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インパクトファクター: 水鏡推理2
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インパクトファクター: 水鏡推理2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.31pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全75件 41~60 3/4ページ
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前巻に続き、待望の二巻もとても面白かったです。 楽しく読むだけで、いままで知らなかったタスクフォースの世界に触れることができ、知識もたくさん身につきます。 ニュースを見て難しいと思っていたSTAP細胞事件も、本書を読むとこういう事情だったのかもしれないと研究に関わる時事問題にも理解が深まります。 まさしくエンターテイメント小説で、話の展開もとてもスピーディーで読む手が止まりません。 タイトルにある水鏡とは名言の一部ですが、主人公の名字もかけたタイトルになっています。 彼女は、研究機関などの不正を審査するタスクフォースの事務官です。 探偵事務所でアルバイトし、身に付いた観察眼を生かして数々の不正を暴き、血税が無駄に使われるのを防ぎます。 タスクフォースという部署も実在すると一巻で初めて知り、そして驚きました。 世を騒がせたあのSTAP細胞事件のときも実在のタスクフォースが機能していたのか、わかりませんが、本書を読むと税金を使う許可を出す行政もだまされないように必死なのだと思いました。小説のように、実際も俊敏に機能して欲しいものだと強く感じました。 一巻目では一介の事務官である彼女には敵が多かったですが、二巻はまるでホームドラマを見ているような温かみが感じられました。水鏡の上司である宗田と野村の活躍に思わずかっこいい!と声が出てしまいほど、二人も体を張って真実を追い求める姿に心が熱くなりました。 一巻目で絆が深まったように見えた同僚が出てこないのは寂しく感じましたが、行政の仕事は配置換えが頻繁だということも本書を読んで初めて知りました。 日頃の仕事の中で関係を深める間もなく移動してしまうので、逆にひとつひとつの仕事の結果が大事なのだなと感じました。 小難しい研究の話が多くでてくるのに、スラスラ読めてしまうほど本当に面白いです。 主人公の水鏡が事務官ということで目線が読者に近いので、疑問や気持ちも親身に感じて読むことができます。 研究費が欲しいけれど、研究が途中なので結果を示して欲しいと行政に言われ、板挟みになる研究者たちがつく手品のような嘘の数々は、主人公の水鏡がトリックを暴く度に凄いと思いつつも、こんな単純なトリックにだまされて血税が使われたら凄く悔しいと拳を握りながら読みました。 今回のインドの教授の一件は、蓋を開けてみたら単純明快で本当に驚きました。 本書は、研究の成果と研究途中の板挟み問題も世に投げかけています。 良い研究ならば、ぜひともみんなの税金を使って欲しいと思いますが、現実は厳しいのだなと感じました。 研究を進めるための実験が、いつのまにかだまし合いになっているのがとても残念ですが、タスクフォースと研究者たちの知恵競べもとても面白く、本書の醍醐味になっています。 個人的には、自分が支払った税金は水鏡のような正義感溢れる人の給与に使って欲しいです。 正義を貫く彼女の言動と行動に爽快感があり、読み終わるととてもスカッとします。 いまから次回作がとても楽しみな作品です。 | ||||
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前作を読んでみて面白かったので、続きということで楽しみにしていました。 今作も続きが早く知りたい!と読むのを中断したくないくらいでした。 理系のりの字のもない自分でも謎解き部分はしっかり分かりました。 | ||||
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幼馴染がリケジョの星!ところが、幼馴染が実験結果をねつ造!? それぞれの思惑が絡み合ったミステリ。 タスクフォース内は人事異動で仲間がいない水鏡でしたが、彼女の魅力なのか?周りを巻き込み真実をもとめて奔走。 科学者の裏背景も垣間見れ、STAP細胞の件にリンクして読んでみました。 小保方さんももしかしたら・・・。 次巻も発売がきまっているので、楽しみです。 | ||||
