■スポンサードリンク
(短編集)
どんどん橋、落ちた
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
どんどん橋、落ちたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全43件 21~40 2/3ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「超難問、犯人当て」 裏表紙にこう書かれてるんですが、この時点でどうなんでしょうか(読んだ方なら分かると思います)。 ぼうぼう森は1話目で趣旨が分かったので注意して読んだら分かりました、嬉しかったです。 なんというか、もう限界ぎりぎりのところを書いてますが、色々なミステリーを知りすぎている方だから書ける内容だと思います。 ミステリーの幅広さを知れます。どことなく自虐的に書いている印象もありますが。 なかなか楽しめる短編集でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作品を読んでいくと、話が揃ったあたりで読者への挑戦が始まる。犯人当てである。この中に犯人がいるのか?!と思い解説を読む。 作品中には様々なヒントが一応隠されている。伏線である。本当によくできているし文章がさりげないけど卓越していると思う。 読み始めは登場人物が麻雀の配牌のようにいるため誰が誰だかわからなくなる時もあるけど。 問題作?! 伊園の家(サザエさん)の話はパロディを含みつつ構成がしっかりしている。 246ページの初頭を見てください。気づいた方もいるとは思いますが、サザエさんのエンディングをパロっています。 しかしサザエさんの視聴率はいつも高いですね・・・。上位です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作品を読んでいくと、話が揃ったあたりで読者への挑戦が始まる。犯人当てである。この中に犯人がいるのか?!と思い解説を読む。 作品中には様々なヒントが一応隠されている。伏線である。本当によくできているし文章がさりげないけど卓越していると思う。 読み始めは登場人物が麻雀の配牌のようにいるため誰が誰だかわからなくなる時もあるけど。 問題作?! 伊園の家(サザエさん)の話はパロディを含みつつ構成がしっかりしている。 246ページの初頭を見てください。気づいた方もいるとは思いますが、サザエさんのエンディングをパロっています。 しかしサザエさんの視聴率はいつも高いですね・・・。上位です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直、「綾辻行人ってどんなんだろう」ってな人は絶対に手を出してはいけない本だと思います。綾辻行人はフェアプレイにとにかく厳しい。本格推理というのであれば当たり前である。ただ、フェアプレイが故に読者に平等に情報を提供すればするほど話は判然とし意外性がなくなるという矛盾が起きてしまう。この本からは「本格推理小説であるが故のジレンマ」による綾辻行人の苦悩があるように思える。この本は結局のところ何かっていったら、「『フェアプレイ』と『意外性』という本来両立不可能な要素を両者高めていった結果」であると思う。もちろん、その結果読者が楽しめるか楽しめないかは別問題である。なので、「本格推理小説に慣れ親しんだ人が本気で推理で挑み、一歩間違えば卑怯となってしまうようなトリックに騙され微笑む」というが正しい楽しみ方だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
正直、「綾辻行人ってどんなんだろう」ってな人は絶対に手を出してはいけない本だと思います。 綾辻行人はフェアプレイにとにかく厳しい。本格推理というのであれば当たり前である。 ただ、フェアプレイが故に読者に平等に情報を提供すればするほど話は判然とし意外性がなくなるという矛盾が起きてしまう。 この本からは「本格推理小説であるが故のジレンマ」による綾辻行人の苦悩があるように思える。 この本は結局のところ何かっていったら、「『フェアプレイ』と『意外性』という本来両立不可能な要素を両者高めていった結果」であると思う。もちろん、その結果読者が楽しめるか楽しめないかは別問題である。 なので、「本格推理小説に慣れ親しんだ人が本気で推理で挑み、一歩間違えば卑怯となってしまうようなトリックに騙され微笑む」というが正しい楽しみ方だと思う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
