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ゴールデンスランバー
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ゴールデンスランバーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全296件 181~200 10/15ページ
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とにかく面白い! 展開もスピーディーだし、人物像もいい。 映画も早速観たけど、原作を損ねることない良い出来だった。 映画を観る前にぜひ読んで欲しい。 映画が数倍面白くなること請け合い! | ||||
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面白かった。ロックの名曲の名前を小説の題名にして出来の悪さをカバーしようとする作品にうんざりしているのでこれも今まで読まずにいた(本屋では何度も買いかけているのですけど・・雰囲気が良さそうなので・・)。特にビートルズの不朽の名作「アビーロード」からの1曲である。それなりのものでないと「怒るでしかし」の世界である。過去の思い出、友達、ビートルズ・・・上手く散りばめられている。ケネディ暗殺事件も上手に取り入れられている。難をいえば終わり方だけかな?浦沢直樹の漫画と同じような「終わりの詰めがなあ・・・」という、ここまで来て後一歩という感は否めなかったですが、一気に読んでしまったのは久しぶりでした。 | ||||
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映画になんとか間に合いました。 緻密で良く出来てますね。 伏線が非常に上手に使われています。 ケネディ暗殺を下敷きにして、 日本で起きたら?というのが土台。 人間に対する絶望と希望がバランスよく配置され、 そのうえで希望をきらりと光らせるよい作品です。 | ||||
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伊坂幸太郎さんの作品が好きなので読みました。 読んでいくうちに先が気になり読むのが止まらなくなりました! ケネディ暗殺に少し興味があったので「首相暗殺の濡れ衣を着せられた」という、 主人公の立場も面白く、大学時代の友人との会話や関係も印象深かったです。 物語の終盤はこの不条理な事件をどう終わらせてくれるのかと期待していたんですが、 少し物足りない終わり方だったのが残念でした。でもそれはそれで良かったのかなと。 ケネディ暗殺事件もはっきりとした真相は分かっていないし、世の中にはこういう不条理なこともある、 そんな風に割り切ってみました。全体的には面白い作品だったので。 | ||||
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2008このミス1位。伊坂作品は初めて。面白い。 著者はもしかして緻密さに欠ける人?それともワザとこんな感じにしているのかと思われるような,ちょっとした間違い(ミス?)がチラホラ。まぁ,それを余りある面白さはあるのだけれど。まさか文章下手なのか? 仙台への出張を思い出す本。 | ||||
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伊坂さんファンです。 でも、伊坂さんの本でも読みづらいものもあります。(それでも読みますが) この作品は、最初の方は選挙の話やらなにやらで、私は飽きてしまい、最後まで読めるかな・・・と思っていたのですが。 読み出したらもう止まらない! 最後が気になって気になって、一気に読み終えてしまいました。 伊坂さんは伏線がいろいろ張ってあるので、適当に読んでしまった最初も、また何度も読み直しました。 この伏線がなんとも言えずに面白い、想像力をかきたてられます。 ゾクゾクワクワクもしますが、感動あり。 なんといっても「痴漢は死ね」は感動します。 これから映画も公開されるので、原作を超えるのは難しいかとは思いますが、楽しみにしています。 伊坂幸太郎のなかでも、ぜひ読んで欲しい作品です。 私は伊坂作品のなかでは一番好きです。 | ||||
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こういうのを、娯楽大作と、呼ぶんだろうな〜…と、読み終わった後、まだ物語に浸りながら思いました。 ある日仙台で、日本の首相暗殺事件が起こります。 そこで容疑者となったのが、なんの変哲もない、普通の若い青年。 身に覚えのない青年、犯人に仕立て上げられ、まさに必死に、逃げまくります。 わけのわからない警察から、そして目に見えない巨大な組織から。 盛り込まれている小さなエピソードすべてが、無駄なく有効に使われています。 主人公がどこにでもいる普通の青年なので、 彼の境遇を十分な共感性を持って読めるのも大きな魅力です。 仙台という地方都市が舞台なのも、物語をシンプルに楽しめる要素なのかも。 あ〜、こんなことが本当にあったら、怖いよ〜… と思いながら、ドキドキして読める1冊です。 | ||||
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まさに伊坂ワールド全開の1000枚でした。 緻密なプロット、洒脱な会話、素敵なキャラクター、真摯な世界観とテーマ性。おそらく伊坂氏は単なるミステリや娯楽小説の枠組みを超えたところに到達してしまったのでしょうね。直近の作品のどれもが全て高いレベルで構築されていて、万人受けしそうになかったシュールな彼の世界が一皮もふた皮もむけて読みやすい洗練されたものになっている気がします。読みやすくなったからといって安直になったわけではなく堕落したわけでもない。21世紀の日本を代表する作家と言えますかねぇ。でも、本作、もうちょっと最後を楽しませてほしかったので、厳しく4星にしてます。 | ||||
