わたしたちが孤児だったころ

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評判

わたしたちが孤児だったころの評価:

4.00/5点 レビュー 80件。 E ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全162件 81〜100 5/9ページ
No.82
(2pt)

カズオ・イシグロ独特で魅力的な作品だけど

私は他のカズオ・イシグロの作品に比べると、この作品はそれほど楽しめませんでした。
読み進めるにつれて、だんだん世界が分かってくる、しかも、その世界は話者が捉えているものであり、
間違っているかもしれないという彼の作品の進め方はやはり惹きつけられるものがあります。
ただ、この作品の最後の方のいわば種明かしにあたるところが、どうもいま一歩私は好きになれなかったです。
もちろん、好きな作家ではあるのですが。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)より
4151200347
No.81
(2pt)

カズオ・イシグロ独特で魅力的な作品だけど

私は他のカズオ・イシグロの作品に比べると、この作品はそれほど楽しめませんでした。
読み進めるにつれて、だんだん世界が分かってくる、しかも、その世界は話者が捉えているものであり、
間違っているかもしれないという彼の作品の進め方はやはり惹きつけられるものがあります。
ただ、この作品の最後の方のいわば種明かしにあたるところが、どうもいま一歩私は好きになれなかったです。
もちろん、好きな作家ではあるのですが。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083425
No.80
(4pt)

大風呂敷を広げまくる

始まりは青春小説のよう・・・

そして児童小説・・・

サラとの出会いは恋愛小説・・・

アキラとの再会からはシューティングゲームのよう・・・

不思議な小説です。

最後にぎゅっとまとめますが、少し置いて行かれたような気持になりました。
再読して納得しました。

文体が好きです。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)より
4151200347
No.79
(4pt)

大風呂敷を広げまくる

始まりは青春小説のよう・・・

そして児童小説・・・

サラとの出会いは恋愛小説・・・

アキラとの再会からはシューティングゲームのよう・・・

不思議な小説です。

最後にぎゅっとまとめますが、少し置いて行かれたような気持になりました。
再読して納得しました。

文体が好きです。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083425
No.78
(5pt)

子供時代の宝石のような想像力をそのままに

カズオ・イシグロの想像力は現実の枠を超える。そのことは「私を離さないで」を読んでよくわかったのだが、本作でも子供時代の探偵ごっこそのままに探偵になった男が登場する。彼が戦火の上海で20年前に行方不明になった父母を探し始めるに至り、この小説は「私を離さないで」のような妄想を籠めたフィクションなのか、それとも現実の範疇に収まる話なのか、が気になってくる。結果はここには書かないけれども、彼の想像力の巨大さに今回も圧倒されてしまった。その意味で、期待を裏切らない一作だったと言える。

思えば、カズオ・イシグロ自身が子供時代のごっこ遊びをそのまま頭の中に抱えているのかもしれない。子供時代の宝石のような想像力が人生を支えている。人はそうやって生きているのだと思うけど、それを文学作品にしてしまうところが彼の凄さなのだろう。
「ノスタルジックになるっていうのはすごく大事なことだ。人はノスタルジックになるとき、思い出すんだ。子どもの頃に住んでいた今よりもいい世界を。」
(444ページ)
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)より
4151200347
No.77
(5pt)

子供時代の宝石のような想像力をそのままに

カズオ・イシグロの想像力は現実の枠を超える。そのことは「私を離さないで」を読んでよくわかったのだが、本作でも子供時代の探偵ごっこそのままに探偵になった男が登場する。彼が戦火の上海で20年前に行方不明になった父母を探し始めるに至り、この小説は「私を離さないで」のような妄想を籠めたフィクションなのか、それとも現実の範疇に収まる話なのか、が気になってくる。結果はここには書かないけれども、彼の想像力の巨大さに今回も圧倒されてしまった。その意味で、期待を裏切らない一作だったと言える。

思えば、カズオ・イシグロ自身が子供時代のごっこ遊びをそのまま頭の中に抱えているのかもしれない。子供時代の宝石のような想像力が人生を支えている。人はそうやって生きているのだと思うけど、それを文学作品にしてしまうところが彼の凄さなのだろう。
「ノスタルジックになるっていうのはすごく大事なことだ。人はノスタルジックになるとき、思い出すんだ。子どもの頃に住んでいた今よりもいい世界を。」
(444ページ)
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083425
No.76
(5pt)

路地裏

読み進めるにつれて、私も路地裏に一緒に迷い込んでしまった。 まるで現実に見たことのようにその路地裏の窮屈さや、圧迫感がわたしの中に残っている。 こんな小説は初めてで、これから先も無いと思う。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)より
4151200347
No.75
(5pt)

