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クローバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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大学生の恋愛群像劇です。私は好きです。こう言う物語。 | ||||
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この作者にしては男女ともに病んでないし家庭に問題がない、珍しい作品 主人公は男性で彼の視点で物語は進むのですが、いやぁ面白いです 珍しく前向きな作品なんじゃないかな、と(失礼ですが) 出てくる登場キャラクターも張りがあるというか元気があるというか行動的でいいですね | ||||
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「そんな不確かなものに期待したり、慣れたり、安心したりしたくない。私は他人に面倒を見てもらおうなんて思わない。 恋愛は一期一会だけど、少なくとも弟は一生、弟なんだから」 島本さんの小説は文庫化しても、表紙のイメージがそんなに変わらないことが多かったので、今回はびっくりです。 真ん中に大きく描かれているのが華子なんでしょうが、なんかやたら可愛い…。 単行本を持っていても欲しくなります。 物語は、島本さんにしては珍しく男性の一人称で進みます。 臆病で見栄っ張りな華子と、その双子の弟で優しいが優柔不断気味な冬冶。 華子を熱烈に愛する熊野(本当は細野)と、野暮ったいが作中で変化していく雪村さん。 私はどちらかというと雪村さんや冬冶サイドの人間ですが、現実で出会えば思わず避けてしまいそうな華子のほうが好きだし、共感もできました。 “青春恋愛小説”と言えば、軽やかで楽しそうに感じます。 しかし、“モラトリアムの終焉か、継続か”が、結構リアルに描かれているので、登場人物と同い年の身としてはかなり身につまされます。 最後をハッピーエンドに感じるかどうかは、読んだ人の価値観によってだいぶ変わると思います。 ちなみに私はあんまり好きじゃない終わり方でした。 雪村さんがどうしても好きになれなくて…。 | ||||
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私自身は青春時代はとうの昔に過ぎたおっさっんですが 冬治のなんだか煮え切らないんだか 奥手なのだか もどかしい女々しい状態に もの凄く共感出来て 途中のたうち回りながらも 読み終わりました。 ちょっとだけ若返った気もします。 恋愛に関しても進路に関しても 将来の行き先は 誰もが悩みうるジレンマですが 冬治と雪村さん 男女でそれぞれ選択にあたっての優先事項が 微妙にずれているところなんか 絶妙だと思います。 | ||||
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島本理生3冊目。 著者初のエンタメ小説だとか。 これまでは頭で考え出した架空のものを、こねくり回した表現で書こうとしてるって感じが拭えなかったから、心も動かされなかったのだが、これは実人生で感じたことを素直に登場人物に語らせてる感じがして、好感が持てる。 エンタメ小説として特別面白い訳ではないが、この著者の観察力には確かに非凡なものがあるので、それがうまくセリフになったところは笑える。 「結婚もしていないうちから心底リラックスできたら、それはむしろ恋愛じゃないと思う」 「都合の悪い部分は知られたくないのに、弱さを出せないのは相手が自分を理解してくれていないからだと感じたことは?」 …これらの文章を面白いと感じたなら、読んでみてもいいかと思う。 | ||||
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恋愛小説も様々なものがあるが、 本書はその中でも「清く正しい」といった部類に入るのではないだろうか。 主人公たちの何気ない生活を切り取りながら、心情を描き出す。 時に青々しい印象も受けるが、その姿がまた眩しくもある。 | ||||
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「ナラタージュ」を読んだとき、おおっ、この人はすごい。よくぞここまで書いてくれたって思いましたが、この作品もそう。うんうん、そうそう、と大学生の主人公たちの気持ちにうなづく中年女(つまりわたくし)、どうかと思いますが…、でもとにかく面白かったです。純粋さが心地よく、すがすがしい気分になりました。 | ||||
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素材は微妙だけど、モテメイクとモテファッションでせいいっぱい 恋に生きる姉・華子と、理系の大学に通い「大学院か就職か」悩む弟・冬冶。 この双子を中心に、 華子にベタぼれで、振り回されて喜んでるおかしな公務員の熊野さんや、 冬治に接近してくるコミュニュケーションが無茶苦茶へたくそな雪村さん、 華子に八つ当たりする生意気な年下のいとこの男の子など、個性豊かなキャラクターが 現れて、ちょっとした騒動があったり、飲み会があったり、皆で焼肉囲んだり お弁当を持って遊びに行ったり…ひとつひとつのエピソードははじけてたり おちゃらけてるけど、実は結構深刻で青春もそろそろ終わり?みたいな モラトリアムの終焉を意識した冬治の心理描写が絶妙な陰影を物語に与えている。 なので「あーおもしろかった」だけではない深みがある気がする。 華子のわがままの裏側の自信のなさ、優しいだけに見える冬治のエゴ、 鈍感そうに見える熊野の繊細さ、弱弱しい雪村さんの底力、など、 人間、色々な面があって、それを色々なタイミングで見せ合うことに よって、物語のように関係や人生って変わっていくなーと、いい意味で思える、 読んだあとちょっとだけなんとなくいい気分で元気になってるような1冊。 | ||||
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