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インパクトファクター: 水鏡推理2
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インパクトファクター: 水鏡推理2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 21~40 2/4ページ
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とある事件を彷彿とさせるストーリーでしたが、誰もが納得出来るような結末で心優しい気持ちになれました。 水鏡瑞希のキャラクターが立ってきて前作より、より楽しめました。序盤では最終的に物語がこのように動くなんて想像できません。また、瑞希が気付きだした中盤からの勢いがとても良く、一気に読んでしまいました。推理小説、としてだけでなくエンターテイメント小説としても楽しめます。 | ||||
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前作で気持ちが打ち解けたタスクフォースの登場人物は、今回、がらっと変わり、 総合職と一般職の格差を改めて感じる中、また1からの人間関係のスタートでした。 正義の為に突き進む、ブレない瑞希と、疑惑を追うにつれ、同僚、宗田・野村と心が通うようになっていきます。 現実に起きた事件「STAP細胞」と、「FOV人工血管」 いずれも存在の可能性はゼロではないが、再現できていない事や、研究をとりまく環境等が似ているように感じられ STAP細胞事件当事者の小保方さんと、瑞希の同級生の姿とがダブりました。 ラストの謎解きの部分では、図解入りで、素人にも解りやすく、難しい専門用語が入りながらも、爽快に一気に読み終えました。 研究所副所長が大けがをするシーンがありますが、どんな大けがでも「人の死なないミステリー」だから大丈夫!と自分に言い聞かせ 安心して次のページを捲れるのも松岡ミステリーの一つの良さと特徴だと思います。 テレビのニュースからは毎日のように凄惨な事件が伝えられる昨今、「人が死なない」と最初から解っているミステリー小説は、 ミステリーは好きだけど、怖いのは苦手という私にはぴったりです。 前作同様、官僚の圧力や差別、疑惑相手にも怯む事なく、後先の事は考えず自分の信念に沿って突っ走る主人公です。 前作では不正は絶対許さない主人公瑞希でしたが、 今回は、組織の人間としての推理の難しさ、そして、相手の心情を理解し許すという成長をみせました。 文科省は利益のあがるものばかりに支援する傾向にある事を知り、 流行りの生命分野以外のにおいては、商業的に期待できる効果を示さない限り支援してもらえない分野である、 「X線自由電子レーザー」の捏造を許すなど、以前であれば絶対正義の瑞希ではしなかっただろう、 相手の背景を理解し、正義を振りかざすだけが正しい事ではないと知った、成長した瑞希がそこにいました、。 次作が続くのを期待し、新たな疑惑、そこに瑞希の成長や新しい登場人物など、ますます期待できるシリーズ です。 | ||||
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前回のチームが再度戦うのかと思いきや、まさかの同じ課にいなければ、作中1回も出てきません。 でも相も変わらず本人同様に個性的な面々・・・不正研究への追求と共に主人公と周りの人間関係も 面白さの1つです。 研究の不正も丁寧に描写されてくれているので難しいなと感じることなくあっという間に読み終わります。 実際の研究の現場が抱えてる問題等もリアルな感じがしていつも色々考えさせられます。 次回作も楽しみです! | ||||
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わお、驚いた。 前巻で仲間になった人たちが誰も出てこないよ!? 今回の瑞希と事件の解決(?)にあたるのは宗田と野村。 若い野村はともかく、最初厳しそうだと思っていた宗田がすぐに瑞希のペースに巻き込まれてしまう過程がおもしろい☆ そして捏造疑惑の中心人物の一人は、瑞希の幼馴染の智美。 捏造の内容としては「STAP細胞」(作品内ではSTEP細胞)がモデルなのかなぁ。 日本を飛び出してタイやインドまで出張する展開にこれまた驚きです。 瑞希の幼馴染を助けたい気持ちからの奮闘ぶりが多少行きすぎて、ネット炎上や謹慎にまで及びヤキモキ。 そのヤキモキを晴らすような爽快なエンディング! 今回も楽しめました♪ | ||||
