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(短編集)
ゴールデン・マン
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ゴールデン・マンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.25pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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表題作は予知能力を有するミュータントの捕物もので,展開は意外にスムーズ。ミュータントが神々しいほど美しい理由が意表をつく。コミュニケーションの不在による疎外感,その行く手を阻めない挫折感により,人類とミュータントとの隔絶が諦観を帯びて浮かび上がる。 「妖精の王」は,ちょっと気恥ずかしいようなファンタジー。でも,主人公の老人が妖精のもとに戻る場面は心温まりますよ。シマック的雰囲気のある作品である。 そのほか,ヴァーチャルの伝道師による大衆コントロールからの解放をさぐる「ヤンシーにならえ」,無実の人を犯人に仕立て上げる機械というアイデアが秀逸な「融通のきかない機械」など,やや饒舌ながらも読ませる作品が続く。 しかし,本編のベストは,ディックの「まえがき」につきる。これは本当に胸をうつ。好き嫌いが分かれるかもしれないけれど。 | ||||
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