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インパクトファクター: 水鏡推理2
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インパクトファクター: 水鏡推理2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 61~75 4/4ページ
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シリーズ第二弾は、あのSTAP細胞騒動をモチーフにしたものだ。 ただし作品で扱われているのは自然治癒する人工血管。 論文発表後、誰も追試に成功しないうちに、論文の捏造疑惑がおこり、その責任がすべて大学院生の友人に押し付けられようとする。 友人を救おうと一生懸命な瑞希の姿が胸を打つ作品だ。 他の作品と同様、ヒロインはひたむきであり、これが松岡作品の大きな魅力になっているのだろう。 しかし、最後に明かされたトリックが、少しチープだったのは残念。 | ||||
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まさかの主人公以外のメンバー総入れ替えとは・・・ しかし、省庁の実態とはそういうものか、と納得させられるとともに、毎回新たな感覚で、物語に入っていける今までに無いシリーズものになりそうな感じがします。 さらに、今作が思った以上臨場感を持って読めたのは、物語のモチーフとなっている「STAP細胞」の件が、発売とほぼ同時期に再燃したこと、またその内容が・・・ これ以上書くと今回の作品の核心に触れてしまうのでここでやめておくが、あらためて作者の、時事を押さえ、その先を読み、作品に違和感無く反映させる能力に脱帽せざるを得ない。 もちろん、作品自体も「万能鑑定士」や「探偵の探偵」ような衝撃的な展開ではなく、小刻みに山谷がやってくるジェットコースターのようなハラハラ感が楽しめる新しいジャンルの推理小説である。 あと、このシリーズは是非ドラマ化すべきですね。毎回死体が出てくる昨今のミステリーにはない、子供から大人まで楽しめる作品になると思います。 あとは、是非みなさんも前作・本作を読んで「人の死なないミステリー」の世界に足を踏み入れてみてください。 | ||||
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科学会ではこういうことがあり得るんだろうということがひしひしと伝わってくる。 事実への追求という推理ドラマが面白いし、キャラクターの個性が際立っている。 | ||||
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STAP細胞論文事件を思わせる、作られたリケジョの不正を 暴くストーリーとして読み進めて行くと・・・ 科学や技術はウソをつかないという先入観が気持ちよく吹っ飛びます。 読み出したら止まらない作品です。 こんな公務員、いたらすごいなーと思います。 一般職に対するイジメ、パワハラも「こんなもの当然」なのかも 知れませんが、国民の税金を使って執行する行政にはヒロイン 水鏡瑞希のような人物が、いて欲しいと願います。 本当の見えざる悪が、別にあったいう驚きは、前作以上のインパクトです。 「水鏡推理」シリーズ、次回作が楽しみです。 | ||||
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シリーズ二作目。前作は未読だが、まったく違和感なく読むことができた。 誰も死なないミステリーという松岡圭祐の独壇場。 文部科学省という、キャリアにあらざれば人間にあらずとうい職場で、平の事務職員たる主人公が持ち前の推理力と行動力でリケジョの星の捏造疑惑に挑戦するという、わかりやすい構図でありながら、意外性のある解決で謎解きの楽しみも。現実世界でもつい最近起こった事件を彷彿とさせる設定で、先端科学の現場での開発や予算獲得、なぜ捏造が生まれるのかといった蘊蓄もしっかりかたられ、物語の発端から最後まで読者の興味をそらさず展開するストーリーテリングはいつもの松岡節。 池井戸潤の作品にも通ずる、爽やかなエンディングが約束されていることを予感しながらも最後までドキドキしながら読むことができる。 現実を忘れて物語り世界にひたることのできる佳作。迷わず読めば楽しいひとときが約束されている。 | ||||
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文科省に勤める主人公、水鏡瑞希25歳。 正義心の強い女の子、いつも事件解決に向かい読んでいるこちらもハラハラドキドキさせられます。 話の内容はわたしの最も苦手とする理化学的なことなのですが、松岡さんの作品だからなのか早く先が読みたくなり一気に読めてしまいます。 私にとってこれは松岡さんのどの作品にも共通していますね。 今回は友との絆(友情)的な話もでてきますが、行動の潔さには完敗ですね。 次の作品も出来上がることを期待しています。 | ||||
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はっきり言って、前巻の終盤を読んでいるときには「この調子で2冊目・3冊目が続くのかな」と、ややマンネリ気味の展開を感じていました。 しかしこの2巻目、全く違います。 STAP細胞騒ぎの彼女は最近本を出版したそうですが読みました?(私シラけて読む気にもなりません。 ) 瑞希の小学校時代の友人如月智美が関わる、「夢の人工血管開発」に関する詐欺捏造疑惑の真相を、瑞希が解き明かします。 現実の事件が虚構に、小説が真実に感じられる。 作者の筆力が冴えてます。 | ||||
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万能鑑定士莉子、特等添乗員絢奈に並ぶヒロインの登場ですね。 推理を憶測と言われた時の定義がかっこいいと思ってしまいました。 目の前の事象からの推理、聞かされれば成る程ですが、その頭の回転の良さが 羨ましい。 誰が読んでもSTAP細胞事件だろと思う事をがっつり捉えて一つの答えくれましたね。 私は2巻から読んだのですが、前作では何をどういう風に料理したのか是非読んでみます。 k バイト先だった探偵事務所の社長も気になります。 その話もいつか読めるかな。 | ||||
