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むかし僕が死んだ家
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むかし僕が死んだ家の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.06pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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ドラマのガリレオで興味を持ち、ガリレオの苦悩に続き二冊目の東野圭吾さんの著書。 文章はさすが、自分自身がその場に居るかのような臨場感を味あわせてくれる素晴らしいものでした。 が、 期待が大きすぎたのかもしれません。 イマイチと思ってしまった点が2点。 (※以下多少ネタバレ含みますので注意してください) ひとつは、タイトル。 どなたかも書かれていましたが、私も最初手にした時「僕が」という所に興味を惹かれました。 家を訪れてた僕=昔この家で死んだ僕 が繋がるアッと言わせる何かを描いてくれるものと期待していました。 最後の1ページまで期待していました。 ですが結局… 要するに、読者を引っ掛ける為だけのもので、特に深い意味は無かったようです。 正直な感想を言うならば、 「僕」じゃないやんけ!! ですね。 キャッチーである、内容が読者にばれない程度に内容が伝わる。 どちらも本のタイトルには必要な事ですが、 これは正直、読者を引っ掛ける事を意識しすぎてやり過ぎちゃった感が否めません。 昔の恋人が実は元男だった(僕が死んで私になった)とかなら分かるんですがね。 ギャグになっちゃいますね。主人公、目玉飛び出ちゃいそうです。 ふたつめは、伏線の回収の仕方。 東野作品は序盤中盤で伏線をちりばめて、 終盤でガガガっと理論的に伏線回収、真相解明。の流れが多いのかな?2冊目なのでまだ何とも言えませんが。 それは良いと思うのですが、 明らかに思わせぶりな描写(ピアノの所とか)が、あっさりと流されていたり、 終盤の真相解明の段階で伏線無しでいきなり出てくるものがあったり(削り取った所とか)、 大事な部分の描写が欠け、どうでも良い描写が多かったなと言う印象でした。 読み終わった後、物足りないというか腑に落ちないと言うか、 自然に、「あ、そういうことだったのね!」と思えないというか。 入れ替わった動機も不自然だし(いくら恩人とは言え、ちょめがちょめちょめされたら普通は怒る) 物語が進むにつれて主役2人の関係性が少しも変化しないのも不自然。 タイトルも内容も、トリックを使っていかに読者を騙すかに特化していて、 人間関係や心理状況の機微まで描かれていない事が違和感を感じた一番の要因だったように思います。 文章自体はとても素晴らしくて、 夜中トイレに行くのが怖くなる位だったので、本当に惜しい作品です。 純粋に、文章やトリックを楽しむだけの作品としては秀逸だと思います。 | ||||
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良き昭和の時代のにおいがする作品.ミステリーの展開も読み手を惹き付ける. | ||||
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想像が膨らむタイトル、シンプルな舞台設定、中盤まではぐいぐい話に吸い寄せられた とくに僕の日記を読んでいくシーンは惹きつけられる だが後半に差し掛かかってどう着地させるのだろうと思ってたが、無難な感じに終わった・・・ と思った矢先のエンターテイメントな展開 調和として美しくないがスタイリッシュな終え方だった。 叙述トリック的な部分があるので警戒が必要 | ||||
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とあるブログのおすすめミステリーで紹介されていたのがこの本を手に取ったきっかけです。 さすがに売れっ子作家さん、文章は読ませてくれます。 とても読みやすく、自分もこの屋敷に引き込まれていく感じで飽きさせません。 ただミステリー要素を期待し過ぎていたのか、正直肩すかし。 最後もさらっと消えるように終わってしましました。 ★以下、内容について触れています★ 主人公の家庭環境の下り、いるんでしょうか? ここに何か伏線があるのではと思っていたのですが。 彼女の記憶の点も、自分で記憶がないことを自覚していながら、 ずーっと記憶喪失でい続けるなんてちょっと無理やりなような。 心に引っ掛かり続けているにも関わらず、両親に問いただすこともしなかった事も。 本格ミステリーを期待して読むと★3つですね。 | ||||
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※ネタバレ含みます※ 東野作品を読むのは10数年ぶり。超売れっ子の大家になる前からのご無沙汰でした。 これも古い作品ですが。 作品自体はよく出来ているとは思います。が、 最終的にはタイトル通り「僕」に驚愕の展開が降ってくるのだとばかり思い込んでしまったので、 一向にそこに向かう伏線もなく、何だここでここで終わりか〜という寂しい読後感となってしまいました。 あくまで「彼女」の話であって、エピローグで「僕」に置き換えた言及もありますが、 これを「深い」とは言わないのではないか? 個人的な期待し過ぎを除けば★4つのレベルでしょう。 | ||||
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主たる登場人物が二人だけとという面白い設定になっている。謎の家を調べるうちに徐々にその真相が解明されていく。一般文学329作品目の感想。2011/02/01 | ||||
