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有頂天家族 二代目の帰朝
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有頂天家族 二代目の帰朝の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.68pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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夢中で読んだ前作、その続編ということで否が応でも期待値が上がり、長らく積んだままでしたが積み本消化期間にようやく読了。面白かった。前作ほどのインパクトはなかったものの、赤玉先生の息子の帰還、兄狸の結婚、そして主人公の婚約など本作も見所は盛りだくさんでした。相変わらず毛玉たちが右往左往する様子が愛嬌たっぷり!いやあ、かわいいです。 構成がきっちりしていて物語がまとまっていた前作と比べ、本作は終盤まで個々のエピソードが散らかっている印象が強かった。一つ一つの話はそこそこ面白いんですが俯瞰すると全体がぼやけているのでこれどういう話にしたいんだろう?と終盤までいまいちノリきれずに読んでました。さすがに終盤では一気に伏線回収して盛り上げてくれましたがやはり前作と比べると少し落ちるかなという印象があります。 個人的にはあまり好きじゃなかった某キャラが本作でベコベコに凹まされる展開があるのでちょっと溜飲が下がりました。主人公の恋愛模様も複雑に…。このまま婚約→結婚となってほしいけどこの様子だと婚約撤回もありそう?この辺は今の段階だとなんとも言えないんですがとりあえず二股だけはやめてくれよーと祈っとく。 前作は単巻で見ても綺麗に終わっていましたが本作は明らかに続編を意識した作りになっているため放置された伏線が大量にあり、すっきりしない終わり方になっています。第三部が刊行されるのは決まっているようなので気長に待ちますがto be continued…とつきそうな締め方なのでそれを読むまで本作の正当な評価はできないな〜…という感じ。なので☆3.5くらいにしておきます。 | ||||
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『パピルス』に07-09年に渡って掲載されたものを改訂,書き下ろしを加えた一冊です. また,著者には珍しい続編となっており,前作は13年にテレビアニメ化もされています. 第一章からサブタイトルの『二代目』が登場,著者独特の言い回しを交えての物語は, 章ごとに多くの場面や人物(?),エピソードをふんだんに盛り込んで楽しいのですが, 反面,それぞれに今ひとつまとまりのなさが見え,特に前半の流れはモタつきを感じます. その二代目も,冒頭での登場以降はほぼ沈黙,最後にチラリと存在感を見せるものの, 先代との騒動や宿敵との因縁は残ったままで,このあたりは消化不良の思いが残ります. もろもろは次の第三部でとなるようですが,サブタイトルを飾るほどの印象はと言うと…. とはいえ,親兄弟,さらに本作では『運命の赤い毛』に翻弄される場面も多めでしたが, いくつもの大きな愛情が穏やかに,時に苦々しくも描かれるのはなんとも魅力的なところ. このほか,イヤなざわめきを与えながら,それをメチャクチャにひっくり返す終盤は, この作品らしい阿呆らしさと,いかにもクライマックスという様子がおもしろおかしく, 一転,ピリピリと震える対峙から,意味深で切なげラストは続きへの意識を引っ張ります. ただ,巻末に打たれた第三部の予告では,豪快に『執筆未定』とあるのがなんとも…. | ||||
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