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名探偵の呪縛



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【この小説が収録されている参考書籍】
名探偵の呪縛 (講談社文庫)

名探偵の呪縛の評価: 3.59/5点 レビュー 41件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.59pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全41件 21~40 2/3ページ
No.21:
(3pt)

書き下ろし作品

「本格推理小説」の概念が無い世界―。そんな世界に送り込まれ、「本格推理」をしなければいけなくなる。

序章は面白かった。ただ、その勢いが後半は全く感じられない。
「名探偵の掟」の続編としては甚だ納得いかない作品。天下一を主人公に起用する必要性も、特に感じない。出版社に急かされて、やむを得ず書き下ろしたと思わせる作品。

作者自身が小説家の呪縛に陥ってしまったのではないだろうか。


名探偵の呪縛 (講談社文庫)Amazon書評・レビュー:名探偵の呪縛 (講談社文庫)より
4062633493
No.20:
(1pt)

名探偵の呪縛

なんだか良く分からない作品。何が言いたいのかさっぱり不明。読書に値せず。一般文学338作品目の感想。2011/02/22

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No.19:
(3pt)

東野圭吾と本格推理の世界

この作品は「名探偵の掟」の続編です。当然ですが前作を読んでない方は、まずそちらをおすすめします。そしてこれは前作にも言える事かもしれませんが・・・・作者の初期の本格推理小説をいくつか読んでいる・作者が本格推理小説と離れてからの作品をいくつか読んでいるこの2つを満たしている方(要するに東野圭吾ファン)でないと、たぶん読んでもつまらないと思います。特にこれから東野圭吾の作品を読もうと思っている方は、このシリーズではなく他の作品をおすすめします。
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No.18:
(3pt)

もはやエッセイに近い

図書館を訪れた「私」は、いつの間にか別世界に迷い込み、探偵天下一になっていた。
そこは、「本格推理」という概念の存在しない街だった。
前作「名探偵の掟」とはまったくスタンスが違う。長編だ。
しかし、テーマは同じ。本格推理小説とはなんのか。
「本格推理」という概念の存在しない街を通じて、本格推理小説とはなんなのかを再考する。
全体的にシュールというか、盛りあがりに欠けるというか、なんだかおとなしい。
いつものようなガツンとくる物語ではない。
しかし、作者の本音が生に載っている。
ラスト数十ページなんて、もはやエッセイに近い。
ここまで情熱を持って書いているのか。
ここだけでも読む価値はあると思います。
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No.17:
(2pt)

掟にはかなわない

掟で楽しめたのですが、こっちはイマイチ。
本格ものの「お約束」を逆手にとった内容でもなく、単に登場人物を出したかっただけみたいな作品。
ジャンル的にも分類しにくく、東野さんのほかの作品を読まずにいきなりこれを読むとちょっと戸惑うでしょう。
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No.16:
(4pt)

「本格推理小説」が好きだった人におすすめ

名探偵の掟を読んで、おもしろかったのでさらにこの本も読んだ。
ギャグ路線の「掟」とは根本的に違う本。
こちらは、「本格推理小説」を客観視しながらも、
「本格推理小説」としての謎解きを実施している。
主人公はリアリティを重視する推理小説作家であり、
「本格推理小説」への軽蔑と憧れが見えかくれする。
若い頃に抱いた一途で愚直な思いを見つめなおさせてくれる本。
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No.15:
(1pt)

文庫特別書下ろし作品

みなさんの評価が高いのに驚きです。
今作品はどうも好きではないです。
文庫特別書下ろし作品というところに、ウリたいキモチが見えてしまいました。
出版社が、「売れてるんですから続編を!」と書かせたような気がしてしまうんです。
作者は本当に書きたかったのかなぁと思ってしまいました。
『名探偵の掟』はあくまでも冗句。
そこにこんな世界を書いてみたくなった・・・なんて感慨を持たせる必要はなかったと思います。『名探偵の掟』がかすんでしまう。
私はそう思います。
かといって、みなさんの評価は高いので、私が楽しめなかっただけかもしれません。
楽しめなかったのが残念です。
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No.14:
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嫌いではない

