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インパクトファクター: 水鏡推理2



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インパクトファクター: 水鏡推理2の評価: 4.31/5点 レビュー 75件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.31pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全6件 1~6 1/1ページ
No.6:
(1pt)

日本語に無知

板の間で土下座する場面が出てくるが、「土下座」とは「土(地面)に下りて座る」こと。畳や板の間で土下座することは不可能。
 この作者は「無下」とすべきを「無碍」と書いたり、ワイシャツは「ホワイトシャツ」の略語なのに、「黒いワイシャツ」と書いたり、とことん日本語に無知。
水鏡推理2 インパクトファクター (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:水鏡推理2 インパクトファクター (講談社文庫)より
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No.5:
(1pt)

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Qは二ヶ月に一度莉子に会えるというコンセプトでコンスタントに出してたから小室とかを
ネタに出来たんだがオボはネタにするにはかなり遅い…
本格推理、本格ミステリとは程遠く、
全体的に安っぽい。

雑学もストーリーと余り関係がない

軽いキャラの掛け合いもラノベじゃないがラノベスレスレで、
ファストフード小説ってカンジ。
ある程度売れるのはそこだろうなあ。
水鏡推理2 インパクトファクター (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:水鏡推理2 インパクトファクター (講談社文庫)より
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No.4:
(2pt)

生物系大学院出身者から見ると、ちょっと下調べしなさ過ぎではという感じ

他のレビューにも書かれていますが、事件の展開がSTAP細胞騒動そのままであり、誰が見ても登場人物のモデルが以下のようになっているのが丸分かりです。

智美→小保方晴子
志賀→若山照彦
滝本→笹井芳樹
アヴァリ→チャールズ・バカンティ

どうやら著者の「科学者は傲慢な嘘つきばかり。奴らに渡す税金があるなら震災復興支援とかに使え」「小保方晴子はベテランの科学者どもに良いように使われた挙句切り捨てられて可哀想」という思いを具現化するかたちでこの小説は書かれたようです。しかしろくに調べもせず書かれたのか、プロの研究者や博士課程に進んだ人でなくとも、理系の大学院で修士課程に進学した人であれば思わず「いやいやそれおかしいから」とツッコミをいれたくなるところがあちこちに見られます。

例を挙げると、

・「研究論文ってふつう博士が発表するものでしょ。大学院生にできることなの?」という主人公の質問に対する「発表者は滝本先生になってるの。発明者は私と明記されてるけど」という智美の返答
(実際には、博士でない大学院生でも論文は発表できる。というか、むしろ論文を発表してからでないと博士号を取れない。加えて、発明者と明記されている人間が論文の発表者に名を連ねていないというのも有り得ない。研究者でない主人公はそういった点を知らなかったのだとしても、研究者である智美の返答までこれなのはおかしい)

・論文発表よりも学会での発表の方が正式で重要な発表であるかのような滝本の発言
(実際には、論文発表の方が正式な研究発表であり、学会発表はおまけみたいなもの)

・インパクトファクターが30以上の雑誌に載った論文について、「査読審査された論文でもない」という滝本の発言
(自然科学の論文を載せる雑誌は通常査読審査があり、査読審査をしないような雑誌であれば信頼性が低いので、インパクトファクターが30以上になるなど有り得ない)

…などなどです。修士課程修了者の一人にでも聞いてから書けば(ちなみに、大学院重点化以後、国公立大学の理系では修士課程までは進学するのがデフォルトなので、修士課程を出た人は珍しくないです)、あるいはネットで調べるだけにしても詳しく調べてから書けばこんなことにはならないと思うので、どうも取材とかはせず、マスコミ報道とネットでちょろっとだけ調べたくらいの情報をもとに書かれたようです。

まあ、エンタメ小説にはろくに下調べもせず書かれたものなど珍しくもないので、それだけなら何とも思わないのですが、フィクションとはいえ、誰にでもそうと分かるように若山氏や笹井氏をモデルにしている登場人物達があまりにも強欲・傲慢・醜悪な人物として描かれているため、こんな全然下調べもしていない作家に、ここまで悪し様に描かれる彼らも不憫だなと思ってしまいました。

