■スポンサードリンク
ウインクで乾杯(香子の夢)
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
ウインクで乾杯(香子の夢)の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾氏の80年代後半に出版された初期作です。タイトルからして氏の作品らしくないB級感が漂うが、文庫化に際しては本編の章タイトルから取られたものに変更されている。当時は学園もの推理の新鋭作家だった氏が通俗的な2時間サスペンスものっぽい推理ものに挑戦した意欲作。あまり氏の作品としては知名度がないし、初期の本格推理の諸作群と比較すると出来はあまり良いとは言えないが、お気楽に楽しめるいかにも80年代な雰囲気がなんか堪らない。できれば文庫ではなくこの当時のいかにも80年代な装丁のノベルズ版で読んで欲しい作品だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
他のタイトルの本をさがしていて見つからず、「ウインク」?「ビートルズ」?でかってしまいました。 とてもスイスイ読めました、主人公の人物像がとても魅力的に書かれていて、内容はすごく重いのに、あっという間でした。 でも・・・お隣どうしってのは、ちょっと強引かなぁ? トリックの解明、そしてエンディングのところなどは、頭の中に映像がうかんできました。 東野さんの新旧、いろいろな本を読んでみたくなりました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
行事のお手伝い(イベントコンパニオン)の仕事をしている女性。 宴会でのお手伝いが主。 宝石店の外から,いつかは宝石を買えるようになりたいと物色している。 お手伝いする宴会は,その宝石店の主催。 宴会の後、お客さんと喫茶室で話をして,その後の約束をする。 同僚で仲の一番良い女性が,待っている間に亡くなっていることが分かる。 取り調べをしていた刑事が,突然、賃貸住宅の隣りに引っ越して来る。 亡くなった絵里の友人が、同じ仕事場にやってくる。 次々と分かる新事実。 宝石店と,行事のお手伝いの仕事と,不動産屋の3つの会社の関係が見えて来る。 主人公が不動産屋の役員の恋人と,男友達の刑事との付き合いをうまく使い分けているところが面白い。 事件は急展開する。 主人公と刑事が別々に調べていたことから, 不動産屋と行事お手伝いの会社の人間関係が見えて来る。 結末では,叔父と姪の間のつながりが見えて来る。 主人公と刑事が東京駅での見送りの際に、 今後の2人の関係が見えてきそう。 このまま2人を主人公として、 アガサクリスティのMとNや 赤川次郎のNとMのように, 数点の連作があると嬉しい。 初版は,「香子の夢」という標題になっている。 2時間映像にちょうどよい分量。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
行事のお手伝い(イベントコンパニオン)の仕事をしている女性。 宴会でのお手伝いが主。 宝石店の外から,いつかは宝石を買えるようになりたいと物色している。 お手伝いする宴会は,その宝石店の主催。 宴会の後、お客さんと喫茶室で話をして,その後の約束をする。 同僚で仲の一番良い女性が,待っている間に亡くなっていることが分かる。 取り調べをしていた刑事が,突然、賃貸住宅の隣りに引っ越して来る。 亡くなった絵里の友人が、同じ仕事場にやってくる。 次々と分かる新事実。 宝石店と,行事のお手伝いの仕事と,不動産屋の3つの会社の関係が見えて来る。 主人公が不動産屋の役員の恋人と,男友達の刑事との付き合いをうまく使い分けているところが面白い。 事件は急展開する。 主人公と刑事が別々に調べていたことから, 不動産屋と行事お手伝いの会社の人間関係が見えて来る。 結末では,叔父と姪の間のつながりが見えて来る。 主人公と刑事が東京駅での見送りの際に、 今後の2人の関係が見えてきそう。 このまま2人を主人公として、 アガサクリスティのMとNや 赤川次郎のNとMのように, 数点の連作があると嬉しい。 再版は,「ウィンクで乾杯」という標題になっている。 2時間映像にちょうどよい分量。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
密室殺人のトリックを解いたりはいいのですが、 過去の事件での、犯人を指し示す隠されたメッセージなどは、懲りすぎていて、やや不明です。 懲りすぎてて、犯人にみつけられない=伝えたい人も見つけられない、となってしまう、 物語上、見つける人物はでてくるけど、無理やりかなぁと。 でも、全体的に軽く読みやすいので、決してハズレではないです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何故こうも毒物殺人が多いのか。初期に東野殺人に共通したテクニックだが何冊か読むといやになる。一般人が謎ときにかかわるのは作風としては面白いが、警察能力を上回るとどうしようも止められない。一般文学316作品目の感想。2011/01/08 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
