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(短編集)
珈琲屋の人々
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珈琲屋の人々の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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オーディブルで聴きました。 商店街にある珈琲屋でくりひろげられる日常を描いた人間模様・・・ なんて思って読み(聴き)出したのですが、なんだか思ってたよりも重い・・・ どちらかというと陰の要素を多く含んだ作品だと思いました。 前科者、熟年離婚、売春、老々介護、被害者遺族、不倫・・・と人生に潜む闇の部分をテーマにした話ばかりでした。 短編ストーリーですがラストが尻切れトンボで「この後どうなったの?」と思わせる章が多く、モヤモヤが残ります。 これはこれでよい味が出ているとは思いますが、私はスッキリとしたラストが好みなので個人的には星3止まりでした。 | ||||
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NHKの、鶴瓶さんが川口春奈と岐阜を旅する番組を見ていたら、散歩中に池永さんの奥様と出合い、お庭に通され、いつもパジャマだというお父さん(池永さん)が私服に着替えて現れ、実は作家なんですと言って、お孫さんが本を沢山持ってきて、ドラマ化されたことに鶴瓶さんが驚くという内容でした。これが池永さんの本を読もうと思ったきっかけです。 私は人間関係が苦手なので、機微が参考になりました。 でも、よく読んでみて気になることは、冬子さんが嫁いだのは、初めは茨城の旧家とあったのに、続編「宝物を探しに」では山梨になっていたこと。これはもう、旧家に嫁いだこと自体嘘だったのではないか?と疑ってしまいます。 昔ながらの珈琲屋で、軽食も出さないのはわかるけれど、コーヒーの種類がホットのブレンドしかないというのも、まぁ、飲食内容より人間関係に重きを置くから仕方ないのでしょうか。 ミステリー好きの夫婦の話が出てきますが、池永さんも相当なミステリー好きなのでしょう。こんな、人殺し現場のお店を、気持ち悪がるどころか、殺人経験者に話を聞いてもらうために訪れる人々によって話が進んでいくのですから。 それにしても、行介は歯がゆい男。冬子は、じらさないで、さっさと笹森先生と結婚しちゃって下さい。 | ||||
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揺れるバスの中で読んだけど、とりたててどうの感は無い。TVで見ては いないものの いがいと映像の方が 面白いかも知れない と思った。 何気に 普通に暮らしている人も 珈琲屋で 語れば それなりの 面白い話に な・る・の・か・な? | ||||
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喫茶店「珈琲屋」の主人・行介は、過去にあることで人を殺してしまった。そのことが原因で恋人冬子とも別れてしまう。冬子は別の男性と結婚したが、行介が出所すると離婚して行介の店に通うようになる。行介と冬子、そして店に通う人たち。それぞれの人間ドラマ7編を収録。 いつも思う。人の数だけ人生のドラマがあると。珈琲屋を訪れる人たちにもさまざまな人生があり、そしてさまざまな苦悩がある。けれど、どんな人でもこの店に来て行介の顔を見たら癒される。生きる希望を見つけ前向きになった人、行介に悩みを打ち明け心が軽くなった人、自分の人生を見つめなおした人、本当にさまざまだ。我が家の近くにもこんなお店があったらいいのにと思う。おいしいコーヒーを飲みながら、静かに時の流れの中に身をゆだねてみたい。心が穏やかになっていくことだろう。 ストーリー自体は平凡だと思うが、ほのぼのとした温もりに満ちた作品だ。読後感も悪くなかった。 | ||||
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最近はスタバやドトールといった若者を対象とした喫茶店が増え、 我々オヤジ達が学生時代や社会人になって直ぐの頃に利用したあのカウンターのある喫茶店が最近は少なくなりました。 木製の椅子やテーブル、肉厚のカウンターに代表される重厚で落ち着いた雰囲気の喫茶店でマスターやママと話すのが楽しみでした。 そういった喫茶店の持つ雰囲気がこの小説の舞台ですからこの背景が理解できないとこの物語自体が面白くないと思います。 その背景を理解した上での物語の評価ですが個々の短編の題材は良いのですが内容が浅いと思いました。 それと女や過去の事件をめぐって今時命を賭けた決闘は流行らないと思います。 | ||||
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以前、作者の「コンビニ・ララバイ」を読んでそれなりに「うまい」と思った。なので、本書も書店でたまたま見かけて手にとり、所収の連作短編7本を通読した。下町の喫茶店と商店街、という舞台設定は悪くない。そこで繰り広げられる男女の愛憎ドラマも、読んでつまらなくはない。けれども、会話や描写のこなれがいま一つというか、無理に作っているというか。熱いコーヒーを飲みたくなる、という「余韻」は少しは残ったものの、通り一遍で読み進み、さて次、といった程度のあっさりした読了となった。 | ||||
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かつて、この商店街を守るために人を殺めてしまった行介。 彼が営む喫茶店「珈琲屋」にやってくる悩める町の人々を描く短編連作集です。 普通の日々を過ごしているように見える人にも悩みはある。 誰にも話せない・・・でも誰かに聞いてほしい。 人の気持ちの美しさも醜さも丁寧に描いています。 きれいに締めくくるわけではなく、うまくいかずに何らかの教訓を残してくれるようなほろ苦さがしみる。 その苦味がコーヒーの美味しさとうまくマッチしています。 行介と冬子の大人の純情も心にジンジン響きます。 私がこのレビューを書いている今日は30度近く、暑いです。 けど、この本を読むとアイスコーヒーじゃなく、苦味のある熱いコーヒーをゆっくり味わって飲みたくなります。 そんな作品です。 | ||||
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地上げ屋を殺してしまった過去をもつ主人公が経営する『珈琲屋』を中心とした短編小説です。 下町の商店街という舞台設定の中で、登場人物の誰もが悩みや秘密を抱えながら『珈琲屋』を訪れます。 作品自体は比較的淡々と続いていきますが、各編の珈琲についての描写を読んでいると、無性に「熱々」の珈琲が飲みたくなります。 もう少し主人公の内面にまつわるエピソードがあってもよかったのではないかなと思いますが。。。 | ||||
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