ちなみに、ネタバレになるので詳しくは書きませんが、最終的に明らかになるトリックは「人工血管が切断された直後」と「完全に繋がった(ように見せかけた)後」のタイミングでのみ、騙された科学者達(誰が騙した側で誰が騙された側かもネタバレなので書かないでおきます)が人工血管を観察したという奇妙な条件でのみ成立するものです。人工血管が本当に繋がるかを検証するため、わざわざ人工血管といっしょに実験室に閉じ籠もってるくらいなのですから、科学者でなくとも「もう繋がっただろうか」と気になって途中経過を観察すると思うのですが…。
作中で騙された側の科学者くらいの立場なら、タイムラプスイメージング装置(一定時間ごとに撮影して時間変化を追う装置)を用意して撮影するくらいのことはしそうです。科学者としての知的好奇心など皆無で地位と名声にしか興味の無い俗物だったとしても、そういった画像があればインパクトファクターが高い雑誌に掲載される確率は上がりますからね。
主人公達が最後の最後まで研究については素人の自分達だけで事件を解明しようとし、事件と無関係な他の人工血管専門家の意見を聞きに行ったりはしないのも不自然といえば不自然ですが、まあそこは、「嘘をついて税金を貪る傲慢な悪党である科学者どもをぶっ叩いてスッキリする勧善懲悪もの」というこの小説のスタンス上、事件解明に協力する善玉の科学者なんてものは出したくなかったのかもしれません。そのあたりもまあエンタメ小説と割り切るのなら良いです。

しかし恐ろしいのは、他のレビューに「研究者の実情をリアルに読ませてくれる」「現実のあの事件もこうだったのかも」といった意見が散見されることで、「この話はフィクションです」と銘打っていても、やはり小説というのは印象操作の力があるのだなと改めて思わされました。エンタメ小説として楽しむ分には全然良いのですが、これを読んで「研究者の実情を知ることができた」というのは名探偵コナンを読んで「探偵というのは行く先々でアリバイトリックや密室トリックに出くわすものなのですね!探偵の実情を知ることができました」というようなものだという点には留意して欲しいところです。

これまで、万能鑑定士Qシリーズなどは自分と馴染みの無い世界の話であったこともあり、特に疑問も抱かずに読んでいたのですが、あれらもこの小説と同様にろくに調べもせず書かれたのだとしたら、あそこで披露されていた雑学の数々も眉唾ものだったのかも…というのを認識できたという点で星を1つ上乗せし、トータルで星2つといったところです。
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No.3:
(2pt)

初期の作品から劣化が、、

初期の小説からずっと、特殊な能力をもつ美貌の女性が主人公の作品の多い著者。
どんどん劣化していっている。
と言いつつ、じゃあ読むなと言われても、移動のときにちゃちゃっと読むのに良かったり。
内容は星1つ。暇つぶしで+1です。
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No.2:
(1pt)

憤りを感じます

タイムリーな話題を文中に散らす作者ですが、この問題をなんのひねりもなくまるっと取り上げているのに憤りを感じました。 実際に多くの人が傷つき亡くなられた方もいらっしゃる事件なのに。
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No.1:
(1pt)

がっかりした

松岡圭祐さんの作品は好きなので期待していましたが この作品は、期待を見事に裏切ってくれました。 ただのSTAP細胞事件のパロディー小説です。 水鏡推理Ⅰは、事件数も多く読んでいて飽きなかったけど 本作品は大きな事件がひとつだけです そのひとつの事件がSTAP細胞のパロディ ヒロインの水鏡瑞希も、万能鑑定士Qの凜田莉子、 特等添乗員αの浅倉絢奈、探偵の探偵の紗崎玲奈と比べると かなり小者感があります。 この調子で続くのだったら、このシリーズの続編はいらないですね。 凜田莉子と紗崎玲奈がコラボする探偵の鑑定を楽しみにしています
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