路地裏

読み進めるにつれて、私も路地裏に一緒に迷い込んでしまった。 まるで現実に見たことのようにその路地裏の窮屈さや、圧迫感がわたしの中に残っている。 こんな小説は初めてで、これから先も無いと思う。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083425
No.74
(4pt)

大風呂敷を広げまくる

始まりは青春小説のよう・・・ そして児童小説・・・ サラとの出会いは恋愛小説・・・ アキラとの再会からはシューティングゲームのよう・・・ 不思議な小説です。 最後にぎゅっとまとめますが、少し置いて行かれたような気持になりました。 再読して納得しました。 文体が好きです。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)より
4151200347
No.73
(4pt)

大風呂敷を広げまくる

始まりは青春小説のよう・・・ そして児童小説・・・ サラとの出会いは恋愛小説・・・ アキラとの再会からはシューティングゲームのよう・・・ 不思議な小説です。 最後にぎゅっとまとめますが、少し置いて行かれたような気持になりました。 再読して納得しました。 文体が好きです。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083425
No.72
(5pt)

子供時代の宝石のような想像力をそのままに

カズオ・イシグロの想像力は現実の枠を超える。そのことは「私を離さないで」を読んでよくわかったのだが、本作でも子供時代の探偵ごっこそのままに探偵になった男が登場する。彼が戦火の上海で20年前に行方不明になった父母を探し始めるに至り、この小説は「私を離さないで」のような妄想を籠めたフィクションなのか、それとも現実の範疇に収まる話なのか、が気になってくる。結果はここには書かないけれども、彼の想像力の巨大さに今回も圧倒されてしまった。その意味で、期待を裏切らない一作だったと言える。

思えば、カズオ・イシグロ自身が子供時代のごっこ遊びをそのまま頭の中に抱えているのかもしれない。子供時代の宝石のような想像力が人生を支えている。人はそうやって生きているのだと思うけど、それを文学作品にしてしまうところが彼の凄さなのだろう。
「ノスタルジックになるっていうのはすごく大事なことだ。人はノスタルジックになるとき、思い出すんだ。子どもの頃に住んでいた今よりもいい世界を。」
(444ページ)
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)より
4151200347
No.71
(5pt)

子供時代の宝石のような想像力をそのままに

カズオ・イシグロの想像力は現実の枠を超える。そのことは「私を離さないで」を読んでよくわかったのだが、本作でも子供時代の探偵ごっこそのままに探偵になった男が登場する。彼が戦火の上海で20年前に行方不明になった父母を探し始めるに至り、この小説は「私を離さないで」のような妄想を籠めたフィクションなのか、それとも現実の範疇に収まる話なのか、が気になってくる。結果はここには書かないけれども、彼の想像力の巨大さに今回も圧倒されてしまった。その意味で、期待を裏切らない一作だったと言える。

思えば、カズオ・イシグロ自身が子供時代のごっこ遊びをそのまま頭の中に抱えているのかもしれない。子供時代の宝石のような想像力が人生を支えている。人はそうやって生きているのだと思うけど、それを文学作品にしてしまうところが彼の凄さなのだろう。
「ノスタルジックになるっていうのはすごく大事なことだ。人はノスタルジックになるとき、思い出すんだ。子どもの頃に住んでいた今よりもいい世界を。」
(444ページ)
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083425
No.70
(5pt)

カズオ・イシグロ独特の残酷さ

人が評価する自分と、自分が思っている自分のギャップには、時々驚かされる。 そんな経験が誰にもあるのではないか。 主人公はかなりうまくやってきたと自負していたが、幼年時代からの想い出の中に小さなささくれの様な違和感を見つけ出す。 その違和感の積み重ねを考察して過去に迫って行く。 推理の手掛かりは、拡大鏡で見つけた煙草の吸殻や足跡ではなく、主人公の記憶なのだ。 面白い。 そして切ない。   また、この小説は3人の女の物語でもある。 母と、恋人と、娘。 特に母という女の物語は激しい。 それぞれの女の信念の結末は、カズオ・イシグロ独特の残酷さでコテンパンに暴かれる。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083425
No.69
(5pt)

カズオ・イシグロ独特の残酷さ

人が評価する自分と、自分が思っている自分のギャップには、時々驚かされる。 そんな経験が誰にもあるのではないか。 主人公はかなりうまくやってきたと自負していたが、幼年時代からの想い出の中に小さなささくれの様な違和感を見つけ出す。 その違和感の積み重ねを考察して過去に迫って行く。 推理の手掛かりは、拡大鏡で見つけた煙草の吸殻や足跡ではなく、主人公の記憶なのだ。 面白い。 そして切ない。   また、この小説は3人の女の物語でもある。 母と、恋人と、娘。 特に母という女の物語は激しい。 それぞれの女の信念の結末は、カズオ・イシグロ独特の残酷さでコテンパンに暴かれる。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)より
4151200347
No.68
(5pt)