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伊坂作品は、伊坂ワールドを楽しむためのエンターテイメントです。 ★1つ評価の方のレビューにもうなずけるところはありました。 確かにこれを「ミステリー」と捉えるのは、私も無理があると思います。 オーデュボンの祈り、モダンタイムスもそうでしたが、何が起こったのか?はこれから始まるショーのきっかけ=客寄せパンダ的な存在に過ぎず、そこで繰り広げられる人々が織り成す幾何学模様のような伏線の交錯が楽しいのです。 なので、音楽と同じでもはや「好き」or「嫌い」、自分に「合う」or「合わない」という感覚のものだと思います。 文学という芸術に属するのか?と考えれば、新ジャンルとして確立されつつあるのではないでしょうか。 とにかく今回も伊坂ワールドを存分に堪能できたので大変満足です。 徐々に楽しませて、ふくらませて楽しませて、最後に向かってぎゅぅっと絞られ、ふわっと放たれる…あの感覚がたまりません。 | ||||
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「私たちはシステムといわれる堅固な壁に直面している壊れやすい卵なのです」 村上春樹はエルサレム賞の授賞式でこう述べました。 この本は馬鹿でかい鯨のような「システム」に狙われた「卵」の話です。 システムとは国家であり権力であり、警察でありマスコミであり、そして私たち大衆さえもシステムの一部として知らない間に取り込まれています。 一方、主人公はそのシステムに翻弄され痛めつけられ慟哭する弱き「卵」です。 しかし、それでも伊坂幸太郎はその「卵」である主人公に絶望しません。 「人間の最大の武器は何だと思う?」 本の中で何度も登場するこの言葉の答えに、僕らちっぽけで脆弱な「卵」が目に見えない「システム」に抗うメッセージが込められています。 目に見えない力は何もシステムだけにあるわけではありません。 卵の中にも目に見えない強力な力が秘められ、その力が人間を前へ向かせるのです。 | ||||
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文庫本が全然出ないので持ち運びが大変だな、と思いつつハードカバーを購入。 あらすじは、どこにでもいるような一般人である主人公が、首相暗殺事件の容疑者 としてある日突然大きな事件に巻き込まれてしまう、というようなハリウッド映画で よくあるようなありきたりな筋書きですが、そこで終始しないのがやはり伊坂作品。 これも伊坂作品ではお馴染みな手法ですが、時制軸どうりに進まないストーリーや 語り手が変わりながら展開していくストーリーは、読者を飽きさせないだけのパワー を持っています。 本作は、ストーリーの随所に過去の伊坂作品にも通ずるような家族愛や友情、音楽といった 要素も含まれていて、伊坂幸太郎の現時点での集大成的作品という印象を受けました。 伊坂作品既読、未読の方どちらにもおすすめできる作品です。 | ||||
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行間からはいろんな意味での愛が溢れ素晴らしい作品と思います。一点を除いては。どうしても納得いかないところがあります。 それは、追い詰められてもTVなどマスコミを使おうとは思わないという点です。 作者は71年、私は72年生まれですが、私ならデジタルビデオカメラ買って声明文でも読み上げてそれを写し、ネットカフェあたりでビデオ編集ソフトで日英字幕でもつけてようつべやDailyMotionなど動画サイト、もしくはP2Pやファイルアップローダにアップロードしまくり2ちゃんねるの人多い板に告知でもすると思います。映像が無理ならTwitterでもいいわけですし。 青柳くんはオタクじゃないからそうしない、と言われればそれまでかもしれませんが、私は世代間の認識の差みたいなものを感じてしまい、ちょっと醒めてしまいました。 携帯でも動画くらいは撮れる時代にこれはないんじゃないかと。 実際こうしたら地味〜な話になってしまいますけど。 でもやっぱり保土ヶ谷にはフリー無線LANスポットの下の雨水管に充電ばっちりのノートPCとDVC用意してもらってネット生放送でもすると思うなあ。 録画したものを流して、同時にアップロードもしつつ、PC放置で逃げてもいいと思うし。 その点以外は、もう冒頭から引き込まれまくりなんです。 | ||||
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おもしろかった。おもしろかった。 ひさしぶりに本を読んでハラハラドキドキした。 残りのページが少なくなるのに先の展開が見えなくて どうなるの?!とページをめくる手が止まらなかった。 首相が暗殺されたということよりも、 犯人が誰で、その犯人が捕まるのか捕まらないのかということのほうが 世間の関心を引くものだということがとても怖かった。 通り魔のように誰かれかまわず襲うようなことがないと思うからなのか もしこんな事件が起きた場合多くの人は自分への危害を恐れることよりも 関心や興味のほうが先走ってしまうのではないかと思う。 第四部ではとにかく読み手も緊張しっぱなしなので 第五部でのあの終わりは、緊張をほぐしてくれて良かった。 それにしても何故。 とはやはり思わずにはいられないのだが、それは考えないことにする。 願わくは彼がちゃんと天国にいけますように。 映画版のキャストもなかなか魅力的で楽しみだ。 | ||||
