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白の迷路



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【この小説が収録されている参考書籍】
白の迷路 (集英社文庫)

白の迷路の評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全3件 1~3 1/1ページ
No.3:
(3pt)

追悼

前作までと比べると、作風が違います。
このシリーズをどういう方向にしていくのだろうと思いながら読みました。

戸惑いました。
正義感が強く、鼻っ柱も強い警察官なところが好きだったのですが、
違うキャラになっていくようです。
好きなシリーズをひとつ失うのか、それとも好きでいつづけられるのか、
次回作へ持ち越しとなりそうと思いつつ読み進めましたが、
著者がお亡くなりなってしまったので、以後は刊行されないようです。

男性的な小説がお好きな方にはお勧めです。
事件自体は独立していますが、人間関係や前事件(前作)に触れてる個所もありますので
1作目から読むことをお勧めいたします。
 
最後に。
次回作も読みたかったので残念です。
ご冥福をお祈りいたします。
白の迷路 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白の迷路 (集英社文庫)より
4087606988
No.2:
(3pt)

カリ・ヴァーラ警部の変貌!!!

「極夜」「凍氷」に続くフィンランド警察の警部
カリ・ヴァーラ警部の物語。

いきなり、彼は警察の極秘部署で
超法規的な活動をしている。
人身売買や麻薬取引に対して、暴力的に対応。
いったい彼に何が??

そして、謎のフランス外人部隊にいたという男性が
現れる。

今までとは全く違った作風にとまどいつつ
読後、「作者あとがき」を読むと、多少は納得。
作者はフィンランドの国内にうずまく人種差別勢力の拡大に
たいへん危機感をもっていたのがわかりました。
なぜ過去形かというと・・・作者は2014年8月に亡くなってしまいました。
カリ・ヴァーラ警部が、この物語のあとどうなるのか?は
永遠に判らないままになってしまいました。
残念&合掌。
白の迷路 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白の迷路 (集英社文庫)より
4087606988
No.1:
(4pt)

カリ・ヴァーラ警部シリーズ第三作は驚愕の変貌

カリ・ヴァーラ警部シリーズの第三作。

これまでとは全く違う展開に戸惑いを覚えながら読み終えた。きっと、賛否両論ある事だろう。第二作までは北欧を舞台にしたハードな警察小説が、この第三作ではノワール小説に変わった。さらに冒頭から主人公のカリ・ヴァーラ警部が脳腫瘍の手術を受け、術後に一切の感情を失うという驚きの展開で物語は始まる。

復職後、カリ・ヴァーラ警部は、ミロ、スイートネスと超法規的に麻薬を取締まるのだが…

過激な暴力とあまり馴染みのないフィンランドの暗部が描かれ、本当にジェイムズ・トンプソンの作品かと疑いたくなるような展開が続く。しかし、終盤になるとジェイムズ・トンプソンらしさが垣間見える。

ジェイムズ・トンプソンは2014年8月に急逝したようで、次の第四作が最後の作品になるかも知れない。もしかしたら、第四作を読めば、この第三作の意味が理解出来るのかも知れない。
白の迷路 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:白の迷路 (集英社文庫)より
4087606988

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