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面白い展開で、勉強になります!というか、大人の事情というのは、こういうことをいうのかと、なんでも世の中で突き進んでいくためには、いろいろな事情を飲み込んで対応しなくては、いかんのか!と思いました。同級生の窮地を助けようとする水鏡の青臭さも心地よく、つい熱くなりましたが、ああ、このようなミステリもいいものだなあと思いました。憎しみあったり、殺しあったりするだけが、人生ではないし、そう書籍を通じて私達はいろいろなことをまなんでいくものなんだ!と思いました。若い人に楽しみながら、社会の断片を勉強してもらいたい!そんなエンタメミステリです。 | ||||
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暴力も殺人もなく、安心して読めるミステリである。 そして、読み始めれば途中でやめることが難しく、 どんどんのめりこんでしまった。 設定も面白く、科学的な側面もちゃんと共慮されて作品が構成されている。 元生物学研究者の私からしても、とても興味深く読むことができた。 水鏡推理の瑞希が出る他の作品も面白く、「探偵の鑑定」も楽しみにしている。 | ||||
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今回は瑞希の幼なじみ・智美のノーベル賞級の 論文が掲載された事から始まる物語。 前回登場したタスクフォースの面々が 誰一人登場しなかったのは吃驚だったけど 新しい仲間と真相を探って行くのは 面白かった。 「インパクトファクター」と言う言葉の意味も 勉強になった。 | ||||
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毎日、あちらでは人を傷つけたり、こちらでは人を殺めたりと心が痛むようなニュースが流れる昨今。 こんな時代だからこそ本書のような「人の死なないミステリ」が必要なんだと思います。 松岡先生らしいテンポの良さと設定の細かさが楽しめると思います。 今回は幼馴染 如月智美との対決?となるため、瑞希は信じようとする心と疑いの心で揺れ動きます。科学者たちの思惑の中、瑞希は「正義」のために突っ走ります。勧善懲悪の物語なので犯人に言い渡す瑞希のセリフが読了後の爽快感を生みます。 ほとんどのミステリは人が死ぬことで始まって、探偵役が解決をして終わる。こんな時代だからこそ、せめて架空の話の中だけでも「人の死なないミステリ」が必要だと思いませんか。 追伸 本作品から読んでも何の問題もありませんが、1作目から読むと主人公 水鏡瑞希の成長がわかると思います。 | ||||
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これは、『夜中でも読めるミステリー』です。殺人や暴力は怖い。でも、推理ものは好き!そんな私にピッタリの夜中でも読めるミステリー。それは人が死なないから。初刊同様、おもしろくて一気に読み進められました。 知識は力。考えろ。視野を広げろ。 読書後はパワーがみなぎります! | ||||
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前作が未読でも,水鏡推理についての予備知識がなくても,十分に楽しめる。 現実に起こった事件をモチーフにしているが,こちらの方が,より現実的な気がして, STAP細胞事件の方がなぜか非現実的な話に思えた。 幼馴染みが関わった論文捏造事件に,自分の推理力だけで立ち向かう一般事務官・水鏡瑞希の行動力に 共感を感じると同時に,胸のすく思いがした。 とにかく,読み始めたら最後の結末まで水鏡瑞希を追い続けること間違いなし。 《人の死なないミステリ》最高傑作は,少し大げさだが,読んで損のない傑作であることも間違いない。 | ||||
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難しい話でも分かりやすくスピーディーな展開で、読みやすかった。 読み終わり、まず思ったことは自分がいかにニュース番組や新聞の報道を鵜呑みしていると痛感した。 STAP細胞事件のときに小保方さんが悪者のようにその時は思ったが、ニュース番組や新聞の報道を鵜呑みしていた結果だと思った。 今後は、ニュース番組や新聞の報道を鵜呑みしないよういけないと痛感できるいい作品です。 | ||||