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一気に読んでしまった。 今回文科省のヒラ官・水鏡瑞希は、件の「捏造事件」を彷彿とさせる、ある人工臓器発明事件に真正面から取り組む。 かつての友は、「人格障害のある嘘つき」なのか? 渦中のあの人だけじゃなく、「捏造事件」に疑問を持つ人、逆にあの人を悪者と信じて一切疑わない人にも読んでほしい。 なぜ、あんなに頭のいい人たちが、あんなに稚拙なことをしたのか、明確に否定できなかったのか…。 答えの一つがこの本に書いてある。 | ||||
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今回も、ラストはすかっとするように、きちんとまとめられた良作でした。 内容については、是非読んでもらいたいので簡単に。 人工血管の発明により、一気に脚光を浴びた瑞希の幼馴染の智美。 マスコミによりもてはやされるものの、だんだんと不透明な部分が明るみに出始め・・・ ガチガチのお役所・文科省で、一般職が痛快なほど大活躍するお話です。 背表紙にあるように、「小生意気」だとは思わないんだけどなー。 1年くらい前、このようなリアルな話がありましたね。 それとリンクするかのようで、リアルの方はあいまいに幕引きされてしまったため(とりあえず「存在せず」という結果だったので)、 結局ST○P細胞で脚光を浴びたあの女性研究員はなんだったんだ? という疑問の、隙間を埋めるような仮説というか、そういう作品だと思いました(うまく表現できないけど)。 リアルの世界で、割烹着を着た女性研究員もインパクトファクターを狙っただけなのか?とか、妄想は尽きない・・・ リケジョなんかではないので、ちょっと難しいのかも・・・という不安がありましたが、 きちんと作品内で説明されているので、リケジョでなくても、十分楽しめます。 ★1つ減らしたのは、表紙のイラストに対して、です。 きっと莉子ちゃんや絢奈みたいなかわいい子だと想像していますが、このイラストは、泣きはらしたようなまさにお化け。 なんか、もったいない!! | ||||
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水鏡推理の続編を楽しみにしてました。 前作のキャラ達がまた活躍や暴れてくれると思ってたら主人公以外は異動で居なくなってるという衝撃から始まりました。 今回は前回と違って一つの事件を深く追求し海外にも場が移るので読み応えはバッチリです。 ズバズバぶった斬る場面は少ないですが、主人公の推理は冴えているしエンディングはホロリと感動しました。 読めば分かると思いますがSATP細胞の事が元となってる部分があるのでSTAP細胞に興味ある人は楽しめると思います。 | ||||
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松岡圭祐さんの作品は好きなので期待していましたが この作品は、期待を見事に裏切ってくれました。 ただのSTAP細胞事件のパロディー小説です。 水鏡推理Ⅰは、事件数も多く読んでいて飽きなかったけど 本作品は大きな事件がひとつだけです そのひとつの事件がSTAP細胞のパロディ ヒロインの水鏡瑞希も、万能鑑定士Qの凜田莉子、 特等添乗員αの浅倉絢奈、探偵の探偵の紗崎玲奈と比べると かなり小者感があります。 この調子で続くのだったら、このシリーズの続編はいらないですね。 凜田莉子と紗崎玲奈がコラボする探偵の鑑定を楽しみにしています | ||||
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はじめは、前作で主人公の周りにいた人たちが誰もおらず戸惑ったが、今回も主人公に振り回されながらも見方になってくれる官僚がいて、彼らがいい味を出している感じ。 今作は前作と異なり、1つの大きい事件をじっくりと解決していくが、前作よりフィクション性が高い分、エンターテインメントととして面白く一気に読めました。 読みながら、これはドラマ化したら絶対面白そう!!と思った。 是非実現してほしいです。 | ||||
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STAP細胞事件を元に脚色を付けた内容の本作だっただけに、興味深く惹かれてほぼ一気読み。 ラストはちょっと綺麗過ぎる終結を迎えた気がするけど、全体的には面白かったので満足。 例え親友だとしても、いや逆に親友だからこそ、不正の影がちらついたら指摘し、瑞希なりに一生懸命彼女を救う。 それと同時に真実を追い求めて奮闘する姿勢は素敵だった。 STAP細胞事件も詳細が気になる。 インパクトファクターのくだりは勉強になったし驚いた。 自治問題が取り入れられているこのシリーズ、その時点で面白くて興味を惹かれてしまう。 | ||||
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表題の通りです。 今までの同著者の「人の死なないミステリ」は基本お子様向け、非社会人もしくは 社会人であっても童心に帰って楽しむ人のためのものでした。 それが今回、とりわけ学界の問題についてかなり踏み込んでおり、社会人としての 主人公の悩みや成長、友情とリンクさせることに成功しています。 前巻の職場設定は、室長の陰謀からミスリードされてたとする事で、内容を現実に 近づけています。だから文科省にも科学研究の偏りを生じさせた非があることを明らかに しています。 今にして思うと、花咲舞のような爽快感のみを売りにしていた1作目は、本編自体がラストのための ミスリードで、実際に書きたかったのはこっちだったんじゃないかと思えます。 前のお子様ランチが好きだった人には、今回の難しいとこは理解できないでしょうし、 そういう人のためにも(すべての人がそうと言ってるわけじゃありません)、来月の探偵の鑑定があるんだと思います。 | ||||
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