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1つの家に1組の男女という設定のみで話が進む。こんな狭く厳しい設定環境でも、信じられないほど話を膨らませる力は、さすが東野圭吾といった感じ。更に虐待などのテーマを追加してくるのだから、もう神秘の領域でしょうか。ただ、こういう評価判断はいけないのですが、東野圭吾としては、・最後の仕掛けがどっかで読んだような気がした。・愛の描写がそれほど無かった・・などの点で私の好みに合わず、★を3つとしました。特にトリックに関しては、他の作品でも少し形を変えて使われていると思います(『容疑者Xの献身』が近いか・・・)。この作品は東野圭吾しか書けない作品なのですが、東野圭吾だからこそ低評価としてしまう・・という何とも言い難い作品です。 | ||||
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1日で読了。ですが、始まって間もなく、展開が読めてしまった。途中で「いや、でも違うかも!?」と思わせられた時はオッと思ったけれども最終的に予想通りの結果に・・というのが残念でした。あくまで個人的にですが、もう少し刺激が欲しい感じです。タイトルは好きです。ドラマ化されている、超有名なものも読んでみようかと思います。 | ||||
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決して面白くないわけではなかったですが、今まで読んだ東野作品と比べるとスケールが小さいように感じました。 登場人物が二人だけであそこまで話を膨らませたというのはすごいし、残された日記や手紙だけで推理していくのは面白いし、評価しますが、ほかの作品と比べるとスケールが一回り小さかったように感じました。こういう手法の推理小説を否定するわけではありませんが、やはり推理小説だと、複数の容疑者の中から犯人を見つけるオーソドックスな形のほうがいいと思います。 東の作品を多く呼んでいる人は読むべきだと思いますが、そうでない人にはあまりお勧めしません。 | ||||
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久しぶりに読んだ東野圭吾の本。 彼は昨年直木賞を受賞し、売れに売れていますよね。白夜行しかり。 登場人物は二人。 でもさすが直木賞作家と言う感じでうまい。 一気に読める。 300ページくらいあるけど、実際1日半くらいで読めた。 スピード感もあるし、構成も良くできていると思う。 もう少しほかの作品も読んでみようかと言う気になった。 | ||||
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「あたしには幼い頃の思い出が全然ないの」 昔別れた恋人である沙也加に頼まれ、彼女の記憶を取り戻す鍵になるらしい場所に同行した私。 そこに建っていた家はごく普通に見えながら、違和感を与えてくるもので…… おもしろかったし読みやすかったです。 次は次は? とどきどきしながら一気に読むことができました。 この辺の記述が怪しいな、と思わされた部分はいくつかありましたが、それでも伏線の数とそれを回収する力はさすが。 たった二人の登場人物が家の中という本当に限られた部分で文庫本一冊分のサスペンスを繰り広げたんだな、と思うとぞくっとします。 推理の部分だけでなく、微妙な距離で揺れ動く沙也加と私の関係もよかった。 最後のあっさりとした終わり方は東野圭吾らしくてとても好みでした。 ただエピローグの私の独白は、なんだかちょっとありきたりで無理矢理な気もしました。 特に残るものはないけれど、気分転換やストレス解消にはぴったり。 読み終わってすっきりしました。 | ||||
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ネタもストーリーの運びも、よく出来ていると思う。 伏線も上手い具合にはってある。 少しありきたりだとは思うけど、読めば面白い。 だけど一人称小説にありがちなアンフェアさが目立つ。 本格好きなヒトにはあまりオススメできない。 この話を三人称で書き上げてくれればスゴイ! と思うのだけど。 | ||||
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内容自体は派手な話ではないが、その完成された ストーリ、背景、世界観はすばらしかった。 巧妙に細工が施され、丁寧に作りこまれた話という 感じであった。 タイトルから、どんな話だろうと思うが、読み終わると 納得できるタイトルだった。 秘密、白夜行とこの本を読んだが、東野圭吾さんの 本は内容もさることながら、読みやすい。 | ||||
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東野作品の動機の薄さの原点である。多分かなりの人に指摘されただろうが犯人が動機の基となるああいう行為をあのシチュエーションでするわけがない。動機はどうでも話が面白ければそれでいい。だが、どの作品の動機もどうにも納得行かないものばかりで何とかならないだろうかと思う。作者がストレスや苦労や恨みと言ったものをもったことがあまりなかったのか、そういう感情に淡い性質なのかは分からないが、作中人物にもどうもリアリティがない。トリックやプロットは面白い。作中人物はクール。だが、藤原伊織、宮部みゆき作品ほどの魅力がない。しかし私は東野ファンである。どうにかならないだろうか。 | ||||
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