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まず前作に出ていた主人公以外のキャラが誰も出ないということにビックリ!!(※家族は除く) なので前作を読んでなくても置いてけぼり感はないし、前作を読んでる人も新しい気持ちで読める。この手法だと長く続けれられそうなので、末永く続くことを期待します!! 本編は理系ミステリーのような雰囲気ですが、理数系が苦手な自分にもわかるお話です。 ST●P細胞の件は一時期連日ニュースで取り上げられてましたが、実際どんな不正があったのかは良く分かりませんでしたが、もしかしたらこんなシンプルなことが起きていたのかな、智美や滝本のような想いで作業していたのかなと思うと、またあの事件について違った見方ができます。 実際の事件に作者オリジナルの話を混ぜた作風はとても面白いので、次回以降も期待してます!! | ||||
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前作を読んでいたので、今回もと思って読みました。 全体的には、面白かったです。 ただ科学の話が中心になるので 理科などの興味があるひとは、とても引き込まれると思います。 専門的知識が必要なわけではないので、たのしめました、 今後も続編など楽しみにして、期待してます | ||||
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研究の世界ということは日常生活の中であまり考えることがない。研究をする人は、ぼくの頭の中では、鉄腕アトムや鉄人28号を作り出したり、ゴジラを退治する方法を考えついたり、タイムマシンを発明したり、ハエ人間になってしまったりする、というようなコミック・映画の世界、つまり異世界の住人でしかあり得ない。 日頃、研究者の生活が頭に浮かばないのは、彼ら/彼女らが、陽の当たらない研究室に閉じ籠っているからなのだろう。テレビやニュースに登場するのは、そのごくごく一部だけの極めて幸運な人々で、これまで名も知られなかった彼らは、いきなりノーベル賞を受賞したり、星や微生物などを新しく発見したりしてぼくたちの日常に唐突に出現する存在である。 だからこそスタップ細胞の発見とその後のセンセーショナル展開についてのニュースが日本中を沸き立たせたあの日々は、ぼくらの日常に普段あまりピンと来ることのない研究室の裏側を想像させたり邪推させたりする特別なきっかけになった。 本書は「研究における不正行為・研究費の不正使用に関するタスクフォース」に所属する水鏡瑞希の第二弾。一作目『水鏡推理』では、新しく個性的なミステリジャンルへの作者の挑戦意欲を課せられた水鏡瑞希という新キャラクターのシャーロック・ホームズ張りの推理力に焦点を当て、胸のすく活躍ぶりを読ませてくれたが、本書ではついに、あのスタップ細胞事件の相似形のような構図を作者は作り出し、水鏡の推理力を持って真相に迫ってゆく。インパクトファクターという研究誌掲載による得点稼ぎが、研究者にとって有利となる状況などは、本書で初めて知るところだった。いわば俗世間の金銭欲や色欲とはまるで違った、ラボラトリーにのみ存在する欲望がここに存在するのである。 水鏡瑞希の幼馴染の如月智美が渦中に巻き込まれることになるのだが、小保方さんをモデルにしたとしか思えない役柄を割り当てられた智美の人生劇にスポットが当てられ、彼女を過去親友だった一人として救い出そうとするヒロイン瑞希の活躍と、彼女が向けた怒りの行方が相変わらず頼もしい。タスクフォースの官僚たちではなく、ただの事務員として様々な差別を受けつつも反逆してゆく姿勢とその推理能力の高さが魅力であるが、今作は、智美との絡みが錯綜してどこへ行き着くのかという要素が、物語の肝となっている。 印象的なラストシーンで終わる本書、切れ味も後味も極上。題材はセンセーショナルながら、あくまで人間らしさにこだわる作者のペンの流れが頼もしい限りだ。 | ||||
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シリーズ物の2巻目から読むという自分的な暴挙。 読み終わった後で、やっぱり1巻も買ってみよう!と思える本でした。 リケジョです!この本とあわせるように「あの日」が出版されたので、如月さんを「あの方の声」「姿」で脳内変換していました…。 理系な職場で「インパクトファクターを調べる」を経験していたため、研究員さんの気持ちがわかるような… 水鏡さんの同僚たち、いい人。 | ||||