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「STAP細胞事件」では、未だに「動機」の点で謎の多い部分が多いのですが、本書ではしっかりと「動機」の部分まで踏み込んでいて、納得しながら読めました。また、事件の真相を追う主人公と、追われる立場の幼なじみとの人間関係などが複雑に絡み合っています。若さゆえに無茶をいとわず行動する主人公とテンポの良いストーリー展開に最後までハラハラ感がつきまといました。結末は主人公の推理が存分に生かされ、スカッとすること間違いありません。 | ||||
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不正を、その鋭い推理力で暴く異色の文部科学省の一般職事務官・水鏡瑞希。 前作に登場した人たちが、彼女以外ごっそりといなくなり、再び厄介者扱いされる中で挑むのが世紀の発見とされるFOV人工血管の真実です。 実在の出来事を下敷きにしているので、話は受け入れやすいですが、作中にもうひとつ同じ出来事から生まれた事件が出てきているのは、少し混乱してしまいますね。 前作は瑞希の行動原理、推理力など、彼女のことを読者に理解させるための序章だったように思えます。今回は、事件の当事者に幼馴染が関わっているために、前作よりも私情で動く部分が多くなり、独りよがりと思える行動が出てくるのもちょっと残念なところです。 しかし、不正研究の追求という仕事を扱うのであれば、絶対に避けては通れない話題を、松岡先生流に料理して、不正に関わった研究者たちの人間的な部分、エゴに迫ったのは、読んでいてワクワクしてきました。 | ||||
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☆官僚を押しのけ霞が関を揺るがす、美貌のヒラ職員の下克上ミステリ。☆ 「水鏡推理Ⅱ」 松岡圭祐著 講談社 ご恵贈して戴きました。 朝香クリステル聖栞 (あさか・クリステル・せしる) {159513E1-8C12-424F-AA90-42A1DF2035B2:01} 弱冠25歳の美貌の大学院生・如月智美は、生命科学人工臓器研究所、最年少の研究班リーダーになった。 25歳の美人大学院生。 傷がついても自然治癒するFOV人工血管を完成させたという論文を発表、一躍リケジョの星になる。 「ノーベル賞ものの発明」 「国民的スターの誕生」 美しいヒロインの誕生に、国中が沸き、祝福ムードに。 しかし、論文の内容が精査されると直ぐに、捏造の疑惑が持ち上がる。 小保方晴子氏のSTAP細胞捏造事件を彷彿とさせる冒頭である。 勃発する研究ノート窃盗と捏造疑惑。 智美に降りかかる災いの真相とは。 如月智美が勤務する研究室のある施設は、文部科学省所管による国立開発法人化が検討されており、瑞希を含むタスクフォースのメンバーは、立ち入り調査をおこなうことになる。 ノーベル賞級の論文を科学誌に掲載した研究班リーダーの如月智美と、タスクフォースの一員、水鏡瑞希は幼なじみだった。 水鏡瑞希は、国家公務員一般職(旧II種)事務官。 現在25歳で、文科省に実在する不正研究を暴くタスクフォースに配属されている。 知力と行動力で上級官僚をはるかにしのぐ、美貌のヒラ職員。 如月智美とは小学校の同級生だった。 FOV人工血管とは。 「合成高分子材料に培養人工血管と遺伝子導入した人工血管を混合した、まったく新しい素材が用いられた」 とメディアは報道した。 「たとえ人工血管が切断されても、傷口が自発的に隙間なく吻合され再生し、血流が復活する自然治癒能力を有します」。 如月智美は捏造疑惑を否定し続け、決して認めようとはしなかった。 ≪人の死なないミステリ≫最高傑作! リケジョの星VS.文科省ヒラ職員 世界的発見にまたも捏造疑惑。 彼女が譲らぬ「正しさ」とは? ごきげんよう。 朝香聖栞(あさか・せしる) 女優/モデル。大島観光特使。 映画「火花」出演中。 ミステリを偏愛するお嬢さま書評家 / 文筆家。 学業の傍ら新刊レビューや文庫解説を執筆中。 本業はマンション経営です。 書道初段。 ランコムガール。 野菜ソムリエ Jr.マイスター。 日本ロリータ協会会員No.3223 カプコンオフィシャルモニター。 アメーバ スマホガール。 雑誌「ダ・ヴィンチ」読者審査員。 [・・・] [・・・] [・・・] モデル朝香聖栞の☆幸運を運ぶ3つのメルマガ募集 メルマガ「モデル聖栞のお天気予報」 [・・・] メルマガ「モデル聖栞のダイエット」 [・・・] メルマガ「モデル聖栞の本に寄り添う乙女の作法」 [・・・] | ||||
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前作に引き続き、とても凝りに凝った趣向で楽しませてくれます。 誰が本当の犯人なのか、その結末は意外なもので、謎解きも本格の味わいがこく、思わず物語の展開に引き込まれることでしょう。 現実の事件とのシンクロもあり、すぐれた社会批評としても読むことができます。 是非多くの人に読んでほしいと思います。 | ||||
