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(短編集)
どんどん橋、落ちた
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どんどん橋、落ちたの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全28件 21~28 2/2ページ
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友人に勧められて読んだ最初の綾辻作品。最初の2話読んで、なんだこれと思い、これでは終わらないだろうと、なんとかラストまで読み終えたが、特になんてことはない。凝った仕掛けを用意してるくせに、解決後のスッキリ感はまるでない。いまだに友人に勧められたもう一作品に手を出せないでいる。 | ||||
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問題編の提示、挑戦状、そして解決編と、なんとも古典的でいて、かつ遊び心に溢れた作品達。これは、綾辻行人の原点回帰といえる「本格」中編集である。 一番唸らされたのが著者原案の映像作品のノベライズである「意外な犯人」。極めて単純明確だが、それでも欺かれてしまうこのミスディレクションには、ただただ降参するしかない。 何れの作品も超難問という点においては他の綾辻作品に引けをとらない。ただ、所謂犯人当て小説であることを前提としても、流石にお手軽感が否めないのは残念な限り。小説はジャンルに関わらずストーリーが肝だが、こういったクイズ小説にしても、ドラマ性に余りに欠けてしまっては、仏作って魂入れずになってしまう。 また、「地の文での虚偽」だの、「本人の誤認」だのといった、言い訳めいた講釈が過分に続くのには食傷気味にさせられた。本格の解決編はもっとクリアなものでなくては、読者はどうしても白ける。 綾辻ファンとしては甚だ遺憾だが、総評として、本格としてはそれなりに楽しめるのだが、エンタメとしてはやはり弱いと言わざるを得まい。 | ||||
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綾辻さんのファンという訳ではないですが、最近色んな作品を読んでいます。 独特の癖があって、読みやすいとは言いがたいですが、この作品は特に・・・。 私、本を読むのは結構早いんです。このくらいの本なら数時間で十分です。 でもこれは1日1話読むのがやっと・・・。 犯人を考えて読んでいるからではなく、話を理解するのに時間がかかります。 犯人当ての為に無駄に登場人物が多い気もします。 そしてそこまでして読んだ結末がこれかい!!!!って、がっかりすること多数・・・。 綾辻さんの本をあらかた読んだ後でよかったです。 初期の頃にこの本を読んでたら、絶対に他の本には手を出さなかっただろうな・・・と本気で思いました。 | ||||
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綾辻さんのファンという訳ではないですが、最近色んな作品を読んでいます。 独特の癖があって、読みやすいとは言いがたいですが、この作品は特に・・・。 私、本を読むのは結構早いんです。このくらいの本なら数時間で十分です。 でもこれは1日1話読むのがやっと・・・。 犯人を考えて読んでいるからではなく、話を理解するのに時間がかかります。 犯人当ての為に無駄に登場人物が多い気もします。 そしてそこまでして読んだ結末がこれかい!!!!って、がっかりすること多数・・・。 綾辻さんの本をあらかた読んだ後でよかったです。 初期の頃にこの本を読んでたら、絶対に他の本には手を出さなかっただろうな・・・と本気で思いました。 | ||||
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何というか、立場で読ませる人、と言うのが存在するらしい。 よく知らないんだけど、講談社が新本格なるジャンルを作成して、あ〜やはその先駆者と言う扱いになっているらしい。 で、新本格とはロジックを重視するあまりに人物描写に弱く小説的な魅力に乏しい、と評されているらしい。 そんな批判の矢面に立たされているのがあ〜やだってことらしい。 だもんで、あ〜やの作品の中には、そこらへんの評価に対する反論めいたことが根底にあって、世評に対して挑戦的なものになっているらしい。 らしいらしいと、ここまで全部「世の中でこんな動きがある」と私が勝手に察してみただけのことだが、本一冊でこんなことを感じさせちゃうんである。 それって、読み物としておもしろいの? ダブルミーニング好きな作家(文章だけでなくオールクリエイター)は大量にいるようなんだけど、ダブルミーニング自体にそんなに価値はないと思う。単に手法じゃん。 島田荘司のように突き抜けちゃってて、これはこれで正しいと思えるものもあるんだけど、あ〜やは突き抜けない。京極夏彦のようにスタンス固定ならその世界観で勝負だと思えるが、あ〜やは自分の立ち位置に苦しんでいる。 真面目っちゃ真面目なのかもしれないが、息苦しくてたまらない。 人の苦労そのものには興味ない。 苦労の末、何をつかもうとしているのか、それだけが意味のあること。それが勇気や愛や「楽しみ」を与えてくれること。 スキルが先にできあがっても魂が薄いと、その先苦しみ続けることは往々にしてあることで、あ〜やはそんな現実を見せている気がしてつらいのだ。 あと『伊園家の崩壊』ってサザエさんのパロなんだけど、暗澹たるブラックで、爽快感を味わえないので私には合いません。つーか、そんなこと書きたくなるってどんな心理なのかよく分かんない。 ニコニコ笑ってるサザエさんに殺意を抱くってのも、う〜〜ん、他にやることあるだろうって感じ。 『どんどん橋、落ちた』『ぼうぼう山、燃えた』のラインで行ってくれればよかったんだけど、読み進むにつれて辛くなった。 | ||||
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低俗とは言ったものの、表題作はまあ良かった。軽さについても気にならない。気持ち良く騙された。しかしそれ以外の作品に関しては不快感しか感じなかった。特に某アニメをパロディした作品については、中学生くらいの男の子が、おもしろがって書いたような、低俗で哀れな出来に思えた。文章のクオリティが低く、設定に工夫がない。読むのが苦痛だった。 | ||||
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作者自身が作品に顔を出し、5つの事件の犯人当てをする趣向の作品。タイトル作と次作は「十角館」の成功体験が忘れられずに同じ趣向で書いたもの。大胆不敵というか厚顔無恥というか。 「伊園家の崩壊」は、「アクロイド」に悪影響を受けた日本ミステリ作家の悪癖を露骨に出した作品。例えば「Aは死んだ」と書く代わりに「Aは全身血まみれになって床に倒れていた」と書く。読者に「Aは死んだ」ものと思わせておいて、Aを再登場させる。そして「私はAが死んだとは書いていない」と居直って、なおかつこれはレトリックだと自慢する。これが「アクロイド」が与えた悪癖であり、本作はこれのみで成り立っている。 最終作のトリックは、私は昔の米TVドラマで観た事がある。作者がミステリ作家を続けようとする心境が、私には一番の謎である。 | ||||
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驚くほどつまらなかった。“犯人当て”作品集というよりも、“犯人当て”雑文集といった感じで・・・文章の質が高くない事は他作品を読んで分かっていたのですが、それを打破できる楽しさがこの作品には無かった。ミステリーに嗜好が偏った方ならば違う感想を持つのでしょうが、私にはどうにも受け入れられませんでした。犯人当てのみを楽しむ方には、それなりに楽しめるかもしれませんが。 | ||||
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