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タイムリーな話題を文中に散らす作者ですが、この問題をなんのひねりもなくまるっと取り上げているのに憤りを感じました。 実際に多くの人が傷つき亡くなられた方もいらっしゃる事件なのに。 | ||||
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こんな展開があったとは、とりあえずは参りました。第一作目を読んで、これからのどう続くのだろう、生ぬるくなってしまうの?と思っていましたが。読み始めると完全アウェーな新展開。環境をごっそり取っ替えるなんて・・・、こんなのあり?と驚くばかり。STAP細胞の報道と似通った展開もあり、流れるように物語は進み、主人公水鏡さんのすぱっと鮮やかな推理でもやもやもスッキリ終わる。次回は、どうなる。もうこの手は使えないし、探偵社に就職して文科省・不正研究調査チームの相談役のような位置でもっと自由に飛び回るというのも良いと思いますが、ここはやはり組織内の色んなあれこれを蹴散らしていくという方が良いんですかね。次回作にも期待です。 | ||||
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ストーリー展開の速さ、謎解きの面白さが、何と言っても心地よい作品です。 また随所に描かれる、同僚の人間味も良いスパイスになり、面白いだけでなく、こころ暖まる作品です。 一見どこにでも居るような女性の、瑞希が、時には途方もなく大きな存在に思える、そのギャップに引きつけられます。 | ||||
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一気に読んでしまった。 今回文科省のヒラ官・水鏡瑞希は、件の「捏造事件」を彷彿とさせる、ある人工臓器発明事件に真正面から取り組む。 かつての友は、「人格障害のある嘘つき」なのか? 渦中のあの人だけじゃなく、「捏造事件」に疑問を持つ人、逆にあの人を悪者と信じて一切疑わない人にも読んでほしい。 なぜ、あんなに頭のいい人たちが、あんなに稚拙なことをしたのか、明確に否定できなかったのか…。 答えの一つがこの本に書いてある。 | ||||
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科学会ではこういうことがあり得るんだろうということがひしひしと伝わってくる。 事実への追求という推理ドラマが面白いし、キャラクターの個性が際立っている。 | ||||
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シリーズ二作目。前作は未読だが、まったく違和感なく読むことができた。 誰も死なないミステリーという松岡圭祐の独壇場。 文部科学省という、キャリアにあらざれば人間にあらずとうい職場で、平の事務職員たる主人公が持ち前の推理力と行動力でリケジョの星の捏造疑惑に挑戦するという、わかりやすい構図でありながら、意外性のある解決で謎解きの楽しみも。現実世界でもつい最近起こった事件を彷彿とさせる設定で、先端科学の現場での開発や予算獲得、なぜ捏造が生まれるのかといった蘊蓄もしっかりかたられ、物語の発端から最後まで読者の興味をそらさず展開するストーリーテリングはいつもの松岡節。 池井戸潤の作品にも通ずる、爽やかなエンディングが約束されていることを予感しながらも最後までドキドキしながら読むことができる。 現実を忘れて物語り世界にひたることのできる佳作。迷わず読めば楽しいひとときが約束されている。 | ||||
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前作に比べて奥深くなってるし科学研究の現実を踏まえてる。 全体のまとまりも今回の方がいい。 人工血管のトリックがよく出来てる。 | ||||
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前作を読まずに、読みましたが一気読みでした。 実際に起きた事件をイメージさせるすんなりと入っていける作品でした。 実際に起きた問題はとても科学を冒涜する「不快」な気持ちになりましたが、 松岡さんが書かれていたような感じで読むと、なぜだかとても納得というか、すっきりした気持ちになりました。 人が殺されることもなく、科学的推理で、解明されていく過程が他のミステリーとしてはなく とても新鮮でした。 科学にとって何が優先か?考えさせられました。 最初の水鏡推理も読みたくなり 購入しました。 次シリーズもぜひ読んでみたいです。 | ||||