いきなりの展開で「短編小説か〜」っと思ってたんですが(読む前はあらすじを読まないタイプなので…)さすが東野さん、最後までしっかり楽しませてもらいました。主人公の女性ならではのしたたかさなど、人間の裏側もしっかり描写してあるので、気軽に楽しめる作品でもあり学ぶものもある作品でもあると思います。続きが気になり、あっという間に読み切りました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
作家によっては最近のものから読んでしまうと、前期の作品は面白くないということもあるのだが、東野圭吾はそれがない数少ない作家の一人だと思う。 しかし、「ウインクで乾杯」は数少ない「はずれ」といっていい作品だ。 トリックや、事件の動機などが悪かったわけではないのだが、それでも「放課後」、「魔球」「卒業」などと比べると見劣りする。 最近の作品で東野圭吾を好きになって、初期も読んでみようという人にはお勧めできない、そんな作品だった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
パーティ・コンパニオン小田香子の同僚である牧村絵里が、毒入りビールを飲んで死んでいた。続いて絵里の親友由加利が自室で扼殺された。香子はこれを他殺だと思い、警察の芝田とともに犯人探しを行なう。これには過去の高見雄太郎殺害事件とも関係があるようだ。 まあ結構香子と芝田の掛け合いが面白いなあという感じがして軽い感じで読めます。また、専務の高見俊介に気に入られるための香子の涙ぐましい努力もとても愉快だ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コンパニオン仲間の自殺を疑問に持つ主人公の香子が、刑事の芝田と密室の謎などの事件究明を行う。軽いタッチの推理小説です。 携帯電話が登場しなかったり、昭和63年の作品ならではの古さを感じます。 また、女性の心理描写など、当時の東野氏は下手だな〜と感じてしまいます。 推理小説としては、まずまずの作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
氏の作品を手当たり次第に集めていて読んだ作品. 期待が大きかっただけにトリック,プロットとも今ひとつで物足りない.2時間サスペンスドラマを見せられているようだった. | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
コミカルなタッチで描かれたミステリー。香子は刑事の芝田と絵理の死の謎を調べる。二人のやり取りが、読んでいて面白い。香子の、玉の輿に乗るための涙ぐましい努力もとても愉快だ。真相が明らかになるにつれて、さまざまな人間関係も浮かび上がってくる。だがこの事件の大元となった出来事にはちょっと疑問を感じる。ビートルズの歌の謎解きも「えっ!そうなの?」という程度だった。さらさらと読める読みやすい作品だったが、心に残るというほどではなかった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野圭吾が祥伝社に初めて書いた作品は、同社の傾向を意識したのかずいぶんと軽いタッチの作品となりました。コンパニオンを勤める主人公・香子が玉の輿を狙って仕事先のパーティで知り合った男性にアプローチしていたところ殺人事件に遭遇。事件の解決と彼のハートを射止めることを目指して活躍するというもの。赤川次郎あたりが書きそうな題材ですね。トリック的には密室殺人と暗号の2種類が使われているのですが、どちらも長編を牽引するには役不足なもので、むしろこの作品はキャラクター造形の魅力で持っているという感じです。自分は暗くないミステリも書けるんだぞということを主張したかったのでしょうか。こうした作風は後にユーモア路線で結実することになります。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
東野作品の中ではかなり軽めの作品。主人公のコンパニオン香子が現代的な女性観に満ちたキャラクターで、推理の本筋とは関係ないところでも楽しめる作品になっています。真犯人も、推理過程も東野作品にしては意外性が少なく、氏が「たまにはこういうオーソドックスな作品もいいかな」と思って書いた作品のような気がします。通勤電車の中で読むのもよし、お酒でも飲みながら読むのもよし、とにかく気軽に楽しめる、東野圭吾ワールドの入門編のような作品です。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!