前作『名探偵の掟』が面白かったので、期待して読みました。『掟』よりはスラスラと淀みなく読む事が出来ましたが、しかしなんとなく落ちは読めてしまってた…。恐らくそれは東野さんの筆力のせいではなく、私が漫画家の諸星大二郎のファンであるせいかと思います。つまり今回の作品は諸星大二郎の描く世界観と同種の匂いだったという事です。というわけで、けして嫌いな作品ではありません。テーマも明確で破綻がなく、すっきりとした物語だったなと思います。
一方で、この序盤ならばもっと壮大な展開と結末にする事も出来た筈!という個人的な思い込みが…。そうすると本来のテーマがどこかへ行ってしまうのでしょうが、「発見された150年前のミイラ」という設定は充分わくわく感をそそるので、今回のようなシュールな落ちではなく、そういう内容の現実的なミステリーを読みたかったなぁとちょっと惜しく感じました。
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No.13:
(4pt)

本格推理小説への愛

 本作の姉妹本「名探偵の掟」では作者は本格推理小説への苦言を並べていて、「東野圭吾はもう本格推理小説への愛情はないのかな?」と思わされた。
 しかし、本作はそれとほぼ180度違う、「本格推理小説への愛」がメッセージとして込められた作品となっている。
 それは、本格推理小説が存在しない街とその世界を作った人物の正体がわかる点で感じることができる。
 「本格推理小説」は確かに非現実的な話なのかもしれない。
 しかし、それに夢中になりページをめくっていた時のことは忘れてはいけない。
 それが、「名探偵の呪縛」を読み終わった後に強く感じたことだ。
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No.12:
(4pt)

結構よかった。

名探偵の掟は短編みたいなもので、面白いけどとても推理小説といいがたいものだったが
名探偵の呪縛は長編だからよみごたえがあってよかった。
どっちもあまり関連性がなく、主人公と警察のひとが一緒というだけだったのが意外だった。
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No.11:
(5pt)

予想を裏切られた良さ

「名探偵の掟」がドラマ化され、原作の方がおもしろいと聞き原作を読み、おもしろかったので続編である本作を読みましたが、意外にまじめな内容にがっかり。我慢して読んでると、途中からこの小説世界の謎に引き込まれ一気に最後まで。P269から先を読んで、自分の子供時代のことを思い出し、最後まで読んで、自分でも意外だったが泣けてしまった。作者の思いが伝わる一作。前作「名探偵の掟」を読んでからの方がいいでしょう。もしあなたが、前作が本格推理小説を笑いものにしたパロディーだったので不快に感じた本格ファンなら、本作は涙ものでしょう。本格ファンでない私でも泣けたんですから。
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No.10:
(4pt)

込められた、東野氏の「本格小説」への思い

『名探偵の掟』同様、「名探偵:天下一」と「大河原警部」が登場するお話です。
ただ、『名探偵の掟』では語り手は大河原警部でしたが、こちらでは名探偵:天下一が主役です。
文庫はこちらが先に出たようですが、作品自体は『名探偵の掟』→『名探偵の呪縛』の順番に出ています。
私も他の方同様、『名探偵の掟』を読んだ後、こちらを読むことをお勧めします。
なぜなら、『名探偵の掟』を読み、天下一のキャラクターをある程度頭の中で作り上げておいた方が理解が速くなる個所がいくつかありましたし、「壁紙家殺人事件」「斜面館殺人事件」という名前を聞いた時、『名探偵の掟』を読んでその内容と解決に至るプロセスを知っていないと、深く楽しめないというのがあるからです。
また、一応、天下一が数々の事件を解決する流れとなっていますが、ここで本当に東野氏が書きたかったのは、東野氏自身の「本格小説」に対する思いであると感じました。
この作品は、特に269ページ以降が読み応えがあります。
特に269〜270ページの天下一の思考は、そのまま東野氏自身の執筆に対する思いであるように思え、こちらにせまってくるものがありました。
東野氏自身、ただ「突拍子もないトリックで読者を驚かせる」だけでなく、推理小説界全体や自分の執筆に関して、深く思いをめぐらしているのだなと、それまで「単なる流行の作家」ととらえていた自分の考え方を、ちょっと反省したくなりました。
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No.9:
(4pt)

初心に帰るための一冊

東野作品初心者の私が『名探偵の掟』の次に読んだのがこの作品です。
『名探偵の掟』とは違いコメディー要素はありません。
この作品に笑いを求めてはいけないと思います。
また、本格的なミステリー要素も求めてはいけません。
『名探偵の呪縛』は、作者の「本格推理小説」に対する思いが強く込められた作品になっています。
作者自身の思いが述べられている最後のページでは、胸が熱くなりました。
この作品は「初心に帰るための一冊」といっても良いのではないでしょうか。
読者の方もいろいろと考えさせられる作品です。
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No.8:
(5pt)

名探偵の掟の次に読み、数年後に再読しましょう

この作品単体で当たり・ハズレを評価するのは間違いだと思います。
「名探偵の掟」で近年の本格推理への中傷と皮肉、そして本作品でその本格推理への熱い思いを書いているといってもいいのではないでしょうか?
要するに、ミステリーファンといいながら、深く考えずに読み進み「やっぱりこいつが犯人だったか」と、実は当たってもいないくせに言い当てたつもりで読んでる読者に対する失望と叱咤激励が含まれてる気がします。
この本を読む前に一通り東野圭吾作品に限らず色々な本格推理小説を読んでから読むと、東野圭吾の推理小説に対する熱さが伝わってくる作品だと思います。
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No.7:
(5pt)

WHO  DONE  IT  ?

