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光の庭



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【この小説が収録されている参考書籍】
光の庭

光の庭の評価: 4.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

いい☆

母が読みたいからと注文しました。
配送がスムーズで早くに読むことができたようで大変喜んでいました☆
光の庭Amazon書評・レビュー:光の庭より
4334910777
No.1:
(5pt)

高校の仲良し5人組の女性たちに何があったのか

軽い気持ちで読み始めた『光の庭』(吉川トリコ著、光文社)の世界に、たちまちのめり込んでしまいました。

地方の高校の仲良し5人組の志津、三千花、麻里奈、理恵、法子は、卒業と同時に各々の道を歩んでいきます。18年後の彼女たちは、それぞれに変貌を遂げています。東京の私大卒業後、ライターになったものの、挫折して地元に戻ってきた志津。短大を出て、母の勧めるままに地元の市役所で働いている麻里奈。県内の大学を卒業して社長夫人に収まりながら、匿名で不倫の日々をブログに綴る理恵。20歳でできちゃった結婚し、今や3児の母でありながら、ネット中毒に陥っている法子。

5人のうち、三千花は18年後を迎えることができませんでした。成人式の数日後、少年グループに暴行された三千花がバラバラ死体で発見されたからです。

志津は、「三千花に何が起こったのか」をテーマにしたルポルタージュを書こうと、口を閉ざしていた麻里奈、理恵、法子に取材を敢行します。その結果、明らかになっていく彼女たちを巡る深い闇とは・・・。

彼女たちの高校時代はポケベルとカセット・テープの時代でした。そして、18年後の現在はSNS全盛時代です。この変遷が物語の背景として生かされています。

麻里奈の志津に対する言葉。「どうして私に会いに来たの?」。

「突き詰めて考えるのは恐ろしいことだったが、逃れようもなくわかっていることが一つだけあった。三千花が死んだのは女だからだ」。

志津のiPhone、法子のスマホ、麻里奈のFacebookの画面。「大石三千花さんから友達リクエストが届いています」。

「私たちはそれぞれのやり方で16年を生きのびた」。

「『大石三千花』からイベントの招待状が届いたのはその翌日だった」。

「やはりこれは、開けてはならないパンドラの箱だったのだ」。

久しぶりに、本当に面白い小説に出会うことができ、得した気分です。
光の庭Amazon書評・レビュー:光の庭より
4334910777

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