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STAP細胞事件を元に脚色を付けた内容の本作だっただけに、興味深く惹かれてほぼ一気読み。 ラストはちょっと綺麗過ぎる終結を迎えた気がするけど、全体的には面白かったので満足。 例え親友だとしても、いや逆に親友だからこそ、不正の影がちらついたら指摘し、瑞希なりに一生懸命彼女を救う。 それと同時に真実を追い求めて奮闘する姿勢は素敵だった。 STAP細胞事件も詳細が気になる。 インパクトファクターのくだりは勉強になったし驚いた。 自治問題が取り入れられているこのシリーズ、その時点で面白くて興味を惹かれてしまう。 | ||||
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はっきり言って、前巻の終盤を読んでいるときには「この調子で2冊目・3冊目が続くのかな」と、ややマンネリ気味の展開を感じていました。 しかしこの2巻目、全く違います。 STAP細胞騒ぎの彼女は最近本を出版したそうですが読みました?(私シラけて読む気にもなりません。 ) 瑞希の小学校時代の友人如月智美が関わる、「夢の人工血管開発」に関する詐欺捏造疑惑の真相を、瑞希が解き明かします。 現実の事件が虚構に、小説が真実に感じられる。 作者の筆力が冴えてます。 | ||||
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前作で登場した人物は登場しません。水鏡が在籍しているタスクフォースは人の出入りが激しいようで、仲良くなった同じノンキャリの澤田は一瞬も登場しませんw 前作での水鏡の功績を評価?された所以か、周りからは問題児と警戒された状態でのスタートです。 今回はほかの方のレビューにもあるとおり、STAP細胞事件を彷彿とさせる若い「リケジョ」が話の中心となります。 若い女子大学院生が発表した画期的な理論、その大学院生と水鏡は小学校時代の幼馴染です。 幼馴染の活躍を喜びながらも小学校時代のある出来事を思い出し、一抹の不安を覚え水鏡は彼女に個人的に接触します。 そしてSTAP細胞事件をモデルにしてることからもわかるのですが、机上の空論のような理論で発表当初から批判を浴びます。 なぜこの理論を発表したのか、副題にあるインパクトファクターとの関連は、誰の思惑が働いているのか、といったことに専門知識がない水鏡が持ち前の判断推理で、立ち向かっていくというのが流れになります。 前作でも表現されていた、キャリアも舌を巻く水鏡の圧倒的な知識量と判断力、機転の良さ。専門的知識がないゆえに役人を見下し、騙そうとする研究者にとって天敵となりつつある水鏡の今後の成長が楽しみです。3巻も期待しています。 | ||||
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一般職採用の文部科学省ヒラ職員である水鏡瑞希が、その鋭い推理力で研究費(税金)の不正使用を暴くシリーズの第2弾です。前作とのストーリーの繋がりは殆どないので、前作が未読でも問題なく楽しめます。 今回は、主人公水鏡瑞希の小学校時代の親友であった如月智美が絡んだ、最先端生命科学分野における研究費の不正使用疑惑を追及し、持ち前の分析力と行動力で解決していくストーリーです。ミステリとしての話の展開も期待どおりですが、水鏡瑞希の制御不能な行動力に振り回されながらも、不正を許さないというまっすぐな気持ちが周囲の人々を味方に付けていく展開も見逃せません。 推理とは「すでに判明している事柄に基づき、思考の筋道をたどり、未知の要素を推し量ること」という彼女のセリフに負けないよう、結末を推理しながら読み進めていけば、あなたも水鏡推理にはまること請け合いです。 | ||||
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水鏡推理の続編を楽しみにしてました。 前作のキャラ達がまた活躍や暴れてくれると思ってたら主人公以外は異動で居なくなってるという衝撃から始まりました。 今回は前回と違って一つの事件を深く追求し海外にも場が移るので読み応えはバッチリです。 ズバズバぶった斬る場面は少ないですが、主人公の推理は冴えているしエンディングはホロリと感動しました。 読めば分かると思いますがSATP細胞の事が元となってる部分があるのでSTAP細胞に興味ある人は楽しめると思います。 | ||||
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