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(短編集)
ぬしさまへ
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ぬしさまへの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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合わないんだよなあ、やはりといった感じ。 しゃばけを読んで若旦那に肩入れ出来ずダラダラ読んでいたのだが、まとめ買いをしてしまった手前二巻までは我慢しようと思ったのだが限界だった。 自分がいかに幸運なのかも理解していない甘ったれで、妖に無条件に愛され、頭も良くて大金持ちで更に色男って盛りすぎだろと。 今どき少女漫画でもちょっと痛いキャラだし深みも皆無。 虚弱体質が弱点というのもイラつくだけで(甘ったれが際立ってしまう)魅力に転じず、終始怠い。まだまとめ買いした本が残ってしまっているのだが脱落するだろうなというか、第2弾で短編って早すぎないか?推理も手抜き感が半端なく、同じ江戸ものなら宮部、鈴木英治なんかの方が「あ~、江戸だなあ」と感じられる。 畠中作品はお江戸感がないのが一番読むのを苦痛に感じさせているのかもしれない。 勿論、この文体を好きな人もいるだろうしそれを否定はしない。 つまり、好みの問題なのだろう。 | ||||
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さすが、元漫画家だけあって、シリーズは軽く面白い作品に仕上がっています。 今回のも楽しく読める作品が多かったですが、 「空のビードロ」の猫殺しの場面には閉口。 せっかく軽くて楽しい作風なのに、こうも猫を殺さなくたっていいじゃないの? しかも残酷だし。 畠中さんは、猫がというか犬猫があまり好きじゃないのかもしれませんね。 (そうじゃなければ幾ら作品中の作り事とはいえ、あんな描写はできないはず) 確かに身近な犬猫に手をかけるってのはあるだろう話かもしれませんが、 読んでいていい気持ちはしませんでした。引きました。 小動物を手にかける人→殺人予備軍→それを興味深く読む人→小動物殺しを模倣 ・・・が出てきそうで。 というわけで「空のビードロ」を読んでから、他のしゃばけワールドまでも前ほど楽しめなくなりました。 ほかは仁吉の1000年の恋の話とか、ステキなんですけどね。 何を描くのも自由だし、所詮は作り事、お話ですが、作品中で猫殺しを平気で描く作者が、これでちょっと嫌いになったのも事実です。 | ||||
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正直言って、面白くなかったです。 描き方が甘く、疑問点や納得のできない部分が多く残りました。 それは前作の「しゃばけ」から続いていた疑問だったのですが、見事「ぬしさまへ」でも解決されていない。 主人公である若だんなとそれを守っているあやかし達。人間である若だんなと妖怪であるあやかし達の間には微妙な感覚のズレというのがあるのですが、それがうまく描ききれていなかった。もっとあやかしならではの独特な感覚というのを際立たせて欲しかったし、大妖怪であるはずの主役格の妖怪も弱すぎる。若だんなの活躍を強調したいのはわかるが、あんなに弱いともはや妖怪というにはふさわしくないようにも思えます。 その他にもテーマは重いのに心理描写が足りなくて、「これでいいのだろうか?」と思うような肩透かしの展開が多々ありました。 同じ妖怪系ファンタジーなら、「南総里見八犬伝」の方が読みごたえありました。 | ||||
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