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神楽坂謎ばなし



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【この小説が収録されている参考書籍】
神楽坂謎ばなし (文春文庫)

神楽坂謎ばなしの評価: 3.33/5点 レビュー 3件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

女性編集者が突然、落語の世界に

「神田紅梅亭寄物帳」シリーズで落語の世界を舞台にしたディープなミステリを見せてくれる著者ですが、今回は初心の読者にも読めるような
落語シリーズの開幕。
 祖母と暮らす女性編集者が、たまたま、まったく知らなかった落語家の本の編集をまかされ、そこから飯田橋の〈神楽坂倶楽部〉に足を踏み入れるという本筋と、名も知らなかった父親が実は、というすじが合体する第一巻(と思われます)。

 幼児期の記憶にあった呪文のようなものが、落語の一節だったり、落語家が本にふってきたルビが江戸前の言葉で、うっかり直してしまい、怒られたり、また老落語家が演じた大ネタの落ちが実は・・・とほろりとさせられたり、落語の世界にくわしい著者ならではの趣向が、あちこちにちりばめられています。
 落語を愛する著者ならではの、楽屋ふくめてのこってりした味わいが胸にしみます。
 
 後半でようやく落語の世界に入りこんだヒロインが、ユニークな立場(詳しくは明かせませんが)で、今後どんなふうに落語の奥深い世界にかかわっていくのか、次巻が待たれます。
神楽坂謎ばなし (文春文庫)Amazon書評・レビュー:神楽坂謎ばなし (文春文庫)より
4167902761

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