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(短編集)
後藤さんのこと
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後藤さんのことの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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6作品プラスα収録。 最近SFという慣れない分野にも手を出し始めた訳だけど、何となく価値観が分かり始めてきた。 思弁小説と云う意味合いでのSF小説かな。 個人的には時間創造主題を展開して、本当の時間が生まれるまでを過ごす「墓標天球」が良かった。 | ||||
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物理や数学の法則なんかをそのまま物語にしたという雰囲気だった。そういうのが分かる人には面白いのかもしれないけど、私にはピンとこないところが多かったです。でも語り口が軽快で、ユニークで、ユーモラスです。独特の感性の作家さんなんだということはよく伝わってきた。 | ||||
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相変わらず一般人には理解不能な、高等数学みたいな作品集。作者が恐らく物凄い理系的知識を基に書いているのであろう事はよく伝わって来るし、決してただのホラ話ではないのだろう。(万一そうだったとしたら、それはそれで信じられない。)だが、この人の作品の凄いところは、全くわからないのに楽しめてしまう不思議な叙情性を持っていること。表題作やThe History of the Decline and Fall of the Galactic Empireなどは、それぞれ「後藤さん」「銀河帝国」が何かを表しているように読めるが、ただの悪ふざけのように思える作品の中に確かにユーモアやペーソスのようなあるイメージが伝わって来て、無味乾燥どころかとても面白い。 彼の作品をけなすと頭の悪さを告白してるように思えてやりにくい。まさかそんな計算をしてるとは思えないけど、私はそう思っている。 | ||||
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物理の専門知識が鼻につく。『道化師の蝶』のような読んでて楽しくなる要素がない。 | ||||
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まったくわからなくて一度読むのを諦めました。 けれど、評論や論文を読む気持ちで目を通したら不思議と入り込め なんだかわからない。 けれど楽しい。 そんな読書でした。 短編アニメにしたら面白そうな作品です。 | ||||
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これを読んで自分の中での読書の位置付けが変わった。 もちろん意味はわからなかった。 | ||||
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思考そのものを文章に写したこうなるんだろうな、というような文章に衝撃を受けました。 私にとってはじめての円城さんの作品でした。 言葉というものをここまでうまく使えている人がいるのだと感激しました。 どうやっても言葉は言葉の枠組みでしかなくて、考えをそのまま映すことなど不可能なように思えていたのですが、 この作品は、思考や考えをそのまま言葉が反映しています。 後藤さんのことがおもしろかったです ジャケットの絵を描かれている漫画家さんが好きで買ったいわゆるジャケ買いなのですが、 こんなおもしろい作品に出合えてよかったです。 | ||||
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・・・シュールで不条理な短編集。 表題作は特に「見もの」として抱腹絶倒。 続編があるならば、不意に消えてしまった後藤さんの帰還を待つ人々を描き、戯曲にして「後藤を待ちながら」とタイトルを付けたりして(笑)。 | ||||
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ずっと気になっていた作品が文庫になったので遅ればせながら読みました。円城塔作品じたい初めてです。 躊躇していたのは、単純に頭でっかちな小説だったら嫌だなという気持ちから。 結論から言うと頭でっかちでは全くなく、普通に面白い短編集でした。 文章の平易な透明さは特筆すべきものでした。わかる、わからないという判断はさほど重要でないと思います。個人的にはどっぷりはまるような本ではなかったけれど、くせのない文章で想像力を刺激する小説を読みたい、と考える方にはまさにおすすめの作品です。 似たような作品世界は何かなあ、と考えたときにまず思い浮かべたのはラーメンズのコントでした。 他のお笑いに興味がなくラーメンズだけを別格視するファンが多いように、SFは読まないけれどこの作家は読む、という愛読者がいても不思議はないでしょう。だからメインストリームの賞もとれる作家なのかもしれないですが。 この感想が本作だけによるものなのか、作家の特性といえるのかを確かめるためにも、とりあえずは他の作品も続けて読んでみよう、と思います。 | ||||
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同じ著者の「Self-Reference ENGINE」を読んで衝撃を受け、一時的に脳を占拠した知性体群が命ずるままに、こちらもあっさり注文してしまった(笑)。円城塔の短編集。収録されているのは以下の6編。他に、付録としてINDEXが付いている。 ・後藤さんのこと ・さかしま ・考速 ・The History of the Decline and Fall of the Galactic Empire ・ガベージコレクション ・墓標天球 ポストモダンな世界だねえ。まったく、わけがわからない。ただ、2冊目ともなると、なんだかわかんないなりに、ちょっと慣れてくる。最後の「墓標天球」になると、前衛的ではあるけれど、普通のSF小説の延長のように思えてきた。いずれにせよ、不思議な魅力を持った個性的な作品集である。 | ||||
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はっきり言ってわからない。 意味がわかる!と宣言する友達はいないしネット界隈でも見たことがない。 きっと一編を通して読者が意味を解することは想定されていない本なのだと受け入れる他ない。 大急ぎで付け加えるが、面白い。 何か視認できないカラフルでふにゃふにゃしたものが超光速でぶっ飛んでいく。 元々視認できないし速度が測定できない。超高速なんだから質量は無さそうだけども、 そもそも超高速が何なのかわかっていないんだからどうしようもない。 と、無理やり出来もしない円城風に書かないとレビューもできない。 206ページ、どこをどのように進行しているか全くわからないお話を読むなど、元々普通の本を期待している人間のやることではない。 きっとそういう普通でない読者に宛てて、彼らが読み進めざるを得ない麻薬をそこかしこに突っ込んで文章を編む、世間様のお役に立つとも立たないとも評価の定まらない禁術を運用するのが円城氏なる悪魔なのだろうと思う。 | ||||
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文學界新人賞を受賞し、芥川賞候補にもなった『オブ・ザ・ベースボール』、『Self‐Reference ENGINE』という純文学なのか、SF作家なのか、よく分からない円城塔の短篇集。雑誌に掲載されたときも読んだが、再度読んでもよく分からない。 収録作品は、 「後藤さんのこと」(エクス・ポ) 「さかしま」(NTT出版『サイエンス・イマジネーション』) 「考速」(早稲田文学) 「The History of the Decline and Fall of the Galactic Empire」(SFマガジン) 「ガベージコレクション」(思想地図) 「墓標天球」(SFマガジン) の6作。 「The History of the Decline and Fall of the Galactic Empire」なんかは、著者自身がSFを好んで読んでいることも分かるし、「墓標天球」も彼にしては、SFっぽいストーリー性のある話で読みやすいんだけど、ほかは私にはムズカシイ。 なんだか、ムズカシイこと言われて、けむにまかれているような感じ。 でも、好きなんだよな、この人の話。なんでだろう? | ||||
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