びっくり館の殺人

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評判

びっくり館の殺人の評価:

3.15/5点 レビュー 68件。 D ランク

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平均点3.15pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全166件 61〜80 4/9ページ
No.106
(3pt)

ネタバレ

地震のくだりがありますが
東北地震前の作品でありながら
神戸の地震の流れから繋がるかのように
『母は再婚、今は福島一度も会っていない
会うのが怖いのだと思う』
ラストのくだりからでも思うし
生きていても、お母さんには
もしかしたら、2度と会えないのでは?と
今だと思ってしまいました。

こんな偶然に地震繋がりが文に入ってしまっているところがすごいと思った。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.105
(2pt)

作者の嗜好と文才の乖離

昔から楳図かずおや谷山浩子を愛することを公言し
怪奇・幻想・耽美的な小説も定期的に書く綾辻行人だが
どうにもそちらの系統の文才はあまりないように感じられる
ロジカルでどこか冷めた文体は独特の魅力や恐怖を持っているが
今作のような、絡みつくように漂う不穏さを文体で表現できて
はじめて完成するような作品には向いていないと思われる
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.104
(2pt)

作者の嗜好と文才の乖離

昔から楳図かずおや谷山浩子を愛することを公言し
怪奇・幻想・耽美的な小説も定期的に書く綾辻行人だが
どうにもそちらの系統の文才はあまりないように感じられる
ロジカルでどこか冷めた文体は独特の魅力や恐怖を持っているが
今作のような、絡みつくように漂う不穏さを文体で表現できて
はじめて完成するような作品には向いていないと思われる
びっくり館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061826239
No.103
(2pt)

作者の嗜好と文才の乖離

昔から楳図かずおや谷山浩子を愛することを公言し
怪奇・幻想・耽美的な小説も定期的に書く綾辻行人だが
どうにもそちらの系統の文才はあまりないように感じられる
ロジカルでどこか冷めた文体は独特の魅力や恐怖を持っているが
今作のような、絡みつくように漂う不穏さを文体で表現できて
はじめて完成するような作品には向いていないと思われる
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.102
(4pt)

子供向けと侮ることなかれ

最後のうす気味悪さも含めて、なかなか面白い。
シリーズの中では「読んでおいた方がいいんじゃないか?」な一冊に挙げたいです。
さくっとすぐ読み終わるだろうし。

”大急ぎで先にしなければならないことをしたあと”ってのは、最初に読んだ時から微妙に気になってた表現だったのだけど
(のちにそれは語られるのだが)
後書きにある、”ある古典的名作になぞらえたトリックに関わるある部分”てのがココと解釈していいのかな?
で、その古典とやらは「アクロイド殺し」なのかなぁと。

かの医者が主の部屋から出て行くときの、”もうやることがないのを確認して(うろ覚え)”に感触が似てる気がするので。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.101
(4pt)

子供向けと侮ることなかれ

最後のうす気味悪さも含めて、なかなか面白い。
シリーズの中では「読んでおいた方がいいんじゃないか?」な一冊に挙げたいです。
さくっとすぐ読み終わるだろうし。

”大急ぎで先にしなければならないことをしたあと”ってのは、最初に読んだ時から微妙に気になってた表現だったのだけど
(のちにそれは語られるのだが)
後書きにある、”ある古典的名作になぞらえたトリックに関わるある部分”てのがココと解釈していいのかな?
で、その古典とやらは「アクロイド殺し」なのかなぁと。

かの医者が主の部屋から出て行くときの、”もうやることがないのを確認して(うろ覚え)”に感触が似てる気がするので。
びっくり館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061826239
No.100
(4pt)

子供向けと侮ることなかれ

最後のうす気味悪さも含めて、なかなか面白い。
シリーズの中では「読んでおいた方がいいんじゃないか?」な一冊に挙げたいです。
さくっとすぐ読み終わるだろうし。

”大急ぎで先にしなければならないことをしたあと”ってのは、最初に読んだ時から微妙に気になってた表現だったのだけど
(のちにそれは語られるのだが)
後書きにある、”ある古典的名作になぞらえたトリックに関わるある部分”てのがココと解釈していいのかな?
で、その古典とやらは「アクロイド殺し」なのかなぁと。

かの医者が主の部屋から出て行くときの、”もうやることがないのを確認して(うろ覚え)”に感触が似てる気がするので。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.99
(4pt)

