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何者の評価:
3.95/5点 レビュー 390件。 C ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全763件 501〜520 26/39ページ
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やはりこれは現代をきりとった物語だと思いました。
SNSに携わって生きている現代の人なら、とくに学生ならこの主人公のような感覚は
絶対に感じたことのあるものでしょう。
表向きの自分、人とつきあいながら裏ではすごく妬みを持ち、どうにか人を下げる事で自分のプライドを保ち
それを心の中でだけとどめておけないからこそ、SNSで別アカを作って実際にそこに吐露する。
昔の人はたぶん、人に対する妬みなどは井戸端会議や限られた周囲の親しい人に語るか
もしくは墓場まで持って行くというスタンスだったんでしょう。
でも現代の人はそれを文字にするのが当たり前になっている。
知っている人ではなく、知らない不特定多数の人数に見られることに恐ろしさを感じない、むしろ知らないひとにむけてだからこそ自分をかっこよく見せ、何もしない自分を棚にあげて
失敗ばかりしている人をさげずみ、馬鹿にする。
この主人公は本当に糞みたいな人間なんですが、途中まで主人公に同調して読むので
なんか分かるなその気持ち〜という部分もあるにはあるのです。
しかしラスト付近で覆されてしまう。本当に糞な人間な事が露呈する、この容赦のない物語の作り。
ここから未来にむけて主人公がどうなっていくか、改心して変わることができるのか
それはほぼ読者の想像にゆだねられています。
本質はこの主人公が変わるかどうかではなく、自分のクズ部分に気付けるかどうかに焦点を当てた物語です。
ツイッターの文章と、裏の気持ち、人との会話、裏アカウント
いろんなところで変容する様を書くこの形は、ある意味現代だからこそのもので新しい小説のスタイルだなと思いました。