〈天下一〉シリーズ2作目。
図書館を訪れた作家の「私」は、いつの間にか
別世界に迷い込み、探偵・天下一になっていた。
しかもそこは、「本格推理」という概念が
存在しない街だという…。
前作『名探偵の掟』は、その愛ゆえに、著者が
「本格推理」のお約束をネタにした
自虐的パロディ集でした。
(その実、「本格推理」初心者にとっては、
 最もわかりやすい入門書でもある、
 という側面も持っていましたが)
本作は、著者の「本格推理」に対する
「信仰告白」ともいえるのではないでしょうか。
やや感傷的ではあるものの、
その思い入れの深さに胸をつかれます。
また、作中で起こる個々の事件とは別の次元で、
本作自体が〈フーダニット〉(=犯人探し)的趣向
となっています。
察しのいい方は、あらすじを読むだけで
わかってしまうかもしれませんが、
誰が「犯人」で、「被害者」とは誰のことなのか、
推理しながら読み進めてみてください。
本書は、「本格推理」という要素を除いても、
〈喪失と再生〉の物語として読むことができ、
一種の教養小説にもなっています。
人は、決して同じ場所にとどまることはできず、
変化していかざるを得ない存在です。
しかし、失っていったものもまた、
紛れもなく〈今の自分〉の一部であるのです。
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No.6:
(4pt)

作者の思いが伝わってきますね。

 かの迷作「名探偵の掟」の続編。この本単体で楽しめないことは無いのですが、先に「名探偵の掟」を読んでいる方が楽しめるつくりではあります。 内容的には本格推理をテーマとして、いろいろなトリックを紹介していくようなつくりですが、作者のテーマはまた別のところにあり、終盤近くの数ページは著者である東野さんの本音と思われる思いが綴られています。 これを読むと東野さんは、やっぱり推理小説を愛しているんだなあという感じを受けますね。最後の一行に込められた思いは心に残りました。
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No.5:
(3pt)

異色の一冊

軽いコメディータッチの読み物。推理小説のお約束や、常套手段、ご都合主義などを、半ば暴露的に書き綴った作品で、素直に読んでおもしろい。一見自虐的にも思えるが、実はきちんとした分析のもと、系統立てて書かれており、なかなか興味深いものがある。
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No.4:
(3pt)

『名探偵の掟』を先に読むことをお勧めします

『名探偵の掟』の続編。形としては、本の中の名探偵にされてしまった主人公がそこで起きる事件を解決していく、というものだが、この本のテーマはそんな謎解きではない。前作が、「本格推理モノへの決別宣言」であるなら、今作は「本格推理モノへの想い」だと思う。いずれにせよ、前作を読んでこその今作だろう。ちなみに、前作と違って今作にはあまり笑いの要素はないのでご注意を。
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No.3:
(2pt)

イマイチ

「名探偵の掟」が最高だったので、期待しながら読んだが、ハズレ。東野圭吾の作品は、当たりハズレが大きいなあ。という、私は大ファンですが。
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No.2:
(4pt)

原点に戻る

東野圭吾の著作を今年から読み始めた。これで10作目。どの作品も面白いのだが(だから読みつづけているのだが)いっこうに推理が当たらない。いいかげん自分の頭のワルさに愛想が尽きた私は原点に戻るためにこの本を選んだ。私の東野圭吾一作目は『名探偵の掟』である。『名探偵』シリーズのいいところは『本格推理』のいろはが学べるところにある。もっとも作者のほうはそんなに心情は気楽ではない。『もうここは僕には合わない世界だ』と最後には決別宣言とでもいうべき言葉を吐くのである。もっとも私達はその後も東野は形こそ工夫はするが、『本格推理』から離れていないことを知っている。彼の迷いはいったいどの辺りにあるのか、この推理はたぶん当たっているとは思うが、ここでは当然ことながら答えを控えさせて貰う。
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