これまた子供向けじゃないミステリーランド

児童向け推理レーベルのミステリーランドからリリースされた作品だが、このミステリーランドは児童向けと謳っておきながら、児童には理解不能の陰惨な動機や真相ものが多く、本気で児童に読ませるつもりなのか怪しい作品が多いが、本作もびっくり館と親しみやすいタイトルを掲げながら、事件の真相は陰惨である。
本来、綾辻氏が本格志向から外れれば外れるほど残虐志向や陰惨趣向が高まるが、本作も館シリーズの中でも突出して暗い雰囲気の話になっている。
メインは密室と最後でひっくり返る真相だが、密室殺人のトリックはすぐ分るが、トリックよりも事件全体の構造を通じて読者に訴えかける方向性の作品。まあ、どんでん返しも予想の範囲内だが、独特のダークな雰囲気はなかなか読みごたえがある。
どの年齢層を対象にしていたのよく分らないミステリーランドらしい作品。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.98
(4pt)

これまた子供向けじゃないミステリーランド

児童向け推理レーベルのミステリーランドからリリースされた作品だが、このミステリーランドは児童向けと謳っておきながら、児童には理解不能の陰惨な動機や真相ものが多く、本気で児童に読ませるつもりなのか怪しい作品が多いが、本作もびっくり館と親しみやすいタイトルを掲げながら、事件の真相は陰惨である。
本来、綾辻氏が本格志向から外れれば外れるほど残虐志向や陰惨趣向が高まるが、本作も館シリーズの中でも突出して暗い雰囲気の話になっている。
メインは密室と最後でひっくり返る真相だが、密室殺人のトリックはすぐ分るが、トリックよりも事件全体の構造を通じて読者に訴えかける方向性の作品。まあ、どんでん返しも予想の範囲内だが、独特のダークな雰囲気はなかなか読みごたえがある。
どの年齢層を対象にしていたのよく分らないミステリーランドらしい作品。
びっくり館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061826239
No.97
(4pt)

これまた子供向けじゃないミステリーランド

児童向け推理レーベルのミステリーランドからリリースされた作品だが、このミステリーランドは児童向けと謳っておきながら、児童には理解不能の陰惨な動機や真相ものが多く、本気で児童に読ませるつもりなのか怪しい作品が多いが、本作もびっくり館と親しみやすいタイトルを掲げながら、事件の真相は陰惨である。
本来、綾辻氏が本格志向から外れれば外れるほど残虐志向や陰惨趣向が高まるが、本作も館シリーズの中でも突出して暗い雰囲気の話になっている。
メインは密室と最後でひっくり返る真相だが、密室殺人のトリックはすぐ分るが、トリックよりも事件全体の構造を通じて読者に訴えかける方向性の作品。まあ、どんでん返しも予想の範囲内だが、独特のダークな雰囲気はなかなか読みごたえがある。
どの年齢層を対象にしていたのよく分らないミステリーランドらしい作品。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.96
(2pt)

ちょっと待った

子供は
どんなに大人が汚いもの醜いものから隠そうとしても、
いずれ知ることになります。

だからといって、本書を
『子供用』として積極的に背中を押していいのか。

お茶の間には、
殺人脅迫不正強盗強姦いじめ…のニュースは普通に流れています。

今更そんなことから耳をふさいでも仕方ないですし、
むしろそれらを知らせ、
「気をつけなさいよ」と注意喚起をした方が
今の世は子供を守るためになると思います。

けれど本書が子供を読者の対象と謳っているのには憤慨します。

これどういうこと?と聞かれたら、
どういう風に大人は返事をすればいいのでしょうか。
綾辻作品は大好きで、暗黒館は真骨頂だと思っていますが、
子供に暗黒館とともに、びっくり館を読みなさいとは
とても言えない。
(小学生以下を子供と考えています。)

これを『子供向き』とした姿勢にびっくりです。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.95
(2pt)

ちょっと待った

子供は
どんなに大人が汚いもの醜いものから隠そうとしても、
いずれ知ることになります。

だからといって、本書を
『子供用』として積極的に背中を押していいのか。

お茶の間には、
殺人脅迫不正強盗強姦いじめ…のニュースは普通に流れています。

今更そんなことから耳をふさいでも仕方ないですし、
むしろそれらを知らせ、
「気をつけなさいよ」と注意喚起をした方が
今の世は子供を守るためになると思います。

けれど本書が子供を読者の対象と謳っているのには憤慨します。

これどういうこと?と聞かれたら、
どういう風に大人は返事をすればいいのでしょうか。
綾辻作品は大好きで、暗黒館は真骨頂だと思っていますが、
子供に暗黒館とともに、びっくり館を読みなさいとは
とても言えない。
(小学生以下を子供と考えています。)