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相変わらずの、小気味よく開始される松岡ストーリーで、一気読み必至の推理小説。 今回のテーマは、生命科学分野。 科学論文掲載狙いのねつ造が疑われる事件に、主人公がかかわり、「探偵の探偵」を思い起こさせる探偵事務所長のサジェスチョンも得て、事件解決が進んでいく。 主人公は、頭脳明晰ではあるが庶民的、「万能鑑定士Q」の凛田莉子のようで少しイメージの異なるタイプで、共感を呼ぶ。 まさに、松岡ファンなら、ところどころ、過去の名作を彷彿とさせる箇所に、ニンマリしながら読み進めていくことが出来る楽しみも多々あります。 | ||||
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現実に世間を騒がせているSTAP細胞問題を彷彿とさせるシリーズ2作目。 今作もとにかく知識量の多さに圧倒され、勉強になることばかりだった。 フィクションなりの誇張や虚構の部分はもちろんあるだろうが、論文が名門誌に掲載されることの意味、学術論文と実験結果に関する驚きの現実、地位や名誉やインパクトファクターを欲する研究者たちの実情を非常にリアルに読ませてくれる。 奇術のように強い錯覚を植え付け専門家さえも欺く、単純でありながらも巧妙な捏造を如何に見破っていくのかという過程は今回も興味深かった。 瑞希の真っ直ぐさは、体裁や体面を重んじ必要悪を是とする省庁にあって異端と呼べるものかもしれない。見ていて時に面倒で歯痒いところもあるのだが、自分だって本当は納得のいかないことにはこんな風に凛と声を上げたいんだ、という思いを代弁してくれているような清々しさがある。 次回はまたタスクフォースのメンバーが入れ替わるのだろうが、その顔ぶれが瑞希とどんな化学反応を起こすのかとても楽しみだ。 | ||||
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待ちに待った松岡さんの「水鏡推理Ⅱ」を読むことができた。 前作で「悪を懲らしめる」という爽快な小説に今回も期待した。 主人公の水鏡瑞希以外の出演者が変わっていて、ちょっとどうかなって思ったことを 後悔した。新しくかかわる役所仲間も魅力的なキャラクターで、安心した。 読んでいくと今回のストーリーは最後の書評に書かれているように、 「あれあれ?この事件は?」とあの有名な事件のまるで再現のような事件が起こる。 (どの事件かは実際に読んで・・・) 作者なりの落としどころを言いたかったのかなと興味深く読んでいった。 水鏡瑞希の幼馴染に対する苦悩と、正義をなすための決断に拍手を送りながら読んだ。 満足できる一冊だった。 | ||||
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スタップ細胞がヒントになったこの小説。 研究という特殊な世界は、私たち一般人には、よくわからないことだらけです。 でも、この水鏡推理は、わかりやすく、よく砕かれています。 次から次へ、どんどんひきこまれ、あっという間に読んでしまいました。 ヒロインの瑞希は、文科省の一般職。 官僚たちの圧力に負けず、不正疑惑の真相を解明。 特に今回は友人が巻き込まれたこともあって、熱く戦ってます。 こんな素敵な人が周りにいれば、頼もしい。 これからも、応援したいなと、思わせる女性です。 1作目で、いい感じだった同僚。 次作以降で、出てくるのか、それも楽しみに待ってます。 | ||||
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前作は未読ですが、今作からでも十二分に楽しめる秀逸小説。 主人公水鏡瑞希の行動力、知識力、推理力にぐいぐいと引き込まれていきます。 瑞希の同級生である智美との関係が徐々に深まっていくのが、また引き込まれる要素になっています。 ラストの謎解きは、知識のない私でも理解できるように配慮されているのが素晴らしい。文字の中にあるイラストがマジックショーを観ているような感覚になりました。 リアルな事件と小説の事件が重なりあい、研究の深さと研究者の欲望について考えさせられるところがありました。 瑞希と智美の女性美をイメージしながら読み進めると、各々のシーンが私の中で映像化されていきました。 推理小説でありながら、殺人事件というパターンから離れ、研究における不正行為を暴くストーリーはとても新鮮。 初めからラストまで一気に読める最高傑作です! | ||||
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