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鷲見ヶ原うぐいすの論証
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鷲見ヶ原うぐいすの論証の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全7件 1~7 1/1ページ
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ミステリーとしての部分は、大したトリックも使われて無いので、そこに至るまでの推理を楽しんだり、犯人が誰で何故やったのかとかを考えて楽しむ系なんだろうけど 初っ端からわかりやすい伏線(作中で改めて言及されてはいなかったけど、髪の毛で隠してるってのは後の描写を見るにそういうことでしょう)張ってるから初見でああこいつ犯人やなってわかるし そこ見落としてもだいたいメタ的に想像すればだいたいこいつやろってなるし まあでも読んでいて楽しめはしたので満足 何より女の子が可愛い。花丸。だいたいみんな可愛い 「私は特別ストレスに弱い体質なのです。だからストレスを感じたらすぐに薬を飲むのです。身体のために飲む薬が、身体によくないはずがないでしょう」 もうこのポンコツ可愛さよ。他の娘もだいたい可愛い 天才が凡人が才能が素質がってあたりの物悲しさもまあまあ好きだった 問題は主人公がやたらモテてることの説明が無いことね 「やたら」と言っても二人くらいだけど美少女二人は多すぎる。特に最初からうぐいすちゃんは好意全開なわけですけど そんな関係になった「1年前の事件」とやらがまあ作中では書かれない。続編も無いからなんかあったらしいってだけ こいつは何か昔あって今はうぐいすちゃんに好かれてるらしいとか読者として納得できるわけないやん 二人目の相手もそんな惚れるほどかなぁちょろいなぁご都合だなぁとしか思えんし それに加えて三流ラノベ特有の「鈍感系主人公」とかいう池沼ムーブ もーうざい。ほんとこういうのはやめてほしい、せっかく本編がそこまで悪くはないんだからクソみたいなテンプレ入れないでほしい寒い苛つく不愉快極まりない 主人公が好感持てたり応援したくなるような奴でもなかったこと(かといって逆にすごいと思えるようなドクズってわけでもない。まあつまらん不快な鈍感主人公)なのが大きすぎるマイナス要因 いっそのこと主人公の性別も女にしていたら苛立ちも減ったのにね | ||||
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不可思議を内包するロジカル世界。 登場人物が論理的なだけなのかもしれませんが。 結局謎を解いているようで、何も解いていない罠。 悪魔の証明と動悸を明らかにしただけ。 本当、入れ替わりの死体と首は何処にいったんでしょう。 | ||||
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物語と、やや強引ながら読者に納得をさせる論理の展開は面白かったです。 しかしミステリーとして読んでいくと色々と抜けており ・解く為の手がかりが読者に全て開示されていない。 ・被害者が殺された後に無くなった”もの”が結局どうなったのか説明されない。 ・終盤、トリックを明かすことから”真犯人”を屈服させる方向に話が変わってしまい 結局トリックやらなんやらの説明が不十分で、というかほぼない。 ”真犯人”の事情なんかを読み解く手がかりは結構あったのでよかったかと思います。 全体の話自体はまぁまぁ。物語の先を推察しながら読まない方にはお勧めかと思います。 続巻が出そうな構成で、登場人物の掘り下げもすごく浅いので別の話も読んでみたいと思いました。 | ||||
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「洋館でのクローズドサークル」「首無し死体」と言う一般的な推理モノのテーマですが、普通の犯人探しでは終わりません。 「悪魔はいるのか」、「何故首無し死体なのか」、「魔術や魔法とは何なのか」など犯人を見つけるために色々な命題をとにかく論証していく物語です。 ストーリーの中に「悪魔の証明」や「ゲーデルの不完全性定理」、「首切りの理論」、「科学の理論」など聞いたことのある用語から何ソレ?って用語まで出てきますがちゃんと分かりやすく解説しているのでそうゆうのも楽しめると思います。 ただ「ミステリーは証拠やアリバイを元にトリックや犯人を見つけていくんだ」という人には退屈だと思います。なのでどちらかと言えばファンタジーが好きという人にオススメな気がします。 作品中に伏線のような設定が色々出てくるので次回作が出ることを期待してます。 | ||||
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最初は悪魔とか言い出すので、どうなることかと思いましたけど(笑) 超能力みたいなものを使える人達がでてくるんですけど、実際に謎を解くのはすごく頭はよいけど、特別な力は持たない女の子です。 最終的には事件の真相と人の心の闇みたいなものが明らかになって終わりました。 うぐいすさんは好みのキャラですね!1巻だけで終わりになっても違和感はないようになってるんですけど・・・シリーズとしてこの先も続くといいですね。 | ||||
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閉鎖空間の中での首なし殺人というきわめて古典的な趣向 に、神経系素質という特殊設定が掛け合わされている本作。 中でも、普通のミステリでは反則というべき能力を持つ人物が登場しているのですが、 その人物の能力が円滑に機能せず、逆に不可能状況を強化する結果となっているの が秀逸です。 しかし、それらの諸設定は、作者が本作で描き出そうとした「ゲーデルの 不完全性定理に見立てられた殺人事件」のための構成要素に過ぎません。 ゲーデルの不完全性定理は、数学という論理体系に真か偽か確かめられない、 決定不能な問題=“闇”が存在することを明らかにしたのですが、本作ではその “闇”が、「悪魔」と言い換えられています。 「悪魔」とは証明不可能を表す概念であり、罪そのものである抽象的存在。 「悪魔」の犯行を論証するには、閉鎖空間内の情報と論理だけ では不可能で、「ルールの変更」が、要請されることになります。 そうして導き出される〈顔のない死体〉の意味や、前述した“反則能力”が機能 しなかった理由などは、どちらもよくあるパターンなので、拍子抜けに感じる向き もあるかもしれません。 しかし、本作の主眼は、そうしたミステリ的仕掛けの真相そのものにあるのではなく、 あくまで「ゲーデルの不完全性定理に見立てられた殺人事件」という全体像を完成 させ、「悪魔」の不在を論証することにあります。 そのことを踏まえ、さらに犯人には、ある人物を絶対に傷つけてはならないという 強い動機とシビアな制約が課せられていたことを念頭におけば、一見、迂遠で、 不合理な犯行に必然性があったことが理解できます(麒麟館に、素質者たちが 呼ばれた本当の理由も)。 | ||||
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推理っぽくファンタジックっぽく、どちらか明言するのが難しい雰囲気の小説でした。 途中に出てくる用語解説がものすごく詳しく、長ったらしいのですが、それを挿入しても違和感のない文の組み立て方はすばらしいです。 が、終盤が急展開になり、少々置いてけぼりを喰らうと共に、証明されずに終わっている部分が幾つかあり、読み終わったあとスッキリしないです。 ですが、面白かった分類に入ると思います。 | ||||
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