◆「ぼうぼう森、燃えた」 「どんどん橋、落ちた」の続編で、「どんどん橋、落ちた」 を前提にした、巧妙なミスリードも仕掛けられています。 表記の区別、色の識別などが犯人特定のポイントとなります が、犯人のモノローグに、あいまいな記述があったのが残念。 ◆「フェラーリは見ていた」 あるホームズ譚を下敷きにした、本書の中では、 唯一「読者への挑戦」が挿入されていない作品。 読者を誤誘導すべく組み立てられた会話、そして、その会話を無意図的 に統御しているある人物の言動に、細やかな技巧が凝らされています。 ただ、ギョーカイ裏話の仄めかしや、安易すぎる 結末に不快感を覚える向きもあるかもしれませんw ◆「伊園家の崩壊」 ◆「意外な犯人」 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
■「どんどん橋、落ちた」 推理研時代の著者を投影したとおぼしき「U君」が書いた 犯人当て小説に、作家の「綾辻行人」に挑む、という趣向。 本作発表当時の著者に対する「人間が描けていない」という ステレオタイプな批判を、著者がおちょくったとも言える作品 です。 ミステリとしては、事件の目撃者の証言に、アンフェアな記述があったのが残念。 ※この他の短編については「コメント」をご参照ください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯人当てだけど絶対当てられない。。。 くやしさいっぱい、やられた感いっぱいです。 「どんどん橋落ちた」の犯人知った時は本を投げつけてやろうかと思うくらいやられました。 是非挑戦してみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
犯人当てだけど絶対当てられない。。。 くやしさいっぱい、やられた感いっぱいです。 「どんどん橋落ちた」の犯人知った時は本を投げつけてやろうかと思うくらいやられました。 是非挑戦してみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ミステリーを書いている作家がそれを否定するかのような作品を書くこと自体、何といえばいいのか、大胆なことをするものだと思わせられる。トリックトリックとか言っても「所詮絵空事ですから」という渇いた、というかニヒルな創作姿勢がうかがえる。 というよりも、こんなものを書いてもミステリーを書き続けていることが凄い。というか図太い。これはミステリーじゃないという人もいるだろうが「一応、これもミステリーだ」と反論しておく。 なぜなら、ミステリーというジャンル分けがあるからこそアンチテーゼのような作品が生まれるのだから。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
良くも悪くも綾辻氏らしさが詰まっている。 「コレが俺だ!文句がある奴は読まなくて結構!」そんな感じの作品。 綾辻ファンの私としては大満足ですが、「なんじゃこりゃ」と思う方もいるでしょう。 新本格好き、叙述トリック好き、そんな方にお勧めです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「どんどん橋、落ちた」このタイトルだけを見てこの本を購入する人はいないのではないかな?と思うようなタイトル。きっと綾辻行人氏の他の作品を読んでいるなどして、氏の作品のファンしかタイトルだけでは手に取れない本だと思う。私は、たまたま綾辻氏がテレビで推理小説の王道とは、というような事を話されているのを聞いて、へー、それだけ言うならあなたの作品は凄いんでしょうね?と思ったのが氏との出会いでありこの本を手に取るきっかけとなりました。ちなみにいくつもある氏のタイトルの中からこの本を選んだのは、タイトルが怖くなかったからとレビューに犯人当てと書かれていたからです。読者に挑戦する本格的な犯人当てという本はこの本が始めてでしたが、もう最高でした!「どんどん橋落ちた」で、わちゃーそんな手があったのかぁ?で始まって久しぶりに脳をフル回転しましたが、結局全て完璧には答えられませんでした。(フェラーリは見ていただけが途中で挑戦してくれなかったのでなんとなく読み進んでしまって残念でした)4つ目の話は特によかったですので、是非答えを見る前に何度も、登場人物の表情や声が聞こえてくるまで読み返してみて下さい。5つ目の話は簡単じゃん!と思ったら作者の罠にひっかかっています。よーく吟味してじっくり味わって下さいね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「フェラーリは見ていた」の最後のページでずっこけました。でも一番ありえるかも、と思ったりして。所々でここがヒントになる文章だな、と感じるのですが、実際に犯人を当てるのは難しい…。とはいえ「犯人あててやる!」と鼻息荒い人も、そこまで真剣に犯人あてをしない人も、どちらも楽しめる作品です。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
