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探偵は壊れた街で



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【この小説が収録されている参考書籍】
探偵は壊れた街で (創元推理文庫)

探偵は壊れた街での評価: 3.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

主人公のクールなキャラが魅力的。

主人公の女性探偵、クレア・デウイット。

「世界一優秀な探偵」にして、非常にクール、ドライな性分の持ち主と人物設定されています。「世界一優秀」の方は、少々唐突な感じがしましたが、彼女のクールな言動は、切れ味の良い皮肉をきかせつつ、物事の真髄をスバリとついていて、なかな魅力的でした。
(”世界一優秀”も、裏読みすれば、彼女のクールさを引き立てるため、あえて、強引にキャラ設定されたのでは、という気もしますが)
 
ストーリの中盤から終盤にかけて、こちらがクレアの隠れ本性とばかり、クールさとは別の面も描かれます。
行方不明となった、幼なじみへの郷愁。依頼を受けた事件(失踪した地方検事補の捜索)が暗礁に乗り上げて苦境に追い込まれても、解決に挑む強い心。社会の底辺に追いやられた若者への思いやり。
主人公の存在感が、際立っていたと思います。

ストーリの展開は、文章が短く区切られ、スパッと歯切れよく、なかなかテンポが良かったと思います。

クレアの目前の現実、過去の回想、夢の中の話がつなぎ目がないままに急に切り替わりながら進み、途中、少し展開がわかりにくくなってしまうときもありましたが、幻惑的で、スリルを高めていたと思います。
探偵は壊れた街で (創元推理文庫)Amazon書評・レビュー:探偵は壊れた街で (創元推理文庫)より
4488162029

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