世界が崩壊した時、人はどうやって生きていくことができるのだろうか。

前半は「静」。主人公(語り手)がゆっくりと現在と過去を往還する。後半は「動」。失踪した父母を探して第二次上海事変のさなかに魔都・上海をさまよい歩く主人公。そしてカタストロフと余韻。リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェヘラザード」の第4楽章、船の難破から終曲に至る流れを思い出した。それこそ「難破」ではないけれども、自分の周りの世界(それが家族という小さな世界であれ、文字通りの世界であれ)が崩壊していく時(あるいはもともと崩壊していたことに気づいた時)、人はどうやって生きていくことができるのだろうか。
 ミステリ色の強い作品だが、人生の謎を解くという使命を負わされているのが人間であるとすれば、人は皆、探偵なのだろう。
 サラやジェニファーとの関係の描き方に不満は残るがぐいぐい引きこまれていった。力業である。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083425
No.67
(5pt)

世界が崩壊した時、人はどうやって生きていくことができるのだろうか。

前半は「静」。主人公(語り手)がゆっくりと現在と過去を往還する。後半は「動」。失踪した父母を探して第二次上海事変のさなかに魔都・上海をさまよい歩く主人公。そしてカタストロフと余韻。リムスキー=コルサコフの交響組曲「シェヘラザード」の第4楽章、船の難破から終曲に至る流れを思い出した。それこそ「難破」ではないけれども、自分の周りの世界(それが家族という小さな世界であれ、文字通りの世界であれ)が崩壊していく時(あるいはもともと崩壊していたことに気づいた時)、人はどうやって生きていくことができるのだろうか。
 ミステリ色の強い作品だが、人生の謎を解くという使命を負わされているのが人間であるとすれば、人は皆、探偵なのだろう。
 サラやジェニファーとの関係の描き方に不満は残るがぐいぐい引きこまれていった。力業である。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)より
4151200347
No.66
(4pt)

ノスタルジックで温かい

昨今のかまびすしい中国ではない、別の中国。 ノスタルジックで温かく、遠くて近い異国。 上海での少年の思い出は、そのまま我々日本人のよき思い出に重なる。 『わたしを離さないで』ほどのリアリティの欠如(あるいは想像力の発露)も、 『充たされざる者』ほどのめんどうみの悪さもない、カズオイシグロを初めて読むにはちょうどよい作品。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083425
No.65
(4pt)

ノスタルジックで温かい

昨今のかまびすしい中国ではない、別の中国。 ノスタルジックで温かく、遠くて近い異国。 上海での少年の思い出は、そのまま我々日本人のよき思い出に重なる。 『わたしを離さないで』ほどのリアリティの欠如(あるいは想像力の発露)も、 『充たされざる者』ほどのめんどうみの悪さもない、カズオイシグロを初めて読むにはちょうどよい作品。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)より
4151200347
No.64
(4pt)

切なく滑稽でグロテスク

クリストファーは幼いころに行方不明になった両親を探すため私立探偵になるが、両親の行方を追って最後に明らかになった真実は彼の人生を根底から揺るがすものだった。 『日の名残り』のスティーヴンスは、すべてを犠牲にして人生を捧げた仕事がその価値のあるものではなかったことに気づいた時、多いに泣いた。 クリストファーも泣いたのだろう。 しかし本作は、それが全く無価値ではなかったのだと肯定的に過去に向き合い、未来へのささやかな期待を抱く場面で終わる。 切なく滑稽でグロテスクだが、最後はほんのり暖かい。 不思議な作品だ。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワ・ノヴェルズ)より
4152083425
No.63
(4pt)

切なく滑稽でグロテスク

クリストファーは幼いころに行方不明になった両親を探すため私立探偵になるが、両親の行方を追って最後に明らかになった真実は彼の人生を根底から揺るがすものだった。 『日の名残り』のスティーヴンスは、すべてを犠牲にして人生を捧げた仕事がその価値のあるものではなかったことに気づいた時、多いに泣いた。 クリストファーも泣いたのだろう。 しかし本作は、それが全く無価値ではなかったのだと肯定的に過去に向き合い、未来へのささやかな期待を抱く場面で終わる。 切なく滑稽でグロテスクだが、最後はほんのり暖かい。 不思議な作品だ。
わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしたちが孤児だったころ (ハヤカワepi文庫)より
4151200347