これを『子供向き』とした姿勢にびっくりです。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.94
(2pt)

ちょっと待った

子供は
どんなに大人が汚いもの醜いものから隠そうとしても、
いずれ知ることになります。

だからといって、本書を
『子供用』として積極的に背中を押していいのか。

お茶の間には、
殺人脅迫不正強盗強姦いじめ…のニュースは普通に流れています。

今更そんなことから耳をふさいでも仕方ないですし、
むしろそれらを知らせ、
「気をつけなさいよ」と注意喚起をした方が
今の世は子供を守るためになると思います。

けれど本書が子供を読者の対象と謳っているのには憤慨します。

これどういうこと?と聞かれたら、
どういう風に大人は返事をすればいいのでしょうか。
綾辻作品は大好きで、暗黒館は真骨頂だと思っていますが、
子供に暗黒館とともに、びっくり館を読みなさいとは
とても言えない。
(小学生以下を子供と考えています。)

これを『子供向き』とした姿勢にびっくりです。
びっくり館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061826239
No.93
(3pt)

児童書なのでどうしても物足りない

"かつて子どもだったあなたと少年少女のための"ミステリーランドシリーズ第9回の配本作品。
綾辻行人さんのデビュー作「十角館の殺人」から続く館シリーズの一つになります。

ミステリーランドシリーズの一作ということもあり、言葉の選び方が平易なものになっていたり、ルビがきちんと振ってあったり小中学生に優しい造りになっています。
自身が読書していた小中学生時代にこのシリーズがあったら嬉しかっただろうな。

館シリーズの一作としてはラストがミステリという感じではなく、どちらかというと子ども向けのホラーのような感じなので、ちょっと物足りない感じではありますが、これを読んで館シリーズをまた読んでみたいなと思わせられました。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.92
(3pt)

児童書なのでどうしても物足りない

"かつて子どもだったあなたと少年少女のための"ミステリーランドシリーズ第9回の配本作品。
綾辻行人さんのデビュー作「十角館の殺人」から続く館シリーズの一つになります。

ミステリーランドシリーズの一作ということもあり、言葉の選び方が平易なものになっていたり、ルビがきちんと振ってあったり小中学生に優しい造りになっています。
自身が読書していた小中学生時代にこのシリーズがあったら嬉しかっただろうな。

館シリーズの一作としてはラストがミステリという感じではなく、どちらかというと子ども向けのホラーのような感じなので、ちょっと物足りない感じではありますが、これを読んで館シリーズをまた読んでみたいなと思わせられました。
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.91
(3pt)

児童書なのでどうしても物足りない

"かつて子どもだったあなたと少年少女のための"ミステリーランドシリーズ第9回の配本作品。
綾辻行人さんのデビュー作「十角館の殺人」から続く館シリーズの一つになります。

ミステリーランドシリーズの一作ということもあり、言葉の選び方が平易なものになっていたり、ルビがきちんと振ってあったり小中学生に優しい造りになっています。
自身が読書していた小中学生時代にこのシリーズがあったら嬉しかっただろうな。

館シリーズの一作としてはラストがミステリという感じではなく、どちらかというと子ども向けのホラーのような感じなので、ちょっと物足りない感じではありますが、これを読んで館シリーズをまた読んでみたいなと思わせられました。
びっくり館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061826239
No.90
(3pt)

子供向けゆえ

雰囲気作りは悪くないのだが、他の館シリーズレベルの期待は禁物
トリックは悪くは無いが、良くも悪くも短編レベル
館シリーズということ以外にはそこまで魅力がある作品ではない
シリーズファン向け程度の内容だろう
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171
No.89
(3pt)

子供向けゆえ

雰囲気作りは悪くないのだが、他の館シリーズレベルの期待は禁物
トリックは悪くは無いが、良くも悪くも短編レベル
館シリーズということ以外にはそこまで魅力がある作品ではない
シリーズファン向け程度の内容だろう
びっくり館の殺人 (ミステリーランド) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (ミステリーランド)より
4062705796
No.88
(3pt)

