||||
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