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伊坂幸太郎の小説は初めて読んだのですが、面白くて手が止まらない。 結末をどうもっていくのか、とそればかり気にしながら読んでいきましたが、特に大きなひねりはないものの、読後の印象としては爽やかなハッピーな結末(でもないけど)で良かったかな。 ただ小説の中でも「映画のようだ」と作者自身がチョコチョコ主人公に語らせていたように、ハリウッド映画の二番煎じ的なところもあり(どこかで観た感じ)、また日本では現実感のないところ、話がうまくいきすぎるところ、等、ミステリーファンからするとご不満もあるかと思いますが、万人が楽しめる作品だからいいと思う。映画化になれば面白いかも。主演は林家正蔵がいいと思う。 | ||||
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容疑者「青柳雅春」一傍観者であった元恋人「樋口晴子」が、最後にどのように事件にかかわってくるかそれが見所。 そして、事件から三ヵ月後はたして容疑者「青柳雅春」は逃げ切れたのか?犯人であるのか?無実なのか?。 構成上では、第三部でノンフィクションライターによる事件から20年後の後日談が紹介されている。最後まで一読したあとこの第三部をもう一度読むことをおすすめする あるキング ラッシュライフ (新潮文庫) | ||||
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本書とは全く関係ありませんが、今日、映画を観にいきました。 そこで観た予告にゴールデンスランバーがありました。 本書を読んでいる時、映画化するなら青柳の役は堺雅人がいいなぁと 思っていました。 映画化にもビックリ、そして配役にもビックリ。 ちなみに晴子は竹内結子です。 そして監督はアヒルと鴨のコインロッカーの監督さんです。 本書も面白いけど映画にも期待大です。 早く来年にならないかなぁ。 | ||||
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完璧なプロット。超絶的な複線。 これぞ「小説」! 読んだ後の爽快感は最高。しばらくボーっとなったのは本当に久しぶり。 エンディングはもうちょっとだけ凝って切ない感じにして欲しかったと個人的には思うけど、全編を通しての凄まじいまでの「流れ」の前にはどうでもよい。 | ||||
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のどかな光景が一転し、主人公が絶望的な状況に追い込まれずっしりと重い気持ちで読まざるを得ないのですが、あちこちに張られた伏線から小さな光が見えてきてやがて線がつながるにつれてぐいぐい物語にひきこまれ終盤のホッと心を和ませるエンディングまで一気に読んでしまいました。 さりげない日常の人と人とのつながりの大切さを思わずにいられない一冊です。 | ||||
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2008年の本屋大賞受賞作。 メインのストーリーは、 首相爆殺の濡れ衣を着せられた男性「青柳雅春」の逃亡劇。 最初に、 「一般市民」(傍観者)の目から見た大まかな事件の流れ。 次に、 「20年後の考察」といった形で、 事件後のことや、事件関係者のその後の謎などを提起。 その後、 事件について「青柳」の目線から刻銘に描写。 事件の始まり。 事件の回想。 事件の真相。 何が正しくて 何が間違っていて 何を信じればいいのか。 第1部「事件のはじまり」、 第2部「事件の視聴者」を読んでいるうちは、 「青柳雅春」=【犯人】・【悪者】のイメージが だんだんと定着していいくのですが、 第3部の「事件から20年後」というルポを読むと、 《えっ、もしかして真相は違うの!?》と思い始め、 本書のメインである第4部「事件」に入り、 リアルタイムで事件について語られ、 青柳の逃亡劇を読み進んでいくと、 彼の実像と【本当のこと】が分かる構成になっています。 巨大な組織的なものによって 瞬時に崩壊させられるささやかな日常。 ひそやかに足下に忍び寄ってきているかもしれない監視社会。 情報操作された報道によって簡単に歪んでしまう事実。 気付かないうちに形成されている自分の中の先入観とか、 得た情報を疑わずに受け入れていく単純さ・純粋さとか、 そういったものを自覚しておかないといけないなぁ*** | ||||
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街角にある黒い半球体、ポットとよばれるセキュリティーシステム。 われわれは日々それらに監視されている。 治安維持のためなら仕方ないとは思うのだが、そのようなシステムを導入されて何より怖いのは情報操作である。 仙台で首相がパレード中に暗殺される。そして容疑者として浮かび上がった青年。彼は以前アイドルを暴漢から救い、一躍全国的ヒーローとなった青年である。 状況証拠は彼に不利なものばかり、あちこちで現れる目撃情報、追い詰められる彼。 そして投降。 その間の出来事が彼や周りの目を通じて語られる。 彼はケネディ暗殺のオズワルドのように犯人に仕立て上げられる。 しかもそれは綿密に練られた計画であった、 一体何が目的か?そして真相は? アメリカ発「BIG BROTHER]という番組がある、若者たちの共同生活をポットをつかって監視するというものである、その模様はインターネットを通じ24時間監視できる。 目で見たものをわれわれは盲目的に信じきってしまう、そしてその死角に隠れたものを見逃してしまう。 誰もがBIG BROTHERに監視され、主人公のような目にあいかねない、そんな怖い社会の到来を暗示させる不気味な読後感を残した小説であった。 | ||||
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