子供向けゆえ

雰囲気作りは悪くないのだが、他の館シリーズレベルの期待は禁物
トリックは悪くは無いが、良くも悪くも短編レベル
館シリーズということ以外にはそこまで魅力がある作品ではない
シリーズファン向け程度の内容だろう
びっくり館の殺人 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社ノベルス)より
4061826239
No.87
(2pt)

中途半端であり、アンフェアさを感じる

全体の印象としては、中途半端にミステリーとオカルトを混ぜてしまったと感じる。

○ この作品の場合、一番の問題は視点が一人称な事だ思う。何故なら叙述トリックで一人称を使う場合、大変に気を配らないと、非常にアンフェアになりやすいからだ。

主人公が催眠術にかけられたなどという場合は知らないが、通常は一人称の場合、読者は主人公の見聞きしたもの、感じたものからしか情報を得る事ができない。セリフはもちろん、地の文も主人公の主観という事になる。そうなると主人公の情報感知能力を含め、読者は主人公を信用せざるを得なくなってしまう。

よって主人公がショッキングな経験をし、明らかに異常でおかしく感じ、心の中が荒れ狂うであろう事実を、一人称なのに意図的に一部分を欠落させて書くのは、アンフェアだと感じる。

何故なら一人称なのに主人公が見たり感じたりする事を書かなければ、それは「存在しない事」と同義になると思うからだ。

それを破ると主人公自身が意図的に読者を騙すという、おかしな事になってしまう。そこが色々な角度から情報を収集でき、意図的な欠落を考える余地のある第三者or神の視点で描かれる場合と大きく違う所ではないか。

結果的に核心部分となるあの場面で、普通ならセリフや心の声として当然書かれるであろう単語が全く無い。これが第三者or神の視点で書かれたものならば、まだわかるのだが、一人称の視点で書かれているので大変アンフェアに感じる。

○ この作品について、ネット上の感想などでは、再読すると真意が見えてくるといったような評も多い。しかし私個人としては、再読を前提としたような書き方には同意しかねる。

人は色々な状況や条件で本を読む。じっくり読める人もいれば、時間のない人もいる。本が自分の所有物である場合もそうでない場合もある。

再読して堪能したい人は、そうすればよい。しかしそうする義務はないし、そうしたくても出来ない事もある。また再読して明らかに意味が増すのを知ってから読み始めるものでもない。

もし作者が再読を前提に書いているのならば「再読して、このセリフや描写の真意がわかったでしょ。オレはそういう事を狙って書いていたんだよ」となってしまい、そういうやり方は、傲慢だと感じる。

全ての読者が再読をする時間や気力があるわけではない。どうしても再読をさせたいのならば、事前に帯や裏表紙に「二度目に読んだ時、本当の真相がわかる」等、記すべきだと思う。ただ、それがわかっていたのなら、私はこの本を読まなかったであろう。

○ オカルト部分の掘り下げが中途半端。書き方として、事件の深層(真相ではない)にオカルト風味を持ってきているのに、何故そういう事が発生しうるのかの裏打ちが乏しい。勿論、たとえば「〜の呪い」のような陳腐なものはどうかと思うが、何故、悪魔の子と思われる状況があるのかの突っ込みが欲しい。

原因としては老人と養女の気持ちの問題を殆ど描かなかった事にあると感じる。もっともそこを掘り下げると、子供向けとしは不適切なものとなるのかもしれないが、そもそも根本的な原因と思われる部分自体が、子供向けとしてはどうなのかと思うので、この話を子供向けにした時点で誤りがあったと考えざるを得ない。

そこら辺が足りないので、じんわりとくる恐怖感に乏しく、幻想的というよりも悪い意味で「非現実」感のほうが強い。

○ この話の中には阪神淡路大震災が描かれているのだが、何か色々な事が、それによってウヤムヤにされている気がする。びっくり館の存在やラストのオカルトムードは非現実的なものなのに、震災という正に現代を生きる者ほとんど全員において、現実そのものの事象を絡めるのは大変違和感をおぼえる。

もしこれがかなり昔の話で震災も関東大震災であったなら、読者の多くは現実味のない事象として捉えるであろうから、ある意味しっくり来るのだが。

○ 暗黒館と奇面館は未読であるが、それ以外の館シリーズとフリークスは読んだ。これにて綾辻作品卒業としたい。
びっくり館の殺人 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: びっくり館の殺人 (講談社文庫)より
4062767171