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聖なる侵入
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聖なる侵入の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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映画ブレードランナーの原作「アンドロイドは電気羊の夢をみるか?」の作者P.K.ディックによる作品。 ヴァリス3部作の2作目とされる作品。 何と言ってもヴァリスより読みやすい。というかヴァリスがあまりにも読みにくいのか。 ヴァリスと比較するとディックのグノーシス的な宇宙観が余すところなく表現されている。 物語前半ヤアが前半の主人公たる人物に語りかけるあたりがコミカルで、そこからどんどん読み進めていくことができる。P.K.ディック的なSF作品の秀作と言っていいだろう。 | ||||
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ディックが好きな人、神秘主義に関心がある人にはおすすめ。ヴァリスよりも読みやすいです。 | ||||
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『ヴァリス』三部作の二作目。 ネタバレになるから書かないが、恋愛から始まったのではない男女。子ども。これどういった結末になるんだと思ったら本当に最後の最後でこうきたか・・・。 あとがきも是非。 他者をすくうことをしない決意。それはできないから。これがすくいとなる。なんかね。こう書いちゃうとあれなんだけど、真宗の回心を思うのです。 三作目が楽しみ。 | ||||
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古代ギリシア的文化とキリスト教文化を様々な接着剤で齟齬なく繋ぐ企みを感じるが、本作には逆の企みの痕跡を感じる。だからドラマは極薄。 | ||||
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「ヴァリス」では「ミス・アメリカ」だった。本書では「悪いあなた」。リンダ・ロンシュタットも、イーグルスをバック・バンドにしてギンギラギンに歌っていたころは幸せだった・・・・・ 処女が妊娠するわけねえじゃないか、ってあのダ・ヴィンチすらがビックらこいたキリスト教の世界だけど、あながち不思議なものでもないらしい。”処女マリアに妊娠線”なんて、メッチャ興奮する! 面白くないわけではない、いやむしろ「ヴァリス」をイライラしながらでも読み終えた者にとっては、第二作目ははるかに読みやすい、すなわち、面白い・・・・・ということだ。 かといって、「神は偉大だ!」って叫んで刃物を振り回さないでもらいたいけどね・・・・・ | ||||
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セックスについて、どうしてもしたくなったり、逆にやたら下らなく思えたり、誰にでもあることだろうけど。 性愛のとらえ方について示唆に富む一冊。 べリアルの死にざまとかなぜか泣きそうになった。 | ||||
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このSFはディックの願望成就物語といえる。リンダ・ロンシュタットへの愛情がかなり露呈もしている。しかし、もっと深層ではゲーテ的、神話的な要素がうごめいている。春の風、鈴の音、竹の葉のざわめき、聖なる知恵。 ディックは相互扶助の法をこの未来世界で開陳する。「ゴールデン・マン」の序文だったかに「どんな星でどんな姿に生まれようとも親切と言う要素は変わらない」とディックは言っていたが、この未来世界でも全編にこの要素があふれている。 「ヴァリス」「ティモシー・アーチャーの転生」「アルベマス」これらの作品と絡み合う、ディック作品の世界へ飛び込んでみてほしい。 | ||||
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これはデックの傑作だと思う。いつも思うのは、これが映画になったらどうなのだろうかというものだ。かなり壮大な物語だが、現代の技術なら可能ではないかと思う。物語は全体として春の風のようにさわやかさがあり、SFの世界でデックの人生の解答が語られていると思う。特殊な世界でのデックのいい意味での単純な解答がいつまでも心に残る。 | ||||
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「ヴァリス」を一作目、「ティモシーアーチャーの転生」を三作目とする、三部作の二作目。 前作「ヴァリス」における、真剣であればあるほどバカバカしい思弁性が、今作に至って、本人にとっての深刻さがさらに増している。それゆえ、付き合いきれない部分がより増大していて、この傾向はこの次の三作目でさらなる拡大の一途をたどるという点には注意が必要。 | ||||
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