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TOKAGE 特殊遊撃捜査隊
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TOKAGE 特殊遊撃捜査隊の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
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作者今野敏氏は2008年『果断』で山本周五郎賞と日本推理作家協会賞を受賞して、 いよいよビックネームの仲間入りかと期待して購入した、2008年の作品です。 彼の作品は膨らませようとすればいくらでも膨らませるような設定にもかかわらず、 あえて簡潔明瞭ストーリー重視で組み立てられています。そんな作風がよく2時間 ドラマの素材として取り上げられる所以なのでしょう。本作も捜査と新聞記者の 取材の二軸をじっくり書き込んでいればずっと厚みのあるできなっていたであろうに、 その点が残念でした。個人的にはもう少し1作に時間をかけて映画の原作になるよ うな大作を書いてくれないかと少しやきもきしています。彼ははどうしてこんな に多作なのでしょうか。もう少し腰を落ち着けてじっくりと書き下ろした作品が 見たいものです。 本作はトカゲといわれる、誘拐、立てこもり、テロなどを担当する「特殊捜査係」 のバイク部隊を中心にストーリーが展開して行きます。日本の警察にもこんな 隠密部隊があるんだぁ、と感心して読んでいましたが、私は作中の誘拐事件で 犯人と電話で交渉するネゴシエーション場面と、捜査指揮本部での管理官の緊張 感がよかったです。犯人については半分くらい読むと察しがついてしまいますが、 気軽に読むには適したボリュームと内容の作品だと思いました。 | ||||
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