わたしたちが孤児だったころ

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わたしたちが孤児だったころの評価:

4.00/5点 レビュー 80件。 E ランク

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Amazonレビュー一覧

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全162件 161〜162 9/9ページ
No.2
(4pt)

人間が生きていく力を考えさせられた

上品で繊細な文章(翻訳者の力量にも敬意)、興味深いストーリーそのものに惹きこまれる好作品ながら、読後感は非常に奇妙なものでした。本作品には強烈なメッセージがあると感じたせいだと思います。訳者あとがきによると著者はあるインタビューで「話し手の言うことをすべて信じないように。語られていない部分、言葉の裏にある部分を読取ってほしい」と語ったそうです。
主人公が世界、社会の悪のカラクリを直視した後、彼に残った大切なものは、悪と闘い、社会を守るという夢ではなく、惜しみない愛を注いできた養女と「故郷」でした。 人間が生きていく上で、夢や希望はエネルギーの源となっていると思います。しかし、その夢や希望の源流は、幼少期の美しい思い出や故郷といった「愛された思い出」であり、人生の最後に残されるものは「愛し、愛された思い出」である、というのが著者から私に送られたメッセージの様に思います。 探偵小説としての楽しみもあるので、内容に詳しく触れることは控えますが、寂しくもあり、しかし、日常において大切なものを考えさせてくれる人間愛が描かれた好作品です。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083425
No.1
(4pt)

人間が生きていく力を考えさせられた

上品で繊細な文章(翻訳者の力量にも敬意)、興味深いストーリーそのものに惹きこまれる好作品ながら、読後感は非常に奇妙なものでした。本作品には強烈なメッセージがあると感じたせいだと思います。訳者あとがきによると著者はあるインタビューで「話し手の言うことをすべて信じないように。語られていない部分、言葉の裏にある部分を読取ってほしい」と語ったそうです。
主人公が世界、社会の悪のカラクリを直視した後、彼に残った大切なものは、悪と闘い、社会を守るという夢ではなく、惜しみない愛を注いできた養女と「故郷」でした。 人間が生きていく上で、夢や希望はエネルギーの源となっていると思います。しかし、その夢や希望の源流は、幼少期の美しい思い出や故郷といった「愛された思い出」であり、人生の最後に残されるものは「愛し、愛された思い出」である、というのが著者から私に送られたメッセージの様に思います。 探偵小説としての楽しみもあるので、内容に詳しく触れることは控えますが、寂しくもあり、しかし、日常において大切なものを考えさせてくれる人間愛が描かれた好作品です。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)より
4151200347