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(短編集)
クロノス・ジョウンターの伝説―タイムラグ・ラブスト-リ-
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【この小説が収録されている参考書籍】
クロノス・ジョウンターの伝説―タイムラグ・ラブスト-リ-の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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タイムマシンを使ったオムニバスの小説集です。 タイムマシンの設定はとても面白かったです。「過去に飛ぶと反動で未来に飛ばされてしまう」などオリジナリティがありわくわくしました。 残念なのは「人物が薄っぺらすぎる」ということです。行動の動機が薄く、ご都合主義です。以下具体的に書きます。 第一話は「主人公が一目惚れした女性を救いに何度も過去へ飛ぶ」という話なのですが、一目惚れした理由は「美しい笑顔」「澄んだ声」と外面のみ。作中でこの二人は、客と店員として一度会話をしただけです。そんな女性を「愛している、命をかけて救う」と言う主人公。読者からすれば「一人で盛り上がっているヒーロー気取りの痛い男」でしかないのですが、この小説では「ドラマチックな純愛」として描かれます。 第二話では、過去に飛んだ主人公とその時代の女性が出会い恋に落ちるのですが、 「過去に飛んでたまたま助けてくれたのが美人な女性」というご都合主義。 主人公が好意を持った理由は「初めてこの時代で会ったから」「美しかったから」とこれまた外面。女性が主人公に好意を持った理由も「出会った時から気にかかる」という主人公に都合のいいもの。 惚れっぽい中高生のような恋愛観に辟易しました。 「恋は理屈じゃない」ということなのかもしれません。しかし、だとすれば、人間を描くのが本分である「小説」にする必要はあったのでしょうか。 上記の設定で「純愛だ」と感じた方は楽しめると思いますが、違和感を感じた方にはおすすめしません。 | ||||
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