綾辻さんの作品が好きで、短編集が好きな方にはお勧めです。ただ、微妙に一話、一話が繋がっているので、順番に読んでください。謎解き自体は、本格とは…いえませんが、そうきたか!って部分は、綾辻マジックでした。館シリーズでも、囁きシリーズでも無いですが、綾辻ファンなら、お勧めします。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本格派推理小説への自己破壊的なパロディーと読める。であるので、推理小説が好きな人でないと、楽しめないかもしれないが、好きな人は、必読の一冊であると思う。出てくる事件はどれも、非常に難解であり、解答は、基本的にナンセンスである。しかし、これは1)推理小説は、読者に対してフェアでなければならない、2)推理小説は、読者を驚かす仕掛けが、ないといけない、という2つの半ば矛盾する要素を組み合わせると、ほぼ必然的に、トリックはナンセンスにならざるを得ないということでもある。つまり、完璧な推理小説に対する、不可能定理のようなものが、語られていると見ることができる。哲学の授業の参考文献に入ってきそうな作品であり、推理小説という物を考える上で、重要なメッセージを出している作品であるが、おそらく、謎解きに挑戦して、ナンセンスな解答を見て、笑うのが、一介の読者としては、健全な読み方だろう。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
そもそもこの著者の公言しているフェアプレーの定義は至極もっともで、多作目的でロクにトリックも考えず、アンフェア上等で作品を発表しまくる自称新本格の有名作家の方々には爪の垢でも…と思ってしまう。 しかし、この作品はどうだろうか。私は「フェラーリ…」以外は解けませんでした。しかし、回答を知ってもスッキリしない。納得はするんだけど…フェアでもあるし…。 私にとっては作品としてよりもアンチテーゼとしてとても深い意味をもち、価値のある一冊であることは間違いない。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とあるHPでこの小説の存在を知って読んでみましたが、とにかく面白いです。それぞれのストーリーの挿話が面白いのはもちろん、本編の方もスリルありの傑作です。ただ、この先生の書く小説の特徴である『どんでん返し』攻撃に何度苦しめられたことか・・・。(笑)ですが、頭にくるというよりも、どういう訳か、むしろ快感を覚えます。とにかく、笑いあり、サスペンスありの名作ですので、是非読んでみて下さい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「読者への挑戦状」が付いた犯人当ての本格ミステリ作品集。(問題を)投げるは、「館」シリーズで大向こうを唸らせた綾辻行人。迎えるバッターは誰あろう、読み手のわたし(笑)。まあ、マリナーズのイチローのようにはいかなくても、5本のうち1本くらいはヒットを打てるんじゃないか(犯人を当てることができるんじゃないか)と高をくくっていたんですけどね。したら、かすりもしませんでした。だって、くるボールくるボール、みーんなフォークボールみたいな奴ばっかなんだもん。当たりっこないさー。とまあ、野球になぞらえて書いてみたんだけど、はい、五つの話のひとつとして犯人を言い当てることができませんでした。でも、騙される快感と、解決編を読んだ時のげっ!という驚きは、かなり痛烈に味わうことができました。一番唖然とさせられたのは、表題作の「どんどん橋、落ちた」事件。眉にぺっぺと唾つけて構えてたら、見事にしてやられてしまった! 綾辻さーん、そりゃないっすよおと、怨みのこもった視線を投げ返したくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本格ミステリの旗手、綾辻行人氏の、異色中短編集。捻りに捻った、様々な角度からの犯人当てゲームが展開されつつ、実験精神と遊び心に満ち満ちております。これぞ本格ミステリの粋、かも。デビュー前に書いた作品が下敷きになっているお話など、ミステリ作家、綾辻行人の最もコアな部分が凝縮された作品集なのかも知れません。伊園家の崩壊」がインパクトありました。色々なミステリを読んだ、という人に、かな?面白いですよ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
あーやの今までの世界は、とても閉ざされていたと思います。読者はそれを一枚隔てたところから、見ているわけです。要は神の視点です。でも今回は違う。神の視点ではなく、推理役のレベルで、自分も同時存在できる。そんな気がして、とてもあーやに近づけた気がしました。あーやの作品が好き、というより、もうあーや本人が(あったこと無いけど)